


再度仕事の依頼を取り付けた私達は
急遽、仕事場となる港町の倉庫街へ・・・。
透明「ここなの

円「そうよ


こんなの、テレビドラマでしか見たことない
シチュエーションじゃん

依頼主の話によると、自社の倉庫で
連続して事故が起こり、死傷者が出ているらしく、
その事故の原因も普通では考えられない形で
起こっている為、知り合いから円を紹介してもらい
調査と解決を願い出たとのこと・・・。
透明「そんで、そこにいる何かがその事故を
起こしていたということになるのか

円「う~ん


透明「多分

円「だって、倉庫周りを調べてから倉庫に入ったら
すぐにデカい何かが突進してきたんだもん

下手すりゃ、そこの海に落ちる勢い
だったんだから


透明「受け身はとったんだろ

円「そんなのは当然でしょ

ただ、衝突した感覚で

あっ


すぐに悟ったから、怪我したテイで
撤収したのよ

怪我したテイって

仕事振らないでおこう・・・

透明「はぁ~

円「何言ってるのよ~


私達の仕事って引き際も大事でしょ

透明「まあ、そうだけど・・・。」
円「とにかく、相手は私の苦手なタイプなの

ということで、あいつは透明に譲ってあげるから
しっかり仕留めなさいよ


透明「お、お前



円「ほら


そこの倉庫を開けたら飛んできたから
注意なさい

私はここで待ってるから

GOOD LUCK

透明「ええ~っ



円「ビシッ

骨は拾ってやる

はぁ~~~~~~っ

・・・なんでいつもこうなるんだ

私はトボトボと倉庫の前に立ち、
借りてきた鍵を使い扉を開け中に入る。
扉を開けると同時に身構えてはいたが、
円の言うようなことにはならず、
すんなり入ることができた・・・

透明「ひぇ~っ



さてと・・・。」
広い倉庫の中はひんやりしていて、
沢山の荷物が壁一面に積み上げられている。
一見、何の変哲もない倉庫風景だが、
扉を開けた瞬間から、むせそうなくらいの陰気と
臭気を感じ何かが潜んでいることだけはわかる

私は自分の間合いを広げ、何かの気配を探り始める・・・。
続く・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓