

午後4時 ・・・・

透明「う~~~~~ん
」


まだ、悩んでいる透明先生・・・

しかし、木人図を隠していた時点で、
視られると困ることがあると言うことだし・・・。
そんな人と、これから先やって行けるのだろうか



(そっちか~~~~い
って言うか、いい加減
現実逃避するのやめんか~~~
)


現実逃避するのやめんか~~~


透明「ハッ
いかんいかん



私の直霊が現実逃避するなと言っている
気がする



う~ん
・・・しかし、困った


今までの経験でも、あれほど読めない人って
いなかったぞ
・・・・対策の立てようがない


ということは、行き当たりばったりという
戦法で行くしかない
」
戦法で行くしかない

(それ、戦法っていうのか
)


透明「でもなぁ~
・・・・う~ん・・・・
」


(・・・・・・
)

そんなこんなで、午後4時35分・・・。
何の策もなく、約束の場所に向かう透明先生



さてさて、ある程度は覚悟しておくか

午後5時
・・・○○公園噴水広場


透明「はぁ~
・・・・そうだよなぁ~
」



予想はしていたが、普段は公園に人が多いこの時間に
人が一人もいない
・・・人祓いの呪法は完璧か


霧神「透明さん
お待ちしていました
」


透明「どうも・・・。」
霧神「・・・・わざわざ、来ていただけたということは、
この気持を受けてくれるということですか 
」


透明「う~ん
・・・色々と迷いましたが
」


霧神「・・・嬉しい~
」

透明「えっ
いや、まだ何も
」


霧神「クスクス
・・・それでは早速・・・
」



霧神さんが、私に近づいてくる・・・・。
霧神「透明さん・・・可愛がってくださいね・・・。
」

透明「
」

霧神さんの手が、私の身体に這ってくる・・・

透明「ちょ、ちょっと、霧神さん
何を
」



霧神「決まっているじゃないですか

ここで・・・
」

透明「いやいやいやいや
何を言って
」



瞬時に霧神さんの間合いから飛び退く

しかし、次の瞬間、右手に違和感を覚える・・・。
透明「・・・・・ふ~っ

思ったよりも深いか・・・・。」
「ぽたぽたっ・・・
」

右手の甲がザックリと開いている・・・

透明「でも、お陰で頭がスッキリしましたよ
」

霧神「透明さん
何故避けるのですか


もう私たちは、恋人じゃないですか~



それなら、あなたは私のもの

もちろん、私もあなたのものですから、
好きにして良いんですよ
」
好きにして良いんですよ


透明「御免被ります

それに、私はまだ答えを告げていませんよ

まあ、答えはNOですけど
」

霧神「・・・・・ブツブツブツブツ ・・・・。」
透明「
」

辺りの気がおかしい・・・

全く、何でいつもこんなことばかり

私は、霧神さんの一足一刀を注意深く探っていた・・・ 。
続く ・・・。







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