

透明「・・・・・・・。」
鼓「・・・先生、無理しなくていいよ


透明「・・・・・・・。」
鼓「・・・・・


う~ん

同じ脳を使っている・・・。
インナースペース(深層心理)も1つなら、
考えられることは1つだけだ

ちょっと、ムチャしてみるか・・・。
透明「鼓くん


鼓「は、はい~っ



透明「う~ん、正確には、君の深層心理に
ゆさぶりをかけさせて欲しいんだ

鼓「・・・益々わからんけど・・・

まあ、好きにしてくれ

透明「ありがとう

私は、鼓くんの頭をムンズと掴むと、
直接脳に思念をたたき込む


鼓「



透明「もうちょっと、我慢

思念を直接叩き込まれた脳は、思考が荒らされ
頭痛を起してしまう

しかし、この反応次第で・・・・・。
鼓「・・・・・・くっ・・・。」
透明「もう少し

楓「




透明「楓さん、少し我慢して

楓「は、はい

透明「・・・・・・・。」
鼓「



私は、鼓くんが再度現れたところで手を放す

鼓「い、一体、今のなんなんだ


透明「・・・くくくっ


鼓「

透明「ごめんね

思考が入ってきた時に、君の脳がどんな反応を
見せるのかを計らせてもらったんだ

鼓「あ~っ




透明「要するに、鼓くんは、消えるのではなく
生きて楓さんになるってこと

鼓「・・・は~っ



透明「くすくす、鼓くんは、今から私が言うことを
実行してくれれば、万事上手く行くってことだよ

鼓「

透明「楓さんも、鼓くんも、形はどうあれ助かるってこと

鼓「マジで

透明「うん

私は、鼓くんに今の確認報告をする

透明「さてと、今私が行ったのは、君の深層心理が
君達をどの様に見ていて、どの様に理解しているのか

それを見たんだ

鼓「深層心理

透明「そう、君達2人の本当の心の部分

魂の記憶とも言うけどね

鼓「た、魂


透明「君の魂の記憶は、確実に君達を一人の人間として認識している

要するに、君達は1つの魂から構成された人格なんだよ

鼓「

ことでは無いってことか

透明「その通り

深層心理が作り出した思考とぶつけるために行ったこと

つまり、君の深層心理は、他の思考を寄せ付けないために
君と楓さんの思考を防御に使ったということなんだ

鼓「・・・・・・う~ん、またわからん

透明「もし君達2人が、まったく違う人間で、魂も別々だと
したら、その身体は他の違う思考を入れても、過剰反応は
起さない

という判断しかせずに、干渉することを避け傍観するはず
なんだよ

鼓「な、なるほど~・・・。」
透明「それに、君達2人は人格・記憶は違えど1つの魂の中で
区分けされた存在ということになる

決して、魂が2つに割れて離れたものでは無いという
ことなんだ

鼓「ふ、ふ~ん・・・。」
透明「ここからが大切な話


鼓「お、おう

次回、深層心理の不思議に迫ります

続く・・・。
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓


にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所

