ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

RIZINを非難する

2016年11月29日 | プロレス・格闘技

きのう28日はいろいろ残念な知らせがとび込んできた。

札幌が4選手と契約満了。永源遥の訃報(ハル薗田と同じ祥月命日とは)。

特にがっかりしたのは、坂田亘のRIZIN出場

26日に決まった「ギャビ・ガルシア対神取忍」と合わせて、RIZINには失望した。

夫唱婦随、もとい「婦唱夫随」の出場直訴で、小池栄子は女を上げたかもしれないが、

坂田は大いに男を下げた。出場会見にも夫婦で臨んでは、相手の桜井「マッハ」速人が

激怒したのも当然だろう。残念ながら、小池栄子抜きでは全く世間に届かないカードという現実もあるが

「タレントプロレスじゃないんだ」と桜井は苦言を述べたそうだが、

おそらく夫婦でリングに上がった、かつての「ハッスル」が念頭にあったに違いない。

当日の試合では、これ(視聴注意)を上回る惨劇になっても不思議ではない。

ただ、桜井も40歳を過ぎて、格闘家としては下り坂にあり、試合数も激減している。

かろうじて「ロートル同士の試合」として成立する可能性は残っている。

しかし、「ギャビ・ガルシア対神取忍」 これはもう正気の沙汰ではない。

身長差16センチ・体重差21キロ・年齢差21歳

「1985年生まれ」「1964年生まれ」の年齢差のみを考えても、

相撲に例えた場合、「鶴竜対旭道山」という無茶苦茶な顔合わせになる。

神取は自分が上回っている点として「経験値」を挙げた。

確かに「ミスター女子プロレス」として、北斗やブルと凄惨な試合をした。

時には女子プロレスの枠をはみ出し、藤原組長や天龍の胸も借りた。

ただし、それらはあくまで「プロレスのリング上」という話である。

87年7月のジャッキー佐藤の「心を折った」シュートマッチ。

今回は30年近い時を経て、神取がジャッキーの立場になるおそれが大きい。

いや、心のみならず、命にかかわる大怪我を負ってもおかしくはない。

そうなれば、女子の総合界には大きなマイナスである。

せっかくの「中井りん対村田夏南子」という魅力的なカードを台無しにしかねない。

さらに、「桜井対坂田」「ガルシア対神取」の2戦に共通するのは、

「これらのカードから総合の未来が全く見えない」という絶望感である。

これらの試合のせいで、少なくとも地上波において、

総合の未来を担うホープたちの放映枠が削られるかと思うと悔しい。

視聴率目当ての愚策が裏目に出て、数字的に惨敗することを心から願っている。


なお、札幌の契約満了については、選手往来が固まってから改めて語る。

ただ、惜別の思いを込めて、一枚の写真を紹介。

2004年2月24日。札幌の鹿児島・指宿キャンプ見学時の一枚。

中央のトリオは2号と3号と4号。大泣きの4号はこの日が1歳の誕生日だった。

ルーキーイヤーの上里(左)と桑原の初々しい表情が懐かしい。

この年の「J2最下位」の苦難を経験した札幌在籍の現役選手が消えるのは寂しい・・・


  • NPB

パ・リーグはMVPが大谷。新人王が高梨。タカを踏み台に、見事に栄光をつかんだ

<2人ともタカ相手に今季無敗。高梨はプロ初白星もタカ戦@草薙


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