市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

青少年指導

2011-07-12 | 子ども
今回の議会では、私は三つの課題を取り上げる予定です。

ひとつは、「崩壊の危機に瀕している二次救急問題について」。
それから、「残土問題について」。
もう一つは、「子どもや若者への支援について」です。

その、「子どもや若者への支援について」の参考にと、
先日は青少年指導センターの運営協議会を傍聴してきました。



青少年指導センターは、市内の主に小中学校に通う子どもの抱える問題
(例えば、非行やいじめ、不登校など)の対処にあたる機関として、中心的役割を果たしています。
学校や教育関係諸機関、警察と常に連携をとりながら、
街頭パトロールや相談業務、非行防止のための啓発活動などを積極的に行っています。

協議会によると、昨年度は、子供本人や親、学校などからの相談は約670件だったそうです。
内容は暴力に関するものが飛びぬけて多く、
特徴として家庭内の暴力や虐待、それと女子のプチ家出が増加しているとのことでした。
なかでも、運営委員の方々が一番頭を抱えていたのが、
「相談に来れる親はいいのだが、子どもに無関心で出てこない親に対して、どうしたらいいのか」ということ。
最近は雇用事情の悪化で社会全体が疲弊しきっているので、親を一概には責められないのかもしれませんが・・・
家庭の中に埋もれている問題を掘り起こして支援するのは、本当に難しいことです。

青少年の非行は、近年どんどん低年齢化・広域化・複雑化しているようです。
携帯電話で簡単に連絡しあえるのも要因のひとつでしょう。

市原市は、県内でも少年犯罪の発生比率がとても高いそうです。
運営委員のお一人の
「少年は生もの。腐りかけたら早いうちに手を打つことが大事」
という言葉を聞いて、なんだかやりきれない思いがしました。


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