オフの日(お付き合い編)・10
邪気も祓われ昴は友春くんを連れて
ねこカフェに戻ってくる・・・。
透明「なるほどねただ除霊するという
つもりじゃ無かったワケだ」
友春くんはドキドキしつつもキラキラした
瞳で猫達を見ている
その側で子供のように笑う昴が、私には
何故か神々しく見えた
もし、私が昴と同じことを考えていたとしたら
私は真名を明かしただろうか
自分の危険を顧みず、迷うことなく
飛び込めただろうか
一瞬だが、昴と師匠がダブって見えた気がした
その時の私は、キョウダイとして誇らしい気持ちと
焼きもちにも似た感動に戸惑いながらも、
昴という人間が誰よりも優しいことに気づき
心のそこから尊敬していた
昴「ミーコ少し付き合ってくれるか」
ミーコ「にゃ~」
友春「あっにゃんにゃん」
昴「少しだけさわらせてあげてな」
昴は、そのままではさわれない友春くんの
手をとり、友春くんに猫の感触を味合わせて
あげていた・・・。
友春「うわ~っふかふか
かわいい~~~っ」
昴「ミーコ、ありがとうな」
ミーコ「にゃ」
普通ではあり得ない光景だった・・・
霊が触るということは障ることに等しい
きっとミーコは友春くんが視えている
それならば尚更、動物の直感で危険を
回避してしまうはずなのだがミーコは
黙ってさわらせてくれている
これも、昴の能力
いや、多分これは純粋な信頼関係なのだろう
なんだか今日は昴が別人にみえる・・・。
しばらくして・・・
友春くんとミーコ、昴の様子を眺めていた私は
友春くんの影が薄くなっていっていることに
気がつく
昴は何かを口ずさみながら友春くんを支え
天井を仰いでいた
突然光が差し込む
その光に友春くん、ミーコ、クロが反応し
同時に天井を見上げた
友春「ママ~パパ~」
天井を通り抜け2人の男女が友春くんに
手を差し伸べている
友春くんは、母親にしがみつき満面の笑みを
浮かべていた
友春「ママ~にゃんにゃんにゃんにゃん」
友春くんは必死にミーコを指さしながら母親に
説明しようとしている
その隣で父親が昴に向かい深々とお辞儀をしている
昴は照れくさそうに、片腕をあげそれに答える
友春「お兄ちゃんにゃんにゃん
とも帰るね~
また遊ぼうね~~~っ」
昴「うんまたな」
ミーコ「にゃ~っ」
光は段々その光位をおとし、三人は光に吸い込まれる
ように消えていった・・・。
続く・・・。
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つもりじゃ無かったワケだ」
友春くんはドキドキしつつもキラキラした
瞳で猫達を見ている
その側で子供のように笑う昴が、私には
何故か神々しく見えた
もし、私が昴と同じことを考えていたとしたら
私は真名を明かしただろうか
自分の危険を顧みず、迷うことなく
飛び込めただろうか
一瞬だが、昴と師匠がダブって見えた気がした
その時の私は、キョウダイとして誇らしい気持ちと
焼きもちにも似た感動に戸惑いながらも、
昴という人間が誰よりも優しいことに気づき
心のそこから尊敬していた
昴「ミーコ少し付き合ってくれるか」
ミーコ「にゃ~」
友春「あっにゃんにゃん」
昴「少しだけさわらせてあげてな」
昴は、そのままではさわれない友春くんの
手をとり、友春くんに猫の感触を味合わせて
あげていた・・・。
友春「うわ~っふかふか
かわいい~~~っ」
昴「ミーコ、ありがとうな」
ミーコ「にゃ」
普通ではあり得ない光景だった・・・
霊が触るということは障ることに等しい
きっとミーコは友春くんが視えている
それならば尚更、動物の直感で危険を
回避してしまうはずなのだがミーコは
黙ってさわらせてくれている
これも、昴の能力
いや、多分これは純粋な信頼関係なのだろう
なんだか今日は昴が別人にみえる・・・。
しばらくして・・・
友春くんとミーコ、昴の様子を眺めていた私は
友春くんの影が薄くなっていっていることに
気がつく
昴は何かを口ずさみながら友春くんを支え
天井を仰いでいた
突然光が差し込む
その光に友春くん、ミーコ、クロが反応し
同時に天井を見上げた
友春「ママ~パパ~」
天井を通り抜け2人の男女が友春くんに
手を差し伸べている
友春くんは、母親にしがみつき満面の笑みを
浮かべていた
友春「ママ~にゃんにゃんにゃんにゃん」
友春くんは必死にミーコを指さしながら母親に
説明しようとしている
その隣で父親が昴に向かい深々とお辞儀をしている
昴は照れくさそうに、片腕をあげそれに答える
友春「お兄ちゃんにゃんにゃん
とも帰るね~
また遊ぼうね~~~っ」
昴「うんまたな」
ミーコ「にゃ~っ」
光は段々その光位をおとし、三人は光に吸い込まれる
ように消えていった・・・。
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