今年の初めて描いた絵。
先日見た水車小屋を描いてみたが、意外に難しかった。
今年の初めて描いた絵。
先日見た水車小屋を描いてみたが、意外に難しかった。
大きな水彩画を描いている傍で、例えば空など広い面積を塗った時に、乾くのを待つ間に、小さいはがき絵でちょっと実験をする・・ということを最近やっている。
これは、黄色やオレンジ、茶系のクレヨンで落ち葉の位置をプロットした上からグレーの水彩を塗り、乾いたところで、はじき絵風にクレヨンが浮き出たところに、水彩絵の具を濃いめに乗せていく・・ということをやってみた。
師匠の方の長い雑談を聞きながら適当に筆を動かしてみたら、なかなか味のあるものが出来上がった。
コンクリートの段差に落ち葉が吹き溜まっている・・結構綺麗だなと思ったシーンが再現できてよかった。
師匠からみると、もっと引っ掻いてみるとか、もう一工夫あったようが良い・・とダメ出しを食らったのではあるが・・・。
先日、やっとこさ時間を見つけて撮りに行った近所の公園の紅葉。
絶対絵に描いてみたい写真が撮れたので、それを見ながら絵を起こしてみた。
上の方の描き出しは上手く行っていたのだが、下の方の道や近いところを描き出すとなんとなく上手くハマらなくなってきた。
先生に指摘されたのは道の影の部分。
どうも頭の中で、影は黒いものという思い込みがあり、黒で影を、白で光を表現しようとしていたのだが、なんだか明暗差がつかなくて困っていたのだが、先生はその影を紫色で修正、光は一度描いた部分を水で溶かして、ペーパータオルで拭って表現。これだけですごいよくなった。
また遠くの葉を落とした木の枝の周りをぼんやりウルトラマリンで表現したのは褒められたが、先生はさらに紫色を差し色。またもみじも、オレンジ系ばかりではなく、オペラというビビッドなピンク色をところどころ差し色。それですごく生き生きしてきた。
あとで義妹から送られてきた紅葉の写真をみたら、確かにビビッドなピンクがちょろっと含まれている。それがあるとないとで違うんだな。
私たちは目で物を見る時、何は何色であるという先入観を持ってものを見てしまうため、それを絵に表すと先入観が表現を邪魔するんだそうだ。
パッと見て、パッと目を瞑ってごらん。残像には本当の色が残るから・・・と師匠は言うのだが、やってみると視界は真っ暗でよくわからない。
先ほどのシュノンソー城の上の空の絵の具が乾くのを待つ時間を利用して、ハガキ絵作成。
ベトナムで見た、色とりどりのカカオの実。
これをクレヨンと水彩のはじき絵の効果を狙って描けないか、実験してみた。
カカオの実は本当にいろんな色をしている。その輪郭をいろんな色のクレヨンで描き、その上から水彩で色付けしてみた。
ちょっと前衛的な絵になったと思う。
師匠は、展覧会に出す時、たとえば「ネコ」っていう題名をつけたりすると、みんな一生懸命に見てくれるよ・・とおっしゃるのだが・・・。
今朝は、朝賃貸マンションの防火設備の点検があり、それを朝一にしてもらって、絵画教室へ急いだ。
誰もいない教室の鍵をあけて入り、9時半ぐらいから、下書きを始め、10時からのレッスンで先生が来られた時にはほぼほ下書きは出来上がり、色をつけ始めた。
これが結構苦労した。水彩は塗った直後と乾いてからは色が違う。かなり薄くなってしまうので、濃く描いたつもりでも薄くなってしまう。12時頃に描き上がり、先生の直しが入る。
直されたのは以下の場所。
・お城の左側の影をもっと濃くする。
・写真で見ると真っ白なお城だが、絵に描く時は白壁のままにせず、陽光を受けて多少黄色っぽくする。陰を濃く描くことで明るさを際立たせる。
・庭の円筒形の庭木がシンプルすぎる。シンプルなものにより人の目が集まってしまうので、本来描きたかったものが目立たなくなってしまう。そういう時は、嘘でもいいから、仲間を作(本来低木のない所にも低木を描いて、1つ1つが目立たないようにする)ったり、縁をぼかしたりする。
・手前側の芝生は、もっと明るい黄緑色なのだが、変化をつけるために、やや濃い色で影をつける。
こんな直しで、見違えるほど奥行きが出て、いい絵になった。
白壁を白のままにしない・・とか、主役でないのに目立つものは仲間を作るとか、大事なことを教わった。
周荘の思い出をまたひとつF4サイズ紙に描いてみた。
水彩画で、濃くしていくのって意外に難しい。先生にこの橋もっと暗くした方が、奥行きが出ていいよと言われたんだけど、元々の写真のイメージに囚われて、なかなか思い切りができない。セピアとか黒とかそれなりに入れてるんだけどね。
ちょっと赤みをおびた橋にしていたんだけど、先生がその上から青を塗ったら一気に暗さと深みが出てきた。暗くしたいから黒やセピアを塗るっていうのは、芸がないんだね。
・・・・・
あとは、実験的に、はがき絵でみなとみらいの夜景を描いてみた。
クレヨンで白や明るい部分を描き、上から黒い絵の具を塗ったもの。いい感じにクレヨンの部分が水を弾いてくれた。ここでも暗さが足りないと言われて、一生懸命塗ったんだけどね、もっと青みとか赤みとかを入れてもよかったかな。
色々難しい。
今年の梅雨の中休みに急いで回った横浜の洋館だが、写真を撮っておきながら、とても自分の手に負えないと思って描けていなかった外交官の家をようやく描いてみた。
向かって左側の、建物の後ろ側にある木を普通に描いていたところ、先生に、そこはビリジャンを薄く使って、ぼかして描いた方がいいとアドバイスを受けた。確かにそれはとても正解で、建物の奥行きが感じられるようなった。また写真では手前の木の枝がもっと左側に伸びているのだが、外交官の家の一番の見せ所である尖った屋根に接してしまうので、そこの木の枝は敢えて描かない方が良いと言われて消した。
あるのに敢えて描かないって難しいな。また私はビリジャン(鮮やかな緑)があまりに鉱物的なので、草木を描くのにはなるべく使わないようにしていたのだが、今回使い方がわかって良かった。
昔、弟夫婦がドバイに行った時の写真が印象に残っていたので、もう一度写真を見たいと言って画像を送ってもらい、描いたのがこの絵。
砂漠の中を車で走るのだが、すごいアップダウンがあり、ジェットコースターが好きな人にとってはたまらないコースになっているようだ。
空の色は一様に水色ではなく、よくみると赤紫色っぽかったり、白っぽかったりする箇所もあり、変化をつけるために色々色を入れてみたら、師匠に褒めていただけた。
師匠に直されたのは、タイヤのあとは、一部ぼかした方がいいんじゃない?というところくらい。
個人的にはまだまだ未熟な絵で、もっとよく描けると思っていたのに・・というような出来になったが、憧れの景色が描けて良かった。
今日の絵画教室では、何年か前に撮った、市川の秋のじゅんさい池緑地の写真をもとにF4サイズに描いてみた。
ただ、師匠は写真の通りに描くな・・・というか写真を超える構図を指導してくださる方なので、バランス上消したほうが良いとか、水に映る景色は赤みがかっているのだとか、一度映り込みを縦の筆で入れてみて、雑巾で横に拭って水面感を出すとか、いろんな技法を教えてもらった。なので、写真とは違う、絵的な出来上がりになった。(ということで、実際のじゅんさい池緑地とは違うところがある)
右下の部分を塗らずに白いままにしていたことは褒められ、もう少し範囲を広げてぼかしましょうと、水と雑巾で周囲をぼかした。また写真の通り道にはあまり影が写ってないのだが、そこは堂々と影を描いた。
通り道の線をはっきり描いていたら、全部はっきり描いちゃいけないと、途中を水と手拭いでぼかされた。変化をつけよう変化をつけよう・・と心がけながら絵の具を載せていると、意に反して揃ってきてしまうところだある。そういうところは高さを変えたり、消したり、色々やって。。。
見えてるのに、消したり違うもの描いたりするのは難しいね。
・・・・・
色々教わりながら、最終的には素敵な秋の絵が出来上がった。
先週買った新しいスケッチブックに、里山ガーデンをワンシーンを描いてみました。
で、師匠に直されたのは、
・背景・・・・もっとぼかす
・変化をつけるために、橋の手前側の竹藪・・背の低いものも作る
・右下に背の高い草を生やす
・中央の芝生の通り道は、両端の草の影をつける
・橋・・ところどころぼかす
といったところ。
実際の写真とは少し違うけれど、前よりずっと奥行きのある絵になった。
私が「竹をこういうふうに表現するという発想はなかったです」と言ったら、師匠は「あらら・・竹だったのか」・・という勘違いはあったものの、この絵だけをみる人は、具体的にどういう植物が植わっているかということよりも、絵としてどうかというようなことの方を気にするだろうから、多少違っても構図が良くなった方が良いに決まっている。
それにしても、変化をつけようと思って一生懸命筆を入れているのに、その結果なんとなく揃ってきてしまうという魔物に苦しめられたなぁ。揃わないようにしようと思っても揃ってしまうオペラ合唱の舞台と同じだね。
昔、長崎バイオパークで撮ったオウムの写真をもとに描き起こしてみたよ。
▼まずは、ハガキサイズの紙に、耐水性アクリル黒インキで輪郭線を描き、多めの水で解いた水彩絵の具でさらっと塗ったもの。こっちはあっという間に塗れてしまう。
▼で、こちらは無印のF4サイズ(A4とB4の中間の大きさ)のスケッチブックに描いたもの。
とにかく水を吸わないし、色づきもよくないので、最初全体に薄い色をつけた後は、なるべく水を使わずに濃い目の色をどしどし重ねてやっと描き上げた。出来上がってみると、なかなかいい感じにできたので、サインを入れて、100均一で買った300円の額に入れて飾ってみたよ。
う〜ん、300円の額っていうのは本当にペラペラでチープですね。でも私の絵もチープだから仕方ない。もっと上手になってから、もっと良い額を買いましょう。
でも、一応額に入って部屋に飾ると、ちょっと嬉しい。これからは、気に入った作品はとっかえひっかえ、額に入れてしばらく飾ってからしまうことにしましょうか。
絵画教室で、ちゃんと水彩に適したスケッチブックを買ったので、来週からはこれに描きましょう。
去年の春に行った、三峯神社を描いてみた。
神社がカラフルで素敵なのと、杉の大木が神々しいのと、神社の前の火消し桶みたいなのが時代劇みたいな趣があるのが面白くて。
▼まずはハガキ絵として、黒い輪郭線を入れて描いたもの。
こっちはチチャっとあっという間に色付けできてしまう。
▼こっちは無印のF4サイズ(A4とB4の中間)のスケッチブックに描いたもの。
こっちは、紙が水を吸ってくれないのと発色がよくないのに閉口。
尚、ハガキ絵をそのまま拡大した構図で書いているつもりなのに、なんとなくサイズ感が違ってしまって、ハガキ絵に描かれていないもの(人、火消し桶もう1セット、杉もう1本など)。
ただ、これが輪郭線を入れない普通の水彩ならではなのかもしれないけど、なんかバランス悪くてなんか足りないなぁと思ったら、上からじゃんじゃん追加で描いてしまえる(実は右側の火消し桶はそうやって描いたもの)楽しみがあるな。人は猛烈にいい加減に描いた割には人らしく描けてよかったな。
大きい絵はなかなか1日では書き終わらず、今週は毎日絵筆を持って、ちょこちょこと直してた感じ。やっと出来上がった。ハガキサイズの絵ばかり描いてると、大きな絵を描くのは大変ね。
ハガキサイズの絵をだんだん卒業して、もっと大きな絵を描けるようになりたい私、先日100均で買ったスケッチブックがよくなかったので、無印良品で売ってたF4サイズのスケッチブック(500円台)を買い直した。
水彩色鉛筆で下書きを描いて、教室に持っていっていざ色つけしようとすると、100均のと同じく、紙が絵の具を吸い込んでくれず、発色が悪い。え、ちゃんとした画用紙に見えたけど。
先生がおっしゃるには、ラフスケッチ用のスケッチブックだから水彩には向かないんだと。ああ、ちゃんとしたのを買おうとすると、それなりにコストはかかるわけね。
(もう一人の先生は、ゼラチンをお湯に溶かして、刷毛で画用紙の上に塗り、乾かすと水彩の発色が良くなる・・とおっしゃるのだが、それを一枚一枚やるのは大変。紙も曲がってくるだろうし・・・)
まあ、すでに描いてある下書き3枚分はこのスケッチブックを使うことにするか。
で、色がうまくつかない中、一生懸命絵の具を叩き込んで描いてみたが、まるで子供の絵みたいになっちゃったな。
一番描きたかったのは、アメリカのトラックなんだけど。
これは43年前にアメリカで干し草運びを手伝った時に撮ってもらった写真をもとに描き起こしたもの。こんなトラック、身近にないので懐かしくなって描いてみたのだ。案の定、車好きの先生は、私の絵ではなく写真の方を凝視してたけど。
ということで、まだまだ修行が足らないので、引き続き頑張ります。
追記10/19
ちょっと手直して師匠に見せたところ、干し草の手前にある板は縦目に描いた方が、干し草と見分けがついて良いんじゃないかな・・と言われた。ま、色々あるだろうけど、頑張ろう。
夏の終わりから秋にかけて、エノコログサって本当に美しいと思うんだよね。
朝のエノコログサ、月夜のエノコログサ・・それぞれに美しいけど、何が好きって、まるで光って見えるところだよね。そして細かい毛の付け根に花の本体があり、それが筋状に透けて見えるところ・・そこをたまらないと思うんだよね。
いつからかな? エノコログサがアワの原種だと知った頃からかな。幼い頃、抜いては遊んでは捨ててきたエノコログサ・・アワの原種だと知ってからは偉大なものに見えてきた。
子供の頃、アワにはすごく憧れていたからね。小学校低学年の国語の時間に、古事記のスクナヒコの物語が出てきて、村人にアワの栽培方法を教えているシーンがあった。ねーねー、アワってどんなもの?どんな味がするの?としつこく大人に聞いて、そんなのは鳥のエサだよと一言のもとにはねつけられた。
でも大人になってからは雑穀ブーム。日々のご飯に混ぜる雑穀のなかにちゃんとアワは入ってる。憧れのものが食べれる時代になったことを喜び、さらにそれがエノコログサの変異種から始まっていることを知り、私の中でのエノコログサの地位は爆上がり・・・。
ということで、絵画教室でエノコログサを描いてみるも、なんとなく上手くいかない。なんでそんなに私がエノコログサにこだわるのかよくわかっていない風の先生から「水性ニスを使ってごらん」というアドバイスをいただく。
水性ニスなんて買ったこともなかったけど、近所の百均に売ってた。これに丸筆をしっかり浸し、葉書の上のエノコログサの穂を描きたい部分に何ヶ所か塗っておく。ニスがしっかり乾いてから、フィーリングでバックを水彩で塗ってみる。するとニスを塗った部分の水が弾かれるから、色が塗られずに白く浮かび上がる。
これもしっかり乾いてから、水彩の黄緑色を水で薄めずに、中心の花の部分を棒状に絵の具を乗せていく。それが乾かないうちに、水彩の黄緑少しとアクリルの白と金色を適宜混ぜたものを使って、水をつかわずに、花の毛の部分を描いていく。後は茎や葉の部分を黄緑と茶を適宜混ぜながら水彩で描き足して見たのだ。
絵の具がしっかり乾いてみると、私の好きな光り輝くエノコログサが出来上がっていた。
ようやく、描きたかったものが描けたんじゃないのかね・・と先生。
今日の絵画教室。
ずっとハガキサイズの画用紙に描いていたけれど、そろそろ大きい絵が描けるように、同じ図柄をハガキサイズとスケッチブックの両方に描いて練習することに。ただそのスケッチブック・・100均で買ったから、紙がペラペラで絵の具の色が乗らず、かつなかなか水を吸わず、乾かなくて閉口。スケッチブックは買い直そう。
こちらは何やら一生懸命書いてる人。本人がもし見たらもっと髪あるぞって怒るかも。
これは、カツオの藁焼き。松原商店街のお気に入りのお店で、焼いているところを撮影させてもらったものを元に描いてみた。でも火って難しいね。こちらについては、スケッチブックに描いたもの(下)の方が、炎の勢いがあって良いかも。
ということで、他の生徒さんがあまり描かない題材を毎度描いている私なのであった。