ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

すべて意味があった

2016年11月21日 | コンサドーレ

3位と勝ち点差わずか1。得失点差もわずか2差。

積み上げた勝ち点とゴールのひとつひとつの重みをかみしめた今季の優勝だった。

ドローでも 両クラブには ウィン・ウィン 勝ち点3の 花より談合

「松山光プロジェクト」を進めている札幌だが、この最終節では

「わざと引き分けにしてやったんだ」という日向小次郎の思考を採用した。

よって、引き分け狙いの球回しにクレームをつけている人々には

「おまえらのあそびのサッカーとはちがうんだ!!」と叫んでよし。

よくよく考えてほしい。

他のクラブを圧するほどのヒト・モノ・カネを持たず、

開幕戦でダメダメなウノゼロ負けを喫した札幌が、

最終節で球回しに走ればJ2を制する位置にまで昇り詰めた。

これだけでも十分に賞賛に値する。そして、この賞賛を与えるのは、

今季42戦の札幌の戦いを見守り、支え続けたサポのむしろ「良識」と考える。

・・・まあ、清水松本岐阜も勝利目前。北九州が3点ビハインド。

さらに、かつての札幌U18&U15の監督という間柄の指揮官2人。

あの局面のありとあらゆる状況が、あの球回しを導いた感がある。

あの局面でもひたすらに勝利を目指す姿勢は、アスリートとしては美しいが、

プロ選手としては「馬鹿の極み」だろう。それでも納得できぬ子羊は主に問うがよい。

主よ。札幌は引き分け狙いの球回しの罪を犯しました。石打ちに処すべきでは

主はきっとこのように答えるだろう。

あなた方の中で、もしあの時間帯に失点を食らっても

札幌を罵倒する罪を犯さぬ者が、最初に石を投げるがよい

ヨハネの福音書第8章の有名な一節(改変あり)に従い、罪深いワタシはいち抜ける。

それにしても、J2・J3入れ替え戦の顔合わせが金沢栃木とは。

中美慶哉の濃密なシーズンはまだ終わらないんだねえ。


  • J2

徳島1対2清水 古巣のポカスタで2位終了。「昇格請負人」小林監督が清水もサルベージ

松本3対2横浜FC 後半戦わずか2敗でも3位終了。松本、試練の昇格POへ

山形0対3北九州 古巣のNDスタで最下位終了。ダニ兄率いる北九州がJ3降格

  • J3

鳥取2対4大分 きのうはダニ兄弟の厄日か。鳥取が大分のJ2昇格をお見送り

盛岡2対2栃木 10連勝の快挙も今は昔。栃木、試練のJ2・J3入れ替え戦へ

長野1対0鹿児島 J2ライセンス持ちの意地。長野が3位終了

  • JRA

ミッキーアイルがGⅠ2勝目を挙げて秋のマイル王に。

ただ、最後の直線の斜行には、札幌の球回しよりもクレームをつけたい