虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

頭の整理箪笥(たんす)

2004-10-18 | 塾長日記
毎週土曜日は入試英語特訓を行っている。今まで感覚で英語を理解してきた生徒は中1の根っこの部分から補強を始めるので『なぜこうなるのか』の理由付けがわかる。バラバラに頭の中に入っていた知識をひとつひとつ整理して、動詞の箪笥、前置詞の箪笥、接続詞の箪笥、英文法の箪笥・・・と整理できるように発信していく。

私は授業のなかで「上野の知恵袋」を披露するが、これもしっかりと区分けして頭の整理ダンスに入れて置かないと、答えを呼び起こすときに「サッ」と出てこない。
実際に朝、靴下を履こうと探すとき、靴下は「ここ」としっかり整理されていればすぐ履ける。
ごちゃごちゃに箪笥にしまってあると本当に無駄な時間を使う。

夏から私の授業を受けている生徒達は今、この整理ダンスの重要性を感じている。
不鮮明なままに頭に入っていた知識の上に鮮明となった知識を入れてもまた問題は解決しない。
この時、私は子供達にいったん箪笥の中味を出すことを伝える。

すべての整理ダンスの中味を出せというのではない。
自分の苦手な教科、分野の箪笥をもう一度片付け直すことを言っているのである。

今日からまた、進学相談、学習相談が始まる。一人一人に合った話をするが、本当の学力は根っこがしっかりしていないと育たない。そこに毎日、水や栄養を与えても時間がかかる。
思い切った頭の整理ダンス改革を行ったほうが早いと私の経験則から思う。
『急がば回れ』の言葉どおり、今の時間を大切にして目標に挑んで欲しい。

~写真と本文は関係ありません~






コメント (2)
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