ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

引き分け観戦記~大宮の夜編

2017年07月11日 | コンサドーレ

本日は8日の大宮戦を振り返る。NACK5はPSMなどでたびたび訪れてきたが、

札幌の試合では12年J1の4月の対戦(1対2の黒星)以来だった。 

全席種が販売予定枚数終了。当日券なしの盛況に白い歯を見せた菊地キャプテン。

チケット完売を反映し、大宮ゴール裏はオレンジ一色に染まった。

だが、密集度では札幌サポも負けず 昨年11月のフクアリの記憶がよみがえる。

試合前には済州から大宮に加入したFWマルセロ・トスカーノのあいさつも。

大宮戦のスタメン。都倉を欠く前線には菅を入れてきた。

さて試合。「7月8日の大宮戦」と言えば、思い出すのは15年J2の一戦。

J1とJ2の違いこそあれ、あの一戦も後半戦の初戦だった。

本拠地で2点を先取しながら、深井の負傷交代で流れが一変し、痛恨の3失点。

時は流れて、敵地でリベンジの好機がやってきた。

この一戦に臨み、ワタシは「マテウス投入の前に、できるだけ先手を」と唱えた。

だが、「先手を取られたが、マテウス投入のおかげで追いつけた」という現実にwww

まだまだボクはあまかった やっぱりサッカーはむずかしいよ

前半を振り返ると、押され気味&都倉不在で攻撃に迫力を欠いたが、

スコアレスでしのぎ、1トップのヘイスもまずまずのプレーを見せていたと思う。

それだけに、内村投入でさあ反撃という後半開始直後の2失点は痛恨だった。

いずれも大前のシュート精度のたまものだったが、

起点は岩上のロングスロー&松井のフィードというシンプルなもの。

これを防ぎ切れなかったことは猛省してほしい。

しかし、その後の反攻は「最初からやれや」と言いたくなるぐらい見応えがあったし、

同点劇の伏線となったソンユンのビッグセーブもさすがだった。

そして福森のFK2発。「FK1戦2得点はJ1の日本人で3人目の快挙」と全国で話題に。

浦和・広瀬、東京V・三浦淳以来。福森の先輩の俊輔が達成していなかったのは意外

やべっちの「サブイボ」にも、ダゾーンの週間ベスト5ゴール(占有率4割!)にも選ばれ、

一夜にして「札幌に福森あり」と知らしめた2発になった。

浦和戦も含めた福森の3発の共通点は、隣に腕ききのおとりのキッカーがいたこと

シンジが今後も常に福森の隣にいる・・・とは限らないが、柏戦で「櫛の歯」を決めたヘイスもいる。

好位置でのFKには今後も必ず腕ききのおとり役を添えて、相手の守備陣を大いに惑わせてほしい。

余談だが、試合後のシンジの「自分が蹴る気は全く無かった」というコメントは

率直な思いには違いないだろうが、メディアを通した他クラブへの「駆け引き」の匂いもした

そして、新加入のジェイには、福森のFKの映像を繰り返し見て

「このプレースキックにどのように合わせるか」を徹底的にイメトレしてほしい。

・・・と、後半の攻勢にはかなり満足したが、欲を言えば、ATの菅のヘッド

あれが決まっていたら、もっと劇的な幕切れになったかも、と思わなくもない。ガンバレ大輝

試合終了直後、札幌の選手にはアウエー席のサポから惜しみない拍手が送られた。

そのころ、大宮ゴール裏では選手とサポの間でひと悶着あったという。

残留争いのライバルに不穏な空気をもたらしたとしたら、

この引き分けには「勝ち点1&15位死守」以上の価値があったかもしれない。

また、15年の一戦は「7連勝&J2制覇」「12戦未勝利&10位終了」と双方の明暗を分けた。

J1残留ラインを勝ち点1差で挟んだ今回の一戦も、双方の「分かれ道」となりそうな。

なお、アウエー席はむろん札幌サポがほとんどを占めていたが、

川崎サポとおぼしき人々もちらほら<この日の川崎は遠く九州で鳥栖戦

これらの人々は福森の活躍に満足げだった。福森に煮え湯を飲まされた敵将も川崎OBだがなwww

ゴール裏の横断幕ではないが、大宮戦を終えての思いはコレに尽きる。我々はと黒の血盟軍じゃあ


【おまけ・その1】ハーフタイムにアウエー席にポーズを決めるミーヤたん

相変わらずビッチ罪つくりな子リスちゃんよのう。

【おまけ・その2】アウエー席用のトイレに飾られたメッセージ付きのヒマワリ。

このホスピタリティの精神が同じ市の赤いクラブとの決定的な違いだろう。

心温まるメッセージのみならず、勝ち点1をありがとう