さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】週刊古代文明37

2008-06-17 23:40:04 | 読書録
最近、書きたいことは沢山あるのに、ここ数週間体調が悪かったせいでなかなか書けなくて。古代文明もちゃんと読んでますよ~。1週間に2冊読書録を書くようにしているのだが、今週は読むには読んだが、書くのをサボってしまった。

37巻目でコメントするとすれば以下。

1.おぉ・・・ディオゲネス最高!
2.ヨーグルトって古いようで新しい!?
3.張騫って、まぁ何と気の長い・・・

1.ディオゲネスは、古代ギリシャのビンボーな変人哲学者。当意即妙の話術が得意で、本号にもいくつか紹介されているのだが、どれも笑える。私のお気に入りは、「ある男が自分の家の戸口に『悪人はこの戸を通るべからず』と書いたのを見て、ほかに出入り口がないことを確認してから『家から出られないとは気の毒だな』と言い放ったという話だ。アレクサンドロス大王でも歯が立たなかったという。彼はプラトンとは仲が良く、よく舌戦を演じたらしが、さすがはプラトン・・ディオゲネスと対等に渡り合った。対等というより、少し上かもしれない。そんなことで、私のなかでのプラトン株は大いに上がった。

2.乳酸菌って、特定の菌ではなく、炭水化物や糖を乳酸に変える性質を持ち、かつ腐敗物質を発生させない細菌の総称なんだとか。ほえぇ~。それだけに発酵乳も色んな種類があり、全世界で400種類もあるんだとか。ほぇぇ~全部食いてぇ~! モンゴルの馬乳酒もそんな中の一つだ。これも飲みたいなぁ。十数年前に、当時の上司も飲みたがっていたが、誓ってもいいが、まだ飲んでないだろう。

ヨーグルトについては、紀元前5世紀に書かれたヘロドトスの「歴史」の中に、バルカン半島東部のトラキア人が作って、ギリシャにもたらしたとの記述があるという。だが現在世界中で食べられているヨーグルトのもとになったのは、20世紀初頭にブルガリアを旅したロシアの微生物学者メチニコフが、ヨーグルトがブルガリア人の長寿の秘密だという説を発表したことが切っ掛けだという。

私もここ数年、腸が弱ってきているので、ヨーグルトを薦められていて、先輩や友人からも自家製ヨーグルト製造機を紹介してもらったりしたのだが、ここのところの乱れた生活の中ではなかなか自分で作るところまでは手が回らず、「華舞の食べる1兆個の乳酸菌」という粉末を、時々口にしている。

3.漢の武帝の時代に、西域を旅した張騫が、途中匈奴につかまって、逃げ出したが大月氏との同盟はうまくいかなかった・・・ということまでは知っていたが、その匈奴につかまっていた年月が十数年にもわたるものだったとは! 単于のもとにとどめおかれ、妻を与えれ、子まで作ったというのだからすごいなぁ。それでも当初の使命を忘れず、十数年後に逃げ出すとは、不屈の精神の持ち主だなぁ。だが、ある意味、気が長いというか、現代ならそこまで年月が経つと、頼んだ方も忘れてるよ。

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