

透明「・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・

うそ・・・だろ
」


霧神「・・・・・ニヤッ ・・・。」
透明「霧神さん・・・どういうことですか
」

霧神「えっ
何がですか
」


透明「・・・あなた、木人図をどこにやったの
ですか
」
ですか

霧神「さぁ~
何処かに忘れて来てしまったの


でしょうか
」


ありえない光景が目の前に広がっている・・・

どうやったのかは、解らないが、この人の魂には、
木人図が存在しない

いや、存在はしているが視えないのか

それとも、隠しているのか

その上、私の目に映ったものは・・・・



透明「ふ~っ

取り乱してしまい申し訳ありません

ですが、ひとつお聞かせ願えますか

霧神さんは、ご自分の木人図が存在していない
ことを知っていたのですか
」

霧神「いいえ

そもそも、木人図の存在しない人間なんて、
いらっしゃらないのでは無いですか
いらっしゃらないのでは無いですか

木人図は、人間が人間である以上、
存在しているものだと、認識しています

それは、この世に生を受ける為に必要な
通行手形と同じはずですから

でも、もし、その神仏から授かった
通行手形が存在しないモノがいるとすれば、
まさに・・・・化物 

ということになってしまいますね
」

透明「・・・・霧神さんの仰る通りです

ということは、霧神さんは、ご自分で
木人図を隠した
いいえ、視えなくしたと
いうことでは無いですか
」

いうことでは無いですか

霧神「・・・・化物のくだりは、スルーなんですね

確かに、私は呪術師になる際に、師匠から
木人図を視られないように、フィルターを
かけられました
かけられました

術師が過去を視られるのは命取りですからね

でも、木人図を認識できる人間なんて、
この世には存在しないと想っていたのですが、
いるんですね・・・目の前に・・・クスッ
」

何か、イライラする・・・・



透明「なるほど
・・・・木人図が視えない理由は

わかりました

ですが、代わりに視えたアレは・・・・。」
霧神「先程、言いませんでしたっけ

私は、想い人のことで頭がイッパイなんです
」

透明「・・・・・。」
木人図の代わりに、私の目に映ったモノ・・・それは

透明「冗談が過ぎますよ
」

霧神「冗談ではありません

本当に私は、あなたのことだけを想っていたのです
」

軽く確認しただけでも、学生時代の私から、現在に至るまでの
私の映像・・・

透明「・・・・一体、あなたは・・・・。」
霧神「私は、霧神 癒羽ですよ

覚えていませんか

私は、ず~っと、あなただけを見ていた

何十年と・・・そして今も・・・。」
こえ~よ~ 



何だ、このストーカー発言は~



でも、「覚えていませんか
」というのは、

過去に会ったことがあるということなのか



やばい、頭が混乱してきた



続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

