しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

オトーリの歴史的意味について

2010-04-12 17:55:16 | 宮古史
1983年(昭和58年:時の首相は中曽根康弘。福岡地下鉄が開業し、日本海中部地震があり三宅島が噴火して夕ぐれ族が粉砕され、私が大阪に転勤した年です。)、宮古島市になる前の上野村議会は「オトーリ廃止に関する決議案」を満場一致で可決した。

これは村内高校生がオトーリ飲酒後、自損の交通事故で死亡したことにショックを受けた母親たちの要望によるもので、NHKが全国放送で取り上げ、それ以降も島内では賛否両論が渦巻いている。

簡単にいえば酒の回し飲みといってよい「オトーリ」であるが、「受けた酒は全部飲め!」から始まって酔いが回るとともに「飲め!」「飲めない!」で喧嘩沙汰に。

貧しく信仰深かった頃、酒の一滴は血の一滴といわれるほど貴重なもので、神にささげたお神酒を一口ずつ平等に回し飲みしていただくことで神のお恵みが「通る」、これがオトーリの始まりといわれているらしい。

時を経て、容易に手に入る泡盛が出回るようになってもその習慣だけが残り、大量飲酒化へ走ったというわけである。

この習慣、普段は無口で自己表現に問題アリの人でも、オトーリの親となるやいなや弁舌さわやかに喋りまくると言う副産物を生み、人を見直すきっかけにもなっている。飲酒の強要が見直されている昨今、酒を飲めない人も参加可能になり、なかなかのコミュニケーション方法であるのだなと深く感じ入るのであった。

いずれにしても飲みすぎに注意しましょう。

こちらではオリオンビール一筋の小生に、サッポロビールの復刻版を送ってくださる殊勝なヤマトのヒトが現れた。こんなヒトは大歓迎である。

さっそく夕陽に捧げ、感謝していただいた。文字通り、サントリーにも追い抜かれ落日のサッポロビールになったのは皮肉な話である。

           

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2 コメント

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Unknown (焼き)
2010-04-14 12:25:30
はいはいはーーい!殊勝な人でーーす
焼きも発泡酒ばっかし飲んでいたらビールが口に合わなくてねえ
よろこんでいただけてうれしい限りです。こーゆーのをリサイクルっていうのかしら?リユース?
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意味不明 (Lanai Ahe)
2010-04-14 13:57:46
  リバイバル  じゃねーかなぁ
ビールに限って言えば

爺に対してはリスペクトだろうねぇ

名古屋市議会はリコールされかかっているし

リョウマは福山だし

いずれにしても意味不明だーーーぁ

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