チャナティップが札幌に合流し、7月から呼称を「ジェイ」にする構えだったが、
意外な格好でやめざるを得なくなった。チーム内でも「チャナティップ」にしたみたいね。
「タイのムアントンUにいたジェイ」でもかぶってしまうのが何とも
- ジェイ・ボスロイド
82・5・7生 190センチ 89キロ 英ロンドン・イズリントン出身
アーセナルのアカデミーを経て、主にイングランドの各クラブを渡り歩く。
現在のところ、2008年チャンピオンシップ(2部に相当)から3季を過ごした
カーディフ時代が英でのキャリアハイで、通算30得点。10年にはフル代表選出。
「元イングランド代表Jリーガー」は、かのリネカーに続いて2人目である。
14年にタイのムアントンUでプレーした後、15年に当時J2だった磐田に加入。
32戦で20得点を挙げてJ2得点王に輝き、磐田のJ1昇格に大きく貢献。
16年J1でも14得点を挙げ、チーム得点王になった。磐田時代のゴールはこちら
長身と強いフィジカルに足元のスキルを備え、頭でも足でも点を取る万能型FWと評される。
一方で、怪我がち・守備をしない・ボール欲しさにずるずる下がる、といった欠点もあり、
特に、獲得を熱望した名波を後に困惑させた「ペットボトル事件」はノノ社長もご存じだろう。
ジャイアン名波で制御できなかった選手を四方田さんがコントロールできるか、
熱くなりがちな都倉と揉めるのではないか、といった不安は確かにある。
「J1残留」の絶対目標に向けて、薬にも毒にもなりうる補強だろう。
ただ、ジェイ本人はすでに練習に合流しており、札幌の雰囲気が気に入った模様。
清水戦があった1日には、札幌ドーム内の全景をインスタにアップして、
「こんなに素晴らしいスタジアムはそうそうないぜ」(意訳)
「2002年にイングランドがアルゼンチンを倒した場所だしな」(むろん意訳)
と記し、試合後の「ススキノへ行こう」にもリュック姿でちゃっかり参加していた。
しかも、サポのSNSによると、その後は本当ににススキノに現れたらしいwww
ワタシ個人は、内村や都倉にも通じるが、「札幌から得点したFWは札幌で活躍する」という
ジンクスを信じる<15年J2の「奥大介一周忌試合」で8番を背負って2得点
また、無所属の選手ゆえ、ウインドーと無関係に登録できる点もありがたい。
後半戦巻き返しの起爆剤として、なるべく早くピッチ上で見たいものだ。
しかし、「起爆剤」を準備しているのは札幌のみにあらず。
今季J1の折り返しに当たり、あすは残留争い前半戦の回顧と後半戦の展望を語る。
- J3
FC東京1対1秋田 首位秋田が開幕14戦無敗。だが、終了間際の失点で白星を逃す
富山2対1北九州 こちらは終了間際に決勝点。富山が2位浮上
鳥取2対2沼津 2点リードから終盤2失点。3位沼津が痛い引き分け
- ホークス
首位攻防3連戦の第3戦は、5対4で楽天に逆転勝ち。
昨季ペナント争いでも見た「ゲーム差-0.5の2位」が今季も出現。
2点を追う8回に集中打で4点を奪ったが、楽天が岸を続投させず、
従来の「8回福山・9回松井」の継投を見せていたら、どう転んだかな・・・
何はともあれ、3番手のモイネロは初勝利おめ。