しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

表もあれば裏もある

2012-10-26 17:11:45 | DB

ニライカナイということばを聞いたことがありますよね。

遠い海のかなたにある理想郷  ぐらいのイメージしか持っていませんでしたが

具体的な建造物として存在していました。

         

       

これニライカナイ橋といいます。

「せーふぁうたき」のそば、国道331号から沖縄刑務所や自衛隊駐屯地のある丘陵へ上る県道の曲線橋でした。

全体像は

        

それはともかく、

ニライカナイとは柳田國男によると「遠いはるかなところ」という意味があるということらしく、そこにはあらゆる富、豊穣、生

命の根源があるとされています。

旧暦6月には、ニライカナイから神を招きよせ、祝福のおさがりをいただくお祭りが開かれます。

しかしながら、そこでは決して理想郷としてのみとらえられているわけではないようで、悪しきもの、災いをもたらすものの住

む世界でもあるのですね。

一説には、そのようなものを閉じ込めた世界であるともいわれています。

だから柳田國男は「とおいはるかなところ」という場所を示すだけでそこがどんなところかは言っていないと解釈したんでしょ

うな。別の学者の解釈では「根のあるところ」ということですが同じ内容ですよね。

死後は、ニライカナイに行くんだと思い込んでいましたが、結構人間世界と同じようなドロドロ感のある世界なようで、考え直

すことに決めました。

意義のある旅であった。のだ。