虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

ピリピリ感を持たせたい

2008-02-29 | 塾長日記
中3授業はピリピリ感を持たせたい。そんな想いで今日の本校授業に入った。自分の目標に向かって進む姿を肯定させたい、そういった姿は何よりも尊いのだと思わせたい私の想いがあった。授業開始後の小テストの時に、剣道着に着替えたのは、本気の姿を子ども達に見せ、2週間後の戦いの場に焦点を合わせる雰囲気を創り上げたかったからである。
授業開始の挨拶は、いつもより数倍大きな声での「お願いします」の声。一気にやる気モードに昇華させたかった。「もう後はない、誰も当日は助けてくれない、自分の実力だけが運命を決する」そんな話をして授業に突入。学校授業を否定する訳ではないが、私に言わせれば「ピリピリ感」など微塵もない。やむを得ないことかも知れないが私の教場にはそういった雰囲気を持ち込ませたくなかった。
私の夢実現、それは「全員志望校合格」が揺ぎ無い最終完成形でありたい。
最後の戦場(いくさば)に挑む者、この2週間は自分の限界に挑むべきだ。疲れた時は休めばいい。しかし、またエネルギーを充電して自らを奮い立たせよ。そういった時なんだ。周りに流されることなく、自分の信じた道を突き詰める気概が欲しい。それは私の愛弟子が大人へと成長する過程できっと同じ壁にぶつかった時にその壁によじ登るエネルギーになると私は思う。

公立一般選抜まで、あと13日。
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やめるんじゃなくて「卒塾」だよ。

2008-02-25 | 塾長日記
先週末に特色化を合格した塾生から申し訳なさそうに「2月いっぱいで塾をやめます・・・」と言う声を聞いた。私は「やめるんじゃなくて卒塾だよ。志望校を手にした訳だから堂々と言えばいい」と話してやった。これも自然なこと。無理な流れを作るのではなく、合格を手にした者は自分の考えを尊重すればいい。そんな中、一般選抜を控える塾生と一緒に戦ってくれる特色合格組みの塾生も多数入る。これも嬉しい。「全員合格神輿」をまた担ぎ直して、一緒に喜びたいと思ってくれる気持ちに人としての成長の足跡を感じる。嬉しいよ。
一日一日が刻々と過ぎていく。今日は昨日作成した「一般選抜過去問」を早速子ども達に渡した。合計30枚の本番テスト。時間をしっかり45分計って、今の実力を確認し、最後の弱点補強に取り組む姿を作り上げたい。

公立一般選抜まで、あと17日。

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受験戦士へ

2008-02-24 | 塾長日記
過去問集の塾長レター
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2008春の受験戦士へ
上野塾塾生の最後の戦いの日が迫ってきた。今年度の中3塾生は37名。既に私立推薦、公立特色化選抜で14名が自分の進路を決定した。あと23名の塾生が3月13日の本試験に挑む。
特色化選抜の結果が出てから、最終決戦に挑む塾生たちと進路選択の最終確認を進める中、公立一般選抜入試の過去問制覇の課題が浮上してきた。塾生たちが持っている「高校入試の手引き」には、平成17年度・18年度・19年度の過去3年分問題が掲載されている。加えて本日、平成14年度・15年度・16年度の過去入試問題を渡す。2月25日からカウントして残り17日間、本気の取り組みをしなさい。そして自分で解答確認をしなさい。配点は発表されていないが、以下の要領で得点を出して、高校別目標点をクリアできるように頑張ってみること。
①解答数をカウントする、②正答数をカウントする、③100:X=解答数:正答数 でXの得点を出す。 
①~③に基づき各年度別・教科別得点を出し、3月10日(月)の平常授業時にキリトリ線以下を切り離して提出すること。すでに進路を決めている者も強制はしないがやってみると良い。自分の実力が分かる。
過去のデータから見る高校別合格基準点は・・・・。

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この過去問集を2月25日(月)にどうしても渡したかった。印刷会社に出したら25日に間に合わない。購入したらお金がかかる。ならば、家族総出で印刷、帳合い作業決行。そして完成した。
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夢実現

2008-02-22 | 塾長日記
幸福は受け取られるべきものではなくして、それにねうちする行為に伴う報償という意味において作られるべきものである。
(天野 貞祐)
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こんなメルマガが今日届いた。自分の幸せの前に人に対してどれだけのことができたか、「まず、人ありき」こんなことの解釈を自分なりにした。昨日の特色化選抜発表で、千羽鶴を贈った塾生からも朗報をもらった。遠い校区外から3年間通ってくれた塾生やお母様からもお礼の言葉をいただいた。先程そのお父様からも電話を頂いた。ありがたいことだ。塾をやり続けることは自分の夢実現ではあるが、己を優先するのではなく私の周りの人に喜んでいただけ、それが値打ちのあることならば私にも幸福がやってきてくれるのだと思う。

何度も書くが、Xdayは3月19日の午前9時。これに全てを集中したい。一般選抜の願書を提出するのがここ2・3日。昨日も三者懇談、二者懇談を行った。今日も行う。私の懇談は「こうしろ、ああしろ」ではない。「この進路で行く決意が備わっているか」の最終確認だ。私の夢実現は最後の最後でいい。まずは子ども達全員の夢実現が果たせるお手伝いができてから。そうすれば自ずと私の夢実現に近づいていくだろう。


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特色化選抜の結果を受けて

2008-02-21 | 塾長日記
合格吉報を入れてきた塾生とその親御様、本当におめでとうございます。この特色化選抜で合格切符を手にした者は、今日は思いっきり家族に祝ってもらいなさい。

今日の授業は、特色化合格組みと一般挑戦組みとの混在になるが、これもいいことだ。合格した者も同じスタンスで俺について来い。一般選抜挑戦組みは、3月13日の本番試験に向けて、①体調管理、②何が何でも合格してやるという強い気持ち、③3月19日の朝9時の合格番号貼り出しの時の自分の姿を強くイメージする。この3つを強く意識すること。

残り3週間で全てが決する。それまでは俺も気をピーンと張りつめる。さぁ、今日の授業の入試対策プリントを作成する。俺は絶対気を抜かないからな。しっかりついて来い。
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今日は、特色化選抜の発表日

2008-02-21 | 塾長日記
特色化発表前の深夜にブログを書いている。あと7時間後に特色化選抜の発表となる。この特色化選抜がなかった時代は、公立一般に向けてひたむきに周りに惑わされることなく取り組む生徒が多かったように感じる。特色化選抜を否定するつもりはないが、この選抜は受験ロードの子ども達のモチベーションを小休止させてしまっているように思うのは私だけだろうか。事実、この一週間教え子達は「特色化難しかった!!無理だっ!」と言えども「もしや・・・」の期待感が過ぎり、ゴールテープに向けての取り組みに梅雨前線が掛かったような停滞ムードを今週は感じてしまった。これが15歳の姿なのかもしれない。
今日の午前10時の発表で子どもたちは新たな岐路を迎えるが、大半の中3生は3月13日の一般選抜に挑むことになる。今日の授業で私は「最後の戦場(いくさば)に向かう者、もうこれが最後だ。もう後がない。まさに断崖絶壁の状況下にある。ここでもう一回スイッチを入れるんだ」と声をかけていると思う。親御さんの中には「はやく楽をさせてやりたい」という声もあったが、人は苦しんだ分だけ成長するし得るものも大きいと思う。全ては公立一般合格発表の3月19日に決する。
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教師とは!

2008-02-18 | 塾長日記
今朝、娘の机の上に一枚の数学のプリントがあった。よく見てみると、塾の数学の期末対策プリントであった。娘の数学の教師は杉山。彼は大学の3回生である。非常勤教師である。よく「全員正職員!」と謳う塾のチラシがあるが正職員でも骨のない、筋の通っていない教師は一杯いる。そういう姿を私は見てきた。胡坐を掻いた「事なかれ主義」の教師を一杯見てきた。そういう教師を見ると私は無性に腹が立った。
話を戻そう。杉山は私の許可も無く、オリジナルプリントを作って塾生に配っていた。過去問集という立派な冊子を用意したにも関わらず自分で期末予想問題を作って塾生に配っている。塾の印刷機を使わず、自分でお金を出して印刷してくる。その印刷物には「この問題で躓いたら、塾教材の何ページのこの問題」と明記した手書きの道しるべが補足してある。私は感動したよ。
権限を持つには「叱られ曲線」というものがあって、権限を得るにあたり上司から認められるか、はたまた一喝が来るかのぎりぎりの境界線がある。それを自分の思いを認めてもらう(権限を得る)には「いい意味での裏切り」を行わないと上司は納得しない。
杉山は教職希望で今大学で教職課程を学んでいる。きっといい先生になると思う。
私が大学生の頃、塾もやっていたが家庭教師もしていた。家庭教師は『その時間、その時に何でも応えてあげる』そんなことは当たり前。その時だけではなく、「次、俺が来る時までにここまでやっておきなさい。これをできるようにしておきなさい。これをテストするからね』と言う。そして家庭教師に行く前日に「明日行くからね。やってるか!」の応援コールをする。点の学習では本当の学力には繋がらないと思っていた。線の学習をしないと力は付けられないと思って家庭教師をやっていた時期がある。
今の杉山を見ていると私の学生の頃とダブってくる。子どもの前で涙を流せる教師はそんなにいない。お前が今年度の夏期講習で流した涙は子どもの心と私の心にしっかり残っているよ。きっといい先生になると思う。いい手本になれるかどうか分からないがこの上野塾で一杯学んで欲しい。私と杉山とはきっと同じ血が流れていると思う。
そんなことを思って娘の机の上のプリントをながめていた。
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学年末学習会

2008-02-17 | 塾長日記
明日月曜日から各中学校は学年末テストに突入。今日は本校、芥見校共に「学年末学習会」開催。中1・中2がそれに挑むわけだが、この学習会では中1過去問確認テストを実施。結果、不合格者3名。この塾生は再試を受け「全員合格」でまずは第1関門突破となった。中2は新垣勉氏のTry to be the only one.の本文全訳課題を行った。今回比較文法に力点を置いていたのでLet's readは私のレジュメプリントで先週まとめ授業を行った。それの定着確認のテストであった。これは全員1発合格。
昨日の学習指導要領改定案ではないが、指導要領を越えた比較授業を私は一ヶ月通した。塾生たちが定着するまで「比較制覇プリント」を何度も印刷し続けた。その結果、「比較公式10選」とそれに伴う「比較例文30文」の英作も全員がクリアした。塾生たちには、こういった積み重ねが大切なことを感じて欲しい。
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今日の学習指導要領案

2008-02-16 | 塾長日記
この指導案は「もとに戻る」ということだ。このゆとりっ子世代に終止符が打たれる。わが子はまさにこのゆとりっ子世代である。算数のドリルには「計算機マーク」、数学の教科書には解の公式もない、理科の教科書にはイオンもない、英語の教科書には関係代名詞の所有格も目的格もない、現在完了には結果用法もない・・削られ削られの教科書で学んだゆとりっ子世代のわが子たち。勝手に天井を決められ、伸びようとする芽を摘んでしまっていたようなこの「ゆとり教育」。
また学校現場は「総合的な学習」を真摯に全うしようと努力した学校の様子が新聞に取り上げられている。これもこの指導案でまた右や左に振られることになる。私がこの学校現場にいたらやりきれない思いが沸々と出てくるだろう。
塾屋の私は現況の指導要領に留まることなく、教室現場では「関係代名詞thatの特別用法、話法転換、5文型、等位・従位接続詞など」我々が学んだ英語レベルまで塾生には伝えてきた。これは高校英語の必要条件と判断して行ってきたことだ。これは天井を決められることなく伝えられた在野の教育実践の場の賜物かもしれない。
この指導案の方向性は私の望む姿であるが、この間の子ども達の天井をスポイルされた時間が返ってこないのが口惜しい。それが総合的学習の「生きる力」で代替されたと言うならば、本当にこのゆとりっ子世代の子どもに真の「生きる力」が備わったのか・・・私は首を縦には振れない。まだまだ生きていく「知的体力」が欠如している。
方向性が決まったのならば、できるだけ早く動き始めて欲しい。小学校の2011年、中学校の2012年実施では遅すぎはしないか・・・。
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いよいよ明日は公立高校特色化選抜

2008-02-13 | 塾長日記
いよいよ明日に迫ってきた。昨日は「激励はがき」が届いたと連絡が入った。これは正月特訓の最終日に正月特訓の時の自分が、受験直前の自分宛に書いた激励はがきだ。一般選抜に送って欲しいと言うものもいるが半数はこの特色選抜時を希望していた。それを日付順に並べて、私が日にちを見計らってポストに投函すると言うもの。自分が自分に書いたものを改めて読み返すとその時の自分が蘇ってくる。
今日は一般選抜に投函して欲しいとあった塾生の葉書を直接自宅まで届けた。何故、私が今日届けたかと言えば、ここで決めて欲しいと言う私の想いと塾生のこの特色化に賭ける想いが一致したからである。ご自宅にはおばあちゃまがお見えであった。この葉書の意図を伝え、お孫さんに宜しくお伝えくださいと朝の出塾前に立ち寄った。
寒風が吹き、今日も寒い日になりそうだ。こんな時だからこそ「背筋をピンッ」と伸ばして大切な時間を送りたい。
<塾生へ>
倍率などは最後に意識せよ。本当にこの特色選抜に合格したいと心から思うこと。一般があるからと思ったら勝負はついてしまっている。記述問題は自分の今まで高めてきた受験学力を包み隠さず発揮して来い。まず全体を見よ。教科に掛ける時間を自分で管理せよ。傾斜配点教科は気を抜くな・・・。先週の土曜日に伝えたことを思い出して戦ってこい。これは戦(いくさ)だ。本気になればきっと朗報が自分に届くよ。
面接のある者、中学生らしく、自分の言葉でこれからの自分の夢を語って来い。借り物の言葉でなく、あなたの言葉で。
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トコトンやるからな!

2008-02-12 | 塾長日記
今日は芥見校中2の授業。最初のAクラスで「比較制覇プリント」の最終テストを行ったが、不合格者が6名出た。授業入れ替え時に自宅に電話を入れさせて、今日の終了は午後11時過ぎと親さんに伝えてもらった。授業終了、中2生で英検3級一次に合格した8名に対して二次対策の面接練習を行った後、午後10時半から追試開始!

今日はトコトンやるぞ!妥協はしないからな!
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まだ質問が残っていましたね

2008-02-09 | 塾長日記
『プレッシャーを感じやすい子、成績の伸び悩む子に対してのサポートはどのようになさっているのでしょうか?』

この質問にお返事できていませんでしたね。失礼しました。
プレッシャーを感じやすい子、極度に緊張する子、今までに色々な塾生に出会ってきました。人の前に出ると話せなくなる子もいました。
実は私は中学の時、「ドモリ」であったのです。極度のドモリではなかったのですが、カ行、タ行、ハ行になるとすんなり言葉が出てこなかったのです。その時は、人前で話をするのも億劫になり、何とかそういった場に遭遇しないよう考えていた時もありました。これを自分で治そうと剣道部の部室で「か・き・く・け・こ・た・ち・つ・て・と」と大声で言っていた時期もあります。その時は言えます。家で話をしている時もそんなに違和感なく言葉が出てきます。でもいざ人前、電話になると、なかなか思うように言葉が出てこなかったです。
苦しかった時期がありましたが、こんな経験が私を変えてくれました。授業でいつものように先生に当てられた時、なんと、普通にスラスラ言葉が出てきたのです。その時思ったのは『自信があればできる。うまく言えなかったらどうしようなんて考えるんじゃなく、もっと自分に自信を持って堂々とすればいいんだ』と思いました。

プレッシャーを感じやすい子は先ず自分が『これではいけない』と思い、次にどうしたらいいのかを一緒に考えられるように接しています。自分の中に『何とかしたい』と言う想いがあればきっと突破口は見つかると思います。成績にしてもそうです。自分が良くなりたいと思って行動を起こさない限り階段は昇れないと思います。そういった導きが必要に思います。
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ひみつさんへの返答です

2008-02-09 | 塾長日記
成績の開示については以前のこのブログで記したことがあります。頑張った塾生には塾通信でその頑張り度を称え、紙上表彰をします。英雄伝説に殿堂入りするに値する成果を出した塾生は、教室に顔写真入りで表彰します。このことを保護者様にお伝えした文書が以下の事柄です。先ずはお読みください。
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塾が評価されるひとつに学校成績があります。進学実績もあります。私はこれまで「●●高校○名」と表記したことはありません。それは上野塾が進学予備校ではなく、進学道場としての位置づけがあるからです。自分の進みたい高校や学科に進んでいくことが一番だと思っています。全塾生に対して多少無理をしてでも、ひとつでも上の高校に進んで欲しいなんて考えてはおりません。本人の性格や将来の夢を最優先した上で三者懇談も進学相談も行っています。本人が「今よりも良くなりたい」と思い、精一杯の努力をした結果としてそれが期末の結果に表れたり、模試の結果に表れたり、検定の結果に表れたりします。通知表は学校の先生の主観がどうしても入ることも事実です。同じ通知表「5」でも受験を戦っていける真の学力を備えた「5」と、教科に対する取り組みや興味度合い、授業態度、提出物等から見た評定「5」もあり、多少受験学力がその基準に及ばなくても最上評価を手にすることは実際にあります。それらをすべて踏まえた上で、塾通信では頑張りの軌跡として紙上表彰をさせていただいています。本校中2生は昨年の1学期評定は私の心に大きな衝撃を与えました。だから私はこの現本校中2に「もっと良くなりたい」と思えるように最も厳しい授業を1年間続けてきました。私の授業が厳しすぎるという声も聞きました。しかし私は自分の心に正直にこの1年走ってきました。その結果として先月の通知表平均値が示すように本校中2はクラス全体の底上げができました。今の中2は授業中と授業前・後の切り替えが素晴らしいです。集中する時は教室内が静まり返ります。教科書リーディングの時は中3生に負けないくらいの大きな声でリーディングをします。本当に良くなりました。そんな塾生達の評価をお知らせしたい思いとしてひとつに「成績優秀者紙上表彰」があるのです。まだ得点には表われて来ませんが今の塾生の中には今後必ず結果として現れる者が多数存在しています。人の成長速度は千差万別です。塾に入ってすぐ結果になって現れる者もいれば1年以上経過してもまだ納得の行く結果を残せない者もいます。しかし今の上野塾に在籍してくれている塾生は全員が「今より良くなりたい」と思っている者ばかりです。入塾動機は「お父さん、お母さんが行けと言ったから」で門を叩く者もいますが一旦塾生として通塾するようになったらそんな理由はどこかに飛んでいってしまっています。
うまく纏められませんが、一人ひとりの頑張りを皆に祝っていただきたい思いが、この紙上表彰に表れていることをお含みの上、毎月の通信に目を通していただきたくお願い申し上げます。どうか私の考えを汲み取っていただき、薄っぺらな得点だけを追い求めている塾ではないこともご理解願いたく思います。
このことを踏まえた上で、「わが子の成績は通信に載せていただきたくない」とご判断される保護者がみえましたら、お子様とよく話されてお返事用紙にその旨をお書き下さい。
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この文書を通信に入れてお返事をお待ちしたところ、2名の保護者様から、「先生のお考えは分かりましたが、私の子どもは名前を伏せさせてください」と返答が返ってきました。それを見た私が「そこを何とかご理解して下さい」なんて言う必要性も私はありませんし、その家庭の考え方を最優先させるべきであると思います。

私は塾の中で行う小テスト(努力結果)や全国模試の得点は全塾生教室に貼り出してあります。小テストは「合格点を取るように努力してくるのが教師と塾生の約束事」であり、不合格の場合は塾生は居残りし、教師もそれにとことん付き合うのが当たり前だと思います。全国模試は塾内のクラス分け基準の基礎データとなります。着席する席順もこれで決まるものです。塾内の期末テストとしての位置付けがある重みのあるテストです。つまり成績責任の所在が「塾」にあるものは教室に貼り出して塾生ひとり一人が「もっと良くなりたい」と思う気持ちを促します。英検も英語指導の一環として塾で対策を行います。この英検も私に責任があるからこそ検定ボードに合格級を掲げます。漢字検定は英検のような対策授業は行わないにしても、一つ、二つ上の学年級にチャレンジ姿は大切なことであり、目標を設定してそれに向かって努力する塾風を創り上げる目的でこの検定もボード掲示を行っています。

また成績順に着席するのが私には合わないと言って、入塾を辞退された方も今までにお見えです。これはやむを得ないことだと思います。全ての方を満足させる方法はコースの多様化を図ってクラス指導、個別指導と設けるのが良いのかもしれません。塾の運営形態も色々あり、ビデオ学習もあれば、プリント学習もあります。毎回先生が変わるような個別指導塾もあります。こういった塾は、私が目指す塾ではありません。上野塾は上野と上野の同志が最も大切な授業に真っ向挑む集団でありたいと思っています。

お返事になりましたでしょうか?
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塾選び

2008-02-09 | 塾長日記
最近の保護者様の目は厳しく真剣だ。それでいいと思う。それが本来の姿だと思う。保護者様の目が真剣だからこそ、本物だけが残っていくのだと思う。心から厳しく真剣な目で塾を選んでいただきたいと思う。わが子にとってたった一度の少年期から青年期に成長するこの時期。この心の成長の多感な時期だからこそ、壁に挑むことの重要性を教える、それに向かって導こうとする師範のいる教場を見極めていただきたい。
私の塾が本物かどうかは自分が判断するものではなく、地域の保護者様に評価していただきたい。私は自分の目指す方向に舵を握り、どんなことがあってもこの舵を握る手を離さない強い決意を持っているつもりである。
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ディズニー受付終了です

2008-02-07 | 塾長日記
3月のお楽しみ旅行「東京ディズニーランド」を昨日の段階で受付終了としました。89名の申込みありがとう。予定より1名オーバーしたが、私が補助席に座れば問題ない。上野塾スタッフと行く想い出旅行、楽しい旅行にしような!
昨日は私立高校の一般受験(富田高校・岐阜東高校・岐阜女子高校・岐阜第1高校等)の結果発表があった。ここまで全員合格。今日も鶯谷高校の結果発表がある。さぁ、何人の特待生が出るか!授業開始の7時が待ち遠しい。
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