

私は霊能者のいる部屋の前に立ち
印を結ぶ


透明「ノウマク・サマンダバザラダン

センダマカロシャダ・ソワタヤ
ウンタラタ・カンマン

お不動様


先ずは、彼が敷いてしまった間違いだらけの
結界を破壊

中に閉じこめられた霊達の逃げ道を作る



透明「よし

「ガラッ

結界を外から破壊した私は、部屋に入り
霊能者の首根っこを持ち、放り投げる

悠木「な、何をする


私は、その言葉を無視

駆け寄り状態を調べる・・・。
悠木「き、きさま~~~~っ

後ろから私に襲いかかろうとした悠木さんの
足を軽くスリ蹴り

面白いように回転してコケる

逆上した悠木さんに、本宮さんが羽交い締め

ナイスフォローだ

悠木「もとみ~や~~~~っ

何をする~~~~っ


本宮「あ、あんたが、息子に何をした~~~


息子は一向に良くならないばかりか
悪くなる一方だろうが~~~~

悠木「な、なんだと


だ、だからといって、こんな得体の知れない
占い師ふぜいに何ができる

透明「喝~~~ッ

悠木「ビクッ

透明「本宮さん、もう離して良いですよ

どうせ、動けないから

本宮「は、はい

透明「どうです

気あたりぐらい自分で解けるでしょ

悠木「ぎぎぃ


一人もがいてる悠木さんは放っておいて

透明「本宮さん

おこなっていましたか

本宮「は、はい


透明「その間、隆太郎くんはどうでしたか

本宮「・・・ずっと、苦しんでいました・・・

透明「そうですか

私は隆太郎くんを抱きかかえ、そっと耳打ちする

透明「隆太郎くん


今、楽にしてあげるからね

私は、小さい声で直接、隆太郎くんの耳に言葉を入れる

まだ、完全ではないが、さっきの結界を壊したおかげで
隆太郎くんの中に閉じこめられた霊達はかなり抜けている


これなら、時間もかからないだろう

透明「(この子の中に閉じこめられてしまった霊魂達よ、
私の問いかけに答えてください・・・

この子は、術者に贄とされてしまいました、
あなた方もその犠牲者です

術をおこなった術者には厳しい厳罰を与えます

どうか、この子の身体から抜けてあげてください。
今からそのお手伝いをさせていただきます

オン・アボキャベイロシャノウ・・・・・・・。」
15分後・・・

透明「うん



悠木「はん


そんなモノで除霊ができるわけがない

やっと、気あたりが軽く解けたようで、言葉だけ
強がる悠木さん・・・うるさい

隆太郎「・・・おとうさん・・・

悠木「

本宮「隆太郎

本宮さんは、隆太郎くんを抱きしめ、今までの
不安と心配が爆発したように泣き崩れた

ふ~っ

取り敢えず、最悪からは脱した

後は・・・。
悠木さんを睨みつける透明先生

次回

お説教の時間で~す


続く・・・。
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