



透明「はぁ~
・・・昨日は散々な目に

あったな~



まあ、昨日は昨日
今日も元気一杯


頑張ってまいりましょ~う
」

昨日の事は忘れて、今日も張り切る透明先生

順調に仕事をこなし、最後のお客さんが帰って行った・・・。
透明「はぁ~~~~~っ
今日も働いた~~~っ


さ~てと、今日は何を食べて帰ろうかな~
」


最近自炊もせずに、不健康極まりなし





「カラン
カラン
」


透明「
」


い、今、確かに扉が開いた音が
・・・幻聴じゃないよな~




嫌な予感が・・・

私は、恐る恐る鑑定室の扉を開ける

透明「・・・・・・・・・・あれっ
誰もいない


はぁ~
びっくりし・・・た・・・
」



ま、まずい
・・・今、開けた扉の裏に何かいた・・・




前にもこんなことあったけど、今回はちょっと違うかも

正直、ここまでのプレッシャーは初めてだ

扉の裏を確認したくても、振り向くことができない

透明「・・・・・・・。」
気配と今の自分の現状を冷静に分析する透明先生・・・。
導き出される答えは・・・ひとつしかないか

透明「美莉
お前いつ帰ってきたんだ
」


後ろを振り向くことなく、可能性としての問いかけをする

美莉「くすくす
ばれちゃった
」



身体がスッと軽くなる

透明「はぁ~
お前なぁ~~~~っ
」


美莉「ごめん
ごめん
透明が鈍っていないか




ちょっと、試しちゃった
」

透明「まったく
」

美莉「改めて
ただいま~
透明
」




透明「ああ
お帰り
って言っても、すぐに戻るんだろ
」



美莉「うん
ユマちゃんのこと、ありがとうね
」


透明「まったく
御陰でこっちは、多大な出費と労働を

させられたぞ
」

美莉「あははははっ
や、やっぱり
」




透明「お前、計算済みだったろう
」


美莉「えへへっ
ところで、そのユマちゃんは
」


透明「えっ
昨日来て、円のところに置いて来ちゃったけど


今日辺り、帰ったんじゃないのかな
」


美莉「・・・・・まずいわねぇ~
」


透明「はぁ
」

美莉「ねぇ
ユマちゃん、鍵型の魔法具もっていなかった
」



透明「ああ
持ってたよ
確か師匠さんにもらったって


言ってたけど
」

美莉「確かに、あの子の師匠があの子にあげた
モノなんだけど・・・
」

透明「・・・何だか、嫌な予感がするんだけど



それが、どうかしたのか
」

美莉「あの、魔法具は少し特殊なものなの

彼女がイッパシの魔女になったら、魔法具の解放を
して調整するはずだったものらしいのだけど・・・。
師匠さんは、日本に行くときはおいて行けって
言っておいたらしいの
」

透明「・・・・もし
」


美莉「
」

透明「も、もし
その魔法具に主体となる使い魔を

使役したとしたら、ど、どうなるのかな
」


美莉「そ、それはダメよ 



あの、魔法具はソロモンの鍵の模造品

本物じゃなくても、中に入った使い魔は、
単独でも、とてつもない力を得ることが
できるようになっちゃうもの
」

透明「・・・・・・
」


美莉「ま、まさか
」

私は、急いで円に連絡をする



透明「・・・・・・プルルルルルル
プルルルルルルル
プルルルルルルル
・・・・

プルルルルルルル

プルルルルルルル

だ、ダメだ
出ない


プルルルルルルル
プルルルルルルル
プルルル
ガチャッ

プルルルルルルル

プルルル


ま、円か
」

千鶴「に、にぃ様せんせ~~~~~い 
」


透明「ち、千鶴ちゃん
」

千鶴「に、にぃ様せんせい
た、助けて




ガチャッ
プ~ッ
プ~ッ
」



透明「ま、まずい
やっぱり、何かあったみたいだ
」



美莉「透明
円の家まで連れて行って 
」



透明「わ、わかった
」

私達は、急いで円の家まで車を飛ばす ・・・







続く ・・・。







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