

透明「・・・。」
一馬「テンちゃん、どうだった


かなり不安気な一馬くんが可愛かったので


ちょっと意地悪したくなって様子みてしまった

嫌なやつ~っ

そろそろ可哀相なので、微笑みながら答える


透明「みんな大丈夫だよ

後、4日でみんな幼稚園にそろうから、安心して

一馬「本当


ウソついたらお巡りさんに連れてかれるんだよ

おいおい、ごっこじゃなかったでしたっけ

・・・お巡りさんも大変だね

透明「大丈夫


一馬「よかった~っ

さっきとは一転、一馬くんの顔に笑顔がもどった

やっぱり子供は素直で羨ましい

一馬「ねえねえ、テンちゃん」
透明「んっ


突然、一馬くんの表情がまた真剣になる

一馬「なんで人って死んじゃうの

げっ



一馬「いつかお母さん死んじゃうの

テンちゃんは


やばい


・・・落ち着け透明


細かくなるな

頑張れ透明

強く生きるんだ~~~っ

っと自分を応援してみる


しかし、困った


子供に対して、真剣に死を語るべきか

それとも、安易に適当な答えを伝えるべきか

(悩み時間ここまでで、二秒弱)
真剣に答えて宗教じみた事言って一馬くんが、
それを親に伝えて、親に怒鳴り込まれてもシンドイし

(悩み時間 三秒半)
もともと、こんな仕事してるくせに宗教じみた事嫌いだし

でもそんな事言ったら、私を助けてくれた御山の人達に悪いし

・・・ぶつぶつ(なんだかんだで、悩み時間 五秒弱)
て~い


透明「一馬くん、お母さんに言わないでね

うわっ



一馬「うん

・・・さて、大人な対応もしたし


ここからは、あくまでも私が体験したことや、
この力を制御する修行の過程で教えられた事をまとめた
私なりの持論なので、皆さんのとらえ方は様々だと思います

まあ流し読みしたって下さい

ちょっとでも皆さんの考えに近ければいいな~

続く・・・。