風塵社的業務日誌

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アナルコ保守主義(11)

2019年09月19日 | 出版
戒律についてもう少し考えてみたい。ここでいう戒律とは、キリスト教なり唐招提寺的なものに限らない。確かに宗教的な要素が濃い用語なのだろうけれど、どっかの村落共同体に代々伝わる掟のようなものと、とりあえずしておこう。マックス・ウェーバーの『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(岩波文庫、大塚久雄訳)を、あえてここで超バッサリと要約しておけば、プロテスタントは戒律を放棄したがゆえにかえって不安に . . . 本文を読む