



透明「さてと、和重くんに取り憑いた霊は、
君の身体の格子を広げて身体に取り憑いた
ことは、理解できたかな
」

和重「はい
」

透明「それじゃぁ~、次に、霊が何故取り憑きを
起こすのか
説明しようね
」
起こすのか


和重「何故、取り憑くのか
ですか
」



透明「そうだよ
霊だって、切っ掛けがなければ

そうそう取り憑いたりするものじゃないんだ
」

和重「そうなんですか
」

透明「うん
霊が取り憑くというのは、考え方を変えれば、

その人に縛られるということでもあるんだ

そうなれば、自由ではなくなるでしょ
」

和重「そ、そういえば、そうですよね
」


透明「ということは、霊にも霊の考えがあると言うことなんだ

つまり、霊にも取り憑く為の理由があるということになる
」

和重「理由ですか
」

透明「霊が取り憑くということは、霊にとっても、ある程度
恩恵がなければならない

だから、そこには霊なりの目的意識が存在するという
ことなんだよ

通常、よく言われているのは、亡くなった人が自分の死を
受け入れることができず彷徨い、自分という存在に
気づいて欲しいから取り憑くというパターンだけが
気づいて欲しいから取り憑くというパターンだけが
先行していると思うのだけど、実はそれ以外にも
目的意識があるんだ
」

和重「僕も気づいて欲しいから、取り憑くのだと思っていました
」

透明「そうでしょう
でも、自分に気づいて欲しいから

取り憑くというのは、ごく少数だったりするんだよね
」

和重「ええ~っ
そうなんですか
」



透明「世の中的に知られている目的意識というのは、
除霊が成功したパターンが多いからなんだけど、
ある意味、誰かに気づいてもらいたい霊というのは、
除霊をする人が、その人に気づいてあげることが
できたからこそ、想いを昇華し、あの世に帰れるという
簡単な縮図だったりするんだ
」

和重「た、確かに、そう考えると・・・
」

透明「でもね
霊といっても、元は君と変わらない人間でしょ


そんなに簡単な思考はしていないものだよ

私が視てきた霊たちは、割と自分を持って行動している
人が多くて、気づいてもらうことを目的に行動している
人の方が、少ない気がするんだ

その中でも、取り憑こうという意思がある人の大半は、
自分の考えと似ている人
もしくは、相性の良さそうな人


というのを、選ぶ対象にしている
」

和重「ええ~っ
それって、恋愛みたいじゃないですか~っ
」



透明「まあ、簡単に言えば近いかもね

だって、身体を共有するわけでしょ

そうなると、自分に合わなそうな人の中に入りたい
と思う人はいないでしょう
」

和重「そ、そうですね・・・
」


透明「まあ、霊にもよるけど、自分が生きていた頃の
追体験ができるような、自分の考えに近い人を
選ぶことが多いのは、間違いないんだ
」
追体験ができるような、自分の考えに近い人を
選ぶことが多いのは、間違いないんだ

和重「ということは、僕についていた人って、僕の生き方に
近い人だったということですか
」

透明「いいや
そういうわけでもないんだ


実際に君に憑いていた人は、どちらかというと
おせっかいなタイプかな
」


和重「
」

透明「霊の中でも、自分が亡くなっていることを理解している
人の場合は、あの世に帰った時の心配をしている人も
多くてね

そういう人の中には、自分が取り憑くことで、
その人を助けようと考える人もいるんだよ
」

和重「そ、そうなんですか
」

透明「もちろん、そう言った人たちも、自分が生きていた時に
想っていた願望を持っている人や生き方が近い相手を
選んで取り憑いたりするのだけど、それが果たして
取り憑いた人にとって、良い結果になるとは限らない

現に君に取り憑いた人は、君が深層心理で我慢していた事
を増幅させて今の現状に導いている

それが正しいかどうかは別として、和重くんが我慢してきた
気持ちと同調して取り憑いたのは間違いないのだけど、
ここまで環境を変化させるというのは、正直、和重くんの
意思よりも、霊自身の意思の方が強く反映していたという
意思よりも、霊自身の意思の方が強く反映していたという
ことになるから、やりすぎだよね
」

和重「・・・・そうだったんですね・・・。
でも、その霊は、僕を助けてくれようとしたんですよね
」

透明「本人は、そう言っているけどね
」

加苅「そうそう
」


透明「ただ、結果としては偏り過ぎ
」

加苅「うっ
」

透明「元々、取り憑くというのは、さっきも言ったように
取り憑く相手の格子を広げて入ったということ

通常、人間はこの格子を広げたまま生きるというのは、
かなり無理があるんだよ

取り憑かれている間は、この格子は広がってしまっている
ワケだから、本来体内に蓄積されている大切なものが
そこから零れ落ちてしまうこともあるんだ
」
そこから零れ落ちてしまうこともあるんだ

和重「大切なモノ
」

透明「そう
例えば運
」


和重「運ですか
」

透明「運は元々、身体の中にある器に溜まっているものなのだけど、
人間は、毎日その器から、その日を無事に生きる為に
必要な運を供給され生きているんだ





もちろん、運が良い人というのは、その器から運を引き出す
力が強かったり、器に溢れるほどの運が溜まっている人を
言うんだけど、霊が取り憑いた人というのは、これとは逆に
力が強かったり、器に溢れるほどの運が溜まっている人を
言うんだけど、霊が取り憑いた人というのは、これとは逆に
運の消費が異常に早くなるんだ

運が消費されるというと、運が良くなるように感じるかも
しれないけど、これは、それとはまったく別の意味となる

取り憑かれるということは、身体の中に二人の人間が存在
しているという認識がされてしまい、その日を無事に
生きる為に供給される運も2倍供給され配分が行われて
しまうんだ
しまうんだ

だけど、方や受け取る肉体(器)がある
方やその運を受け取る
肉体(器)は無い
となれば、霊に供給された運は、全て格子から

肉体(器)は無い

垂れ流されてしまう

その上、運の供給は、最低限その日を無事に生きる為に
行われるものだから、供給しても溜まってゆかなければ、
身体はどんどん、器から運を排出してその日を無事に
乗り越えさせようとしてしまう

結果としては、早い段階で運の枯渇現象が起こり、
色々な面で、上手く行かない事や、生命の危機に直面
することすらでてきてしまうんだ
」

和重「そ、そっか
それで・・・あまりにも全て上手く行かない

ことが多かったんだ・・・

でも、僕に憑いていた霊は、そのことは知らなかったの
ですよね
」

加苅「し、しらん

」



透明「(本当だろうな
)」


加苅「ほ、本当だ
信じてくれ
」



透明「ふぅ~っ
・・・知らなかったのだと思う


ただ、中には知っていて行う霊もいるけどね
」

和重「そ、そうなんですか
」


透明「まあ、一般的に言われているのは、
邪な想いをもった霊
邪霊
と言われるものや、


悪意をもった霊
悪霊
というのがこの部類に


なるかな
」

もう少し、霊のお話し続きま~す 

続く ・・・。








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