ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

検証「俺たちのフクアリ」

2016年11月08日 | コンサドーレ

13日のJ3&JFL含む「狂乱のフットボール・デー」の注目点をまとめた。

  1. J2の自動昇格争い(札幌松本清水による2席の椅子取りゲーム)
  2. J2の4位C大阪と5位京都のPOホーム開催権争い
  3. J2の6位岡山のPO進出の行方は
  4. J2「ボトム4」岐阜讃岐北九州金沢による残留争い
  5. J3の優勝争い(栃木大分か)
  6. JFLの後期優勝争い(ホンダ仙台ロック
  7. JFL沼津のJ3参入(=年間4位以上)の行方は

なお、1の椅子取りゲームは、残念賞に「POホーム開催権」が準備されている。

むろん全くもって要らん

同時刻キックオフではなく、13時、14時、15時の時間差開催という点にも要注意。

さて、その13時開始の千葉戦に臨み、ワタシもよく使っているフレーズが

「俺たちのフクアリ」

フクアリは2005年10月に供用開始。札幌は翌06年から公式戦に出ている。

今年はちょうど10年。この節目に当たり、過去の戦績を振り返ってみた(カッコ内は得点者)。

  • 06年11月:天皇杯・千葉戦1対0(相川)
  • 06年12月:天皇杯・新潟戦2(8PK7)2(札・砂川×2、新・エジミウソン、矢野)
  • 08年04月:ナビスコ杯予選・千葉戦0対0
  • 08年07月:J1リーグ戦・千葉戦3対0(元気、ダヴィ×2)
  • 10年07月:J2リーグ戦・千葉戦3対0(古田×2、岡本)
  • 11年07月:J2リーグ戦・千葉戦0対2(村井、竹内)
  • 13年03月:J2リーグ開幕戦・千葉戦1対0(内村)
  • 14年05月:J2リーグ戦・千葉戦0対2(井出、ケンペス)
  • 15年06月:J2リーグ戦・千葉戦1対1(札・福森、千・ペチュニク)

通算9戦5勝2分け2敗。千葉戦に限ると、8戦4勝2分け2敗&9得点5失点。

数字のみ見ると、抜群に相性が良いとは言えない。正直、攻め込まれた試合ばかり。

しかし、このスタジアムには「良いモノを見せてくれた」という印象がとにかく強い。

J2から全国4強に駆け上がった06年天皇杯の2戦。

久々のJ1で開幕からの連続失点を15戦で止めて勝った08年。

痛い目に遭い続けてきた終了間際に、逆に2点を叩き込んだ10年。

同じく終了間際に「砂川→内村」のホットラインが開幕決勝ゴールを挙げた13年。

個人的に思い出深いのは、都内に移り住み、初めてアウエー席に陣取った10年の一戦か。

試合後には「ダメだ!どうしてもフクアリで勝ってしまう!」とうれしい嘆きを繰り返した。

思うに、12日に全国からフクアリに集結する札幌サポが支えにしているのは、

「相性」「数字」ではなく、これらの「ドラマの記憶」ではないか。

今季の上位の大混戦に、フクアリという舞台は「極上のドラマ」を用意しているに違いない。

そんな熱い予感が、遠く北海道からもサポを呼び寄せている、と考えている。


  • 野球U23W杯

決勝は日本10対3豪州 逆転勝ちで初代王者に。

そして、四番を務めて4本塁打のソフトバンク真砂がMVP&ベストナイン。

12年ドラフト4位。入団時に「三冠王」を宣言し、

「右の柳田=ミギータ」というニックネームも付いた大器がいよいよ目覚めるか。

同じ日に日本ハム陽がFA宣言したことを皮肉に感じる。

このオフはFA補強に消極的、と地元で報じられたソフトバンク。

福岡第一卒の陽だが、外野手に手を出す理由がますます無くなったような。