11年前~
??「先生 私どうしても、売れたいんです」
透明「う~ん売れる事と引き替えに
大切なものを無くすかもしれないけど、
それでも売れたい」
??「大切なものって」
透明「・・・。それは・・・。」
鑑定ファイル4/ 奈々さん(仮名)・20代後半・歌手
透明「ふぁ~っ・・・」
今日は朝早くから出張鑑定で、
少しぼ~っとしている ・・・ねむい
ここは、ある有名歌手のお屋敷です
11年前、まだ彼女が売れる前、何度か鑑定をしたっきり
ここ10年近くご無沙汰だったのだが
先日、突然彼女のマネージャーさんから連絡を受け、
出張鑑定をする事になり眠い目を擦りながら、
彼女の登場を待っている
(何時までまたされるんですか~)
かれこれ、1時間は待っている・・・
しかし、何ともだだっ広い部屋だね~ 落ち着かない・・・
時間もあることですし、少しこの豪邸の主
奈々さん(仮名)について説明しておきます
奈々さんがまだ10代の時、プロダクションの人に連れられて
私の所に来た時は、なかなか成果が出ず悩んでいた時でした
今でも、芸能人を鑑定する事がちょくちょくありますが、
中でも彼女は
下積みもあり、意志の強い子で頑張り屋さんだったのを
覚えています
それから、1年して大ブレイク
鰻登りに売れまくり、今では超有名人
まあ頑張り屋の彼女なら納得の結果だろう
しかし、今更こんなしがない占い師に何の用だ
「バタバタバタバタ」
誰か走ってくる しかし家が広いのも大変だな~
「ガチャ」トビラが開く
奈々「すみませ~ん 遅くなりました」
うおっ ビックリした
ねむかったせいか、勘が鈍り
予想していたトビラと反対のトビラが開いて
ちょっとあり得ない驚きかたをしてしまった
・・・恥ずかしい・・・
奈々「大丈夫ですか」
透明「・・・は、はい・・・」
奈々「先生、お久しぶりです
すいませんでした遅くなって、収録押しちゃって」
透明「いえいえ、忙しそうで何よりだね」
奈々「・・・。」 何故かじ~っと見られている
透明「・・・ どうしたの」
奈々「先生、全然年取ってなくないですか」
透明「えっ そんなことないよ
よく童顔とは言われるけど・・・」
奈々「何だか懐かしいな~ 昔にもどったみたい」
そう言われて、私も11年前を思い出し
アレヤコレヤ話しているうちに、彼女の変化に気づいていた。
透明「ところで、奈々さん
大分悩んでいるみたいだけど」
突然核心を突かれ、奈々さんの顔が曇る
奈々「やっぱり分っちゃいます」
透明「うん、何となくね
それに、ただ思い出話するために私は呼ばないでしょ」
奈々「・・・すいません。」
透明「さて、聞きましょうか」
一見、奈々さんのような華やかな世界の人は、
あまり悩みが無いように思われがちで、特に売れている芸能人は、
尚の事そう思われるらしく、なかなか人に相談出来ない現状がある。
さて、奈々さんの悩み紐解いて行きましょう
続く・・・。
??「先生 私どうしても、売れたいんです」
透明「う~ん売れる事と引き替えに
大切なものを無くすかもしれないけど、
それでも売れたい」
??「大切なものって」
透明「・・・。それは・・・。」
鑑定ファイル4/ 奈々さん(仮名)・20代後半・歌手
透明「ふぁ~っ・・・」
今日は朝早くから出張鑑定で、
少しぼ~っとしている ・・・ねむい
ここは、ある有名歌手のお屋敷です
11年前、まだ彼女が売れる前、何度か鑑定をしたっきり
ここ10年近くご無沙汰だったのだが
先日、突然彼女のマネージャーさんから連絡を受け、
出張鑑定をする事になり眠い目を擦りながら、
彼女の登場を待っている
(何時までまたされるんですか~)
かれこれ、1時間は待っている・・・
しかし、何ともだだっ広い部屋だね~ 落ち着かない・・・
時間もあることですし、少しこの豪邸の主
奈々さん(仮名)について説明しておきます
奈々さんがまだ10代の時、プロダクションの人に連れられて
私の所に来た時は、なかなか成果が出ず悩んでいた時でした
今でも、芸能人を鑑定する事がちょくちょくありますが、
中でも彼女は
下積みもあり、意志の強い子で頑張り屋さんだったのを
覚えています
それから、1年して大ブレイク
鰻登りに売れまくり、今では超有名人
まあ頑張り屋の彼女なら納得の結果だろう
しかし、今更こんなしがない占い師に何の用だ
「バタバタバタバタ」
誰か走ってくる しかし家が広いのも大変だな~
「ガチャ」トビラが開く
奈々「すみませ~ん 遅くなりました」
うおっ ビックリした
ねむかったせいか、勘が鈍り
予想していたトビラと反対のトビラが開いて
ちょっとあり得ない驚きかたをしてしまった
・・・恥ずかしい・・・
奈々「大丈夫ですか」
透明「・・・は、はい・・・」
奈々「先生、お久しぶりです
すいませんでした遅くなって、収録押しちゃって」
透明「いえいえ、忙しそうで何よりだね」
奈々「・・・。」 何故かじ~っと見られている
透明「・・・ どうしたの」
奈々「先生、全然年取ってなくないですか」
透明「えっ そんなことないよ
よく童顔とは言われるけど・・・」
奈々「何だか懐かしいな~ 昔にもどったみたい」
そう言われて、私も11年前を思い出し
アレヤコレヤ話しているうちに、彼女の変化に気づいていた。
透明「ところで、奈々さん
大分悩んでいるみたいだけど」
突然核心を突かれ、奈々さんの顔が曇る
奈々「やっぱり分っちゃいます」
透明「うん、何となくね
それに、ただ思い出話するために私は呼ばないでしょ」
奈々「・・・すいません。」
透明「さて、聞きましょうか」
一見、奈々さんのような華やかな世界の人は、
あまり悩みが無いように思われがちで、特に売れている芸能人は、
尚の事そう思われるらしく、なかなか人に相談出来ない現状がある。
さて、奈々さんの悩み紐解いて行きましょう
続く・・・。