


透明「次は、カだね
」

上倉「はい
」

透明「カは、勝手な予想を立てないこと

まあ、これは読んで字の如くだね

人間は、相手の思考をある程度はかって
行動することが多いよね

でも、それはあくまでも自分の主観でしかない

さっき上倉さんが言ったように普通は
相手の思考を読めないから、難しく考え
自分の想像で物事をとらえてしまうもの
なんだと思う

だったら、どうすればいいのか

それは、予想で動かず、確信で動くこと

逆を返せば、確信がもてないことは
動かないことなんだよ
」

上倉「えっ
でも、動かなければ気づかいは
できませんよね
」


できませんよね

透明「そうかな
確信が持てないようなことは
触れるべきなのかな
」

触れるべきなのかな

上倉「
」

透明「触れないこともまた、気づかいの一種

相手が何かを望むときは、必ずさっきも
言ったようにサインがあるものなんだよ

それが無いとき、まあ、気づかないというのは
論外だけど
サインが出ていないときに
論外だけど

気づかうのは、逆にアピールにしか
ならないんじゃないかな
」


上倉「た、確かに・・・
」


透明「必ず、何かを行なうことが気づかいと
想っているうちは、まだ気づかいを
上手く使えてない証拠でもあるんだよ
」

上倉「・・・そうですね
わかりました


ちゃんと心に刻んでおきます
」

透明「さてと、次は・・・。」
上倉「サです
」

透明「サは、先回りを優先すること
」

上倉「でも、これは、先回りしてはいけないんじゃ
ないのですか

また、勝手な予想をして先回りしてしまえば、
上手く気づかいを使えないんじゃ
」


透明「まあ、思考はね
」

上倉「
」

透明「ここで言う先回りは、行動オンリーに限る

例えば、ハイヤーの運転手さんが、お客さんが
車から降りる際に、回り込んで扉を開けたり

飲み屋さんのオネーさんが、お客さんの煙草に
火をつけたりするでしょ

アレの、さり気ないバージョンをするってこと

もちろん、相手の思考が確信としてわかっている
時には、その事柄をさり気なく先回りして行なう
のは、OKだけどね
」

上倉「な、なるほど
・・・でも、それってわざとらしく無く
出来るのでしょうか
」

出来るのでしょうか

透明「やり方次第かな

アピールするってことは、その人の目の前で
行なうこと
そして気づかれることなんだよ
行なうこと


ということは、気づかれないで行なうことを
美徳とすることだと私は思っている
美徳とすることだと私は思っている

相手に気づかれるということは、相手に気疲れを
与えることと同じだからね
」
与えることと同じだからね

上倉「ふんふん
美徳ですね
」


透明「(・・・本当にこんなのでいいのかな~
)」


上倉さんは、一生懸命メモをとっている・・・

まあ、この真面目さが彼女の良いところ
でも


あまり、堅く考えなければいいのだけど・・・

上倉「はい
それでは、次はタですね
」


透明「まあ、一度お茶を差し替えましょう

続きは、一服してからね
」

彼女の頭の中の整理に時間を取る・・・

まあ、これも気づかいかな

次回
次のタをお教えします 


続く ・・・。
透明「みなさ~ん
ここでちょっとお知らせです




私が今の時点で感じた、黄昏の刻の情報を追記しました
ので、一読していただけたらと思いま~す
」








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