

透明「ゴルさん
もしかして、あの先に見える

場所が湿地帯
」

ゴル「そうだ
あそこがグラーグスの寝床に

なっているらしいんだが、今はいない
みたいだから、しばらく待つしか無い
」

しかし
・・・距離取りすぎじゃないか




私の見立てでも、湿地帯までは約300メートル
はあるぞ

それでも、ゴルさんはここで戦うつもりらしいから、
魔法銃っていうのは、そんなに遠くまで届くと
言うことなのか



ちび「ゴル
こんなところで、いつまで待つんだよ~




鼻がモゲそうだ~ 
」


ゴル「す、すみません
クーニャ様


しかし、グラーグスも鼻が良いらしいんで、
これくらい離れておかないと、すぐに見つかって
しまうんです
」

透明「ゴルさん
その武器って、ここからでも

狙えるものなんですか
」

ゴル「おう
それはバッチリだ


正直、ここからでも近すぎるぐらいだからな
」

透明「す、凄いですね~
」

しかし、確かに鼻が麻痺してくる匂いだ

ここに何時間もっていうのは、厳しいなぁ~



ここは一つ

透明「ちびにゃ
あんまり長くここに滞在するのが

嫌だろうから、昨日のヤツ出来ないかなぁ
」

ちび「昨日のやつ
」

透明「ちびにゃは、昨日、害獣の場所を見つけて
くれたじゃない
あれって、この森でも
くれたじゃない

できない
」

ちび「う~ん
・・・できるかも・・・
」


ちびにゃが目を閉じ集中する・・・。
ちび「・・・・いた
」

おお~
魔物レーダー
便利便利



ちび「でも、これって
・・・・や、やばいよ
」



透明「
」

ちび「う、後ろから来てる

こっちに向かってきてるよ~
」

透明「
」

ゴル「
」

ゴルさ~~~~ん
場所違うじゃ~~~ん 




私達は、急いで反転

グラーグスの影を肉眼で探す

ゴルさんは、魔法銃を構える

ゴル「・・・・。」
透明「・・・い、いた
」

敵との距離、約150メートル

凄い勢いで黒い物体が近づいてくる

透明「・・・・うっ
な、何だあれ
」


私がハッキリとグラーグスを捉えた時には、
距離は100メートルを切っていた

「ヒュン
」

耳元で、風を切るような音がする

次の瞬間

グラーグスの身体に、赤い光が破裂した

透明「魔法銃
すげぇ~~~~~っ
炎が上がった
」

すげぇ~~~~~っ

炎が上がった


ゴルさんは、次々に魔法銃を打つ

透明「連射可能って
どうなってるんだ


でも、これで
」

グラーグスの足が止まっている

ゴル「だ、だめだ
全然効いてねぇ
」


透明「えっ
」

一旦足を止めたグラーグスは、私達の位置を
確認する為に止まっただけのようで、再び
確認する為に止まっただけのようで、再び
走り出した

ゴル「透明
撤退するぞ
急げ
」



透明「えっ
」


ゴル「いいから、早く
」

透明「う、うん
」

私達は、荷物を捨て、一目散に走り出した







しかし、ゴルさんの走るスピードは、
グラーグスのスピードよりも明らかに遅い

これでは、すぐに追いつかれる

透明「ゴルさん
そのまま走っって
」


私は、後ろを振り返り、グラーグスを迎え撃つ
覚悟を決めた

ちび「透明
」


透明「ちびにゃも、ゴルさんと一緒に
早く
」


ちび「ふざけるな
お前を置いていけるか

オイラも戦う
」



オイラも戦う


おお~っ
ちっちゃいのに、男前発言


透明「
」

目の前に、体長2メートルほどの黒い物体が
現れる

透明「で、でかい・・・それに・・・
キモい~~~~っ
」


グラーグスと呼ばれる魔物は、身体が熊のような
巨体を持ち、鋭い爪を有していた
巨体を持ち、鋭い爪を有していた

そして、その頭部は・・・。
透明「頭がカエル~~~~~ 

だ~か~ら~
なんで、この世界の魔物は、

こんなんばっかなんだよ~~~ 
」


もう、予想が追いつかないよ~

続く ・・・。







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