虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

小さな、小さな達成感を積み上げて欲しい!

2006-09-26 | 塾長日記
どんな些細なことでもいい、どんな小さなことでもいい、他人からすれば当たり前のようなことでもいい・・・達成感って大切だと思う。
今月は体験授業受講生が6名いる。その中で今日は3名の生徒が通ってくる日。今まで私の強い牽引にしがみついて来た者には何とかして「僕だってやればできる!」と思わせたい。その達成感、充実感を味わって欲しい。きっと今までそういった自分でできた喜び、分かる喜びに飢えていたのだと思う。
体験授業の最終週は「いくら塾に入りたくてもこれをクリアしないと入塾はできない」と第3週目に発信しておく。事前に保護者様のお考えは尋ねておき、併せて私が何を考えているのかを伝えておく。
最終週の生徒達は目の前の大きなハードルに挑むことだけに集中して教室の玄関に現れる。私が「今日の塾勉はOKか?」と聞く。すると生徒達は「た・ぶ・ん」と返答をする。緊張している。乗り越えたいと言う気持ちが伝わってくる。私はいつもと変わらぬテンポと声の高低で授業を開始する。テスト開始・・・交換採点・・・得点報告・・・と続く。
本日の体験者3名の内、1名は見事私の課題をクリア。合格した。私が「来月から塾に正式に通っていい」と。するとその生徒は「にっ・・・こり」。不合格になった者は授業後にもう一度再テスト受験の発信をする。
授業後、再チャレンジが始まる。私はもの凄い形相で子ども達の様子を前から見る。緊張感が走る。再テスト開始前まで一生懸命努力する姿がある。本当はこれで十分なんだが子どもにはそんな姿は一切見せない。正に崖っぷちの状態を創る。そこから這い上がる達成感を持たせたい。再テスト開始・・・終了・・・採点・・・再テスト体験者2名の内、1名は合格「良し!!良くやった!来月から先生の生徒だ!」と。「ありがとうございました」と教室をあとにする。残った1名。
さぁ、ここから膝の付け合せが始まる。躓きの糸をいっしょに手繰り寄せる作業に入る。「これはいいか?ここは?良し、ではこれは?」こんなやり取りが続く。その時生徒から「あっ、そうか」の声が出た。「ここだ!!」この言葉が出た所から今来た道をもう一度昇り始める。そうすれば確実に回路は繋がる。

この体験者には明日もう一度チャンスを与えた。私はひとつのハードルを越えて「先生、お願いします」の声が聞きたいのである。こんな小さな達成感の積み重ねを繰り返し、あとで自分が振り返った時に「こんなにも高いところに昇った」と自分で感じ取って欲しいのである。さぁ、這い上がって来い!!

上野塾ホームページはhttp://homepage2.nifty.com/ueno1009-kakehashi/
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34年ぶりの同窓会

2006-09-24 | 塾長日記
今日は私の小学校6年生時代の同窓会がありました。恩師が今春、瑞宝双光章を受章されたとの情報を同級生が新聞で見つけて「みんなで先生をお迎えしてお祝いをしよう!」ということになり、先生のご都合と同級生の一番都合の良い時が本日、9月24日であったのです。(少々遅れましたね・・・)今日は大阪から駆けつけてくれた小学校時代一番良く遊んだHさん、はるばる北海道の別海町(千歳空港から飛行機でさらに50分かかるとの事)から同窓会のために岐阜に戻ってきてくれたMさん。Mさんは自宅で作っているアイスクリームも事前に航空便で送ってくれました。本当に遠いところありがとう。
同窓生はいいね。社長も部長もない。みんなフラットな関係で34年前にタイムスリップ。恩師も今は73歳。でも若い若い。時間のある時はスポーツジムに通って、1000メートルを今でも泳いでみえるとのこと。本当に元気な先生です。
今日もみんなから一杯エネルギーをもらいました。
同窓生の温かさに感謝。恩師の不老エネルギーに感謝と脱帽の上野です。
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英雄伝説

2006-09-19 | 塾長日記
教室には塾生の頑張りを褒め称える「英雄伝説」が掲示してある。今回は岐新の満点者を英雄伝説に掲げる予定をしていたが、中3のKKが英語で97点。3番の適語補充問題で茶摘(tea-picking)のstartsが閃かなかったと試験当日の午後私の自宅まで電話をかけてきてくれた。問題文は「茶摘が見られる」と表記してあるなかでstartsを入れ込むのはなかなか難しいことである。次回の第2回岐新では英雄伝説に再チャレンジをさせる。また、昨日は中3のTOがバレーボールで県選抜に選ばれ先週の土・日と大阪で試合をしてきた。47都道府県で岐阜は第3位。そのリベロとしてTOは活躍してきた。気を遣って大阪の土産まで我々教師に買って来てくれた。
誰しも輝く因子を持っている。それを開花させるかどうかは本人の夢実現の努力と諦めない実行力だと思う。私も子ども達から学ぶことも多い。私の心と頭に刺激を与える人に囲まれて私も自らを奮い立たせねばと思う。
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上野塾名刺

2006-09-18 | 塾長日記
今までは、私一人の名刺で良かった。来月は三者懇談会が10月8日(日)から控えている。今回は上野塾の若手講師陣も懇談にあたり子どもを持つ親御さんの生の意見を聞く場を設けた。受験指導は私と西国原で当然行うが、中1・中2は教室現場の生の声を今までの視点よりも、もっと子どもの目線で話をさせて頂く計画である。
若手講師陣の名刺を創っていく上で講師陣には、上野塾の看板を背負い、上野の分身として私自身の想いを発信してもらうことに大きな責任感と期待感が湧き出てくる。頼むぞ、上野塾若手講師陣!!

昨日は岐進研のメンバーの方、私学の渉外担当の方との交流会に西国原と共に参加させていただいた。こういった元気のいい塾とお話をさせて頂くことで、またエネルギーが湧いてきます。会終了後のhideさん、mikeさんとの情報交流も今の私にはユンケルにも勝る速効性のある栄養剤になりました。本当に皆さんありがとうございました。またhideさんの奥様、スタッフのhayashiさんにもお世話になりました。本当にありがとうございました。
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一日が終わって

2006-09-15 | 塾長日記
今、教室授業を終えてじっくり今日を振り返っている。授業のチェックシートを入力して今日の授業を振り返る。「そうか、こいつはこんな感想を持ったのか!」「先週は厳しいことを言ったが今日はしっかり結果を出してきたな」
今の私は授業が終了すると本校第2教室に入ってビール片手に今日という二度と帰らない日を思い返す時間を振り返ることにしている。BGMは葉加瀬太郎のベストトラック。8曲目のTo Love You Moreになるとキーボードを打つ手も休めて曲に耳を傾ける。こんな時間が今の私には至福の時。
教室現場は筋書きのないドラマの連続。ドラマをどう展開させるか指揮者である私の指揮棒と愛弟子たちとのハーモニーをもっともっと満喫したい。そしてこんな上野を見て「こんな先生になりたい」と言ってくる愛弟子が出ることを夢見て・・。
ちょっとアルコールが回ったかな??

上野塾のホームページもアクセス件数が1000カウントを迎えようとしています。
http://homepage2.nifty.com/ueno1009-kakehashi/
今、家内が改良の準備に入りました。家族に支えられ、塾生やその御父母様、地域の皆さんみんなに支えられ今日という日があることに本当に感謝いたします。
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明日は岐新1回目の結果がでますね

2006-09-14 | 塾長日記
岐新第1回目の結果が明日届きます。私は16日の土曜日にデータを収集して今、喝を入れなければならない塾生には連休中に面談を行う予定です。通常の2学期三者懇談の予定は、昨日西国原と打ち合わせを完了し、本日から懇談日程をお知らせすることになっています。これを待っておれない塾生には緊急面談の発信をします。英検、漢検、校内実力テスト、体育祭と行事が満載の9月、10月です。行事に決して振り回されることなく、しっかり地に根を張った安定感のある学習リズムを継続させたく思っています。
先程、塾生のお母様からもメールをいただきました。親も真剣、子どもも真剣、塾も真剣。決してぶれない方向性を三者が持つことが今、一番大切です。
お母様、ありがとうございます。
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授業レジュメ

2006-09-13 | 塾長日記
「上野塾の英語は上野自身が教えたい」「私の愛弟子は私の基準で成長させたい」と思っている。今、中学生に個別の生徒がいる。指導する教師を信用していない訳ではない。学力確かな教師を配置しているが、どこまでを基準にするかを明確にしておかないと中3になって受験指導に入った時に習った教師によって到達度が違ってくるのは私自身が納得いかないのである。
塾生の個人差は当然分かった上でのことである。塾としての指導基準を明確にすることは塾長としての当たり前の姿である。授業前にこのレジュメを渡して「ここまで引き上げて欲しい」と個別担当教師に注文をする。
仮に私が現役を引退する時が来た場合、次期塾長には強くこれを求める。

~私の引退は子どもの心が見えなくなった時。・・・ まだ十分見えてます~
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親バカですが・・・

2006-09-12 | 塾長日記
娘の夏の宝物が学校から帰ってきた。娘とゆっくり話すこともなかったが、一生懸命やっていた姿を後ろから見ていた。母親の手を煩わせることなく今年はできたようです。娘が一生懸命創った宝物だから私の手元に置いておきたかった。また塾生達にも見て欲しかった。本日芥見校のトイレに飾りました。
池田先生のsnowmanと娘のcatsが塾生達を応援してくれることでしょう。
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本校 第2教室始動!

2006-09-08 | 塾長日記
自然の木の香りが漂う本校第2教室。この教室は中1Aと中3Sが使用する教室。中1生は授業開始15分前には全員着席完了。授業を楽しみにしてくれる姿が嬉しい。
私も西国原もこのクラス運営を楽しみにしていた。思った通り、今までの多人数の時の彼らと第2教室に移ってからの彼らとは「やる気」が全く違う。
「第2教室を作って良かった」と思った。ひとり一人の輝きを感じれる距離って本当に大切なんだと改めて思った。みんなの笑顔が本当にすばらしい。
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夏のチャレンジ問題

2006-09-02 | 塾長日記
暑い、熱い、厚い夏が終わった。しかし、小6塾生・・・と言うよりその保護者様から夏のチャレンジ問題の答案が私の手元に届く。毎年恒例の二つの扇形の重なった部分の中心面積を求める問題であるが、お父さん、お母さん、隣のおばさんへと問題を持って動き回る塾生達の姿がある。解くにはπが必要、三平方の定理が必要、平方根も必要。しかし小学生に解けるように簡単な数値にて問題を提示した。
色々な考え方が出てくる。お父さん達の知恵の発揮どころ。この問題で親子の会話ができれば私の狙いは成功なんだが、どうも子ども達は分かっていないのが現状。「解答を教えて下さい」のメッセージが多数寄せられたので今月の塾通信に入れるよう準備をしたところです。
解けたお父さん達は子どもの前で「こんなもん解けるわ・・・」と満面の笑みを浮かべてわが子に教える姿が目に浮かびます。こんな時間が持てる家庭、とても素敵です。

余談ですが、この問題をスナックのお姉さんに「この問題解ける?」と紙と鉛筆を持って行かれたお父さんがいることも私の耳に届きました。上野はそんなお父さん、大好きです。
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