虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

11月を迎えるにあたり・・・(教室現場カテゴリー№100)

2005-10-31 | 塾長日記
車のハンドルはある程度の遊びがないと運転ができない。勉強でもずーと緊張しっぱなしで、常に全力で走り続けていると息も切れる。『ここぞ!』と言うときに本気モードに突入しなければならない。
10月から始めた「期末学習計画」の進捗状況を今の三者懇談で確認をしているが、完璧に計画通り進めた者は数少ない。これは今風の言葉で言えば、「想定内」のこと。これを踏まえて11月計画の準備に入るのがここ2・3日である。間違いなく今までの期末学習のスタートに比べれば1ヶ月早くスタートを切って、今までの自分の学習期間よりは長く取れていることは事実。時間は還ってこないことを考えればこれは今回の大きな収穫であると言える。しかし「10月にスタートが切れているから・・」と胡座をかいていると今までと同じ繰り返しに成りかねない。
今日からは11月期末学習計画の再提出が始まる。計画の重要性、それを実行する強い意志。これを今回の期末を通して学んで欲しい。

今日は平日だが、昨日の日曜日に学校ボランティアがあったD.Yは昼から塾に来て勉強を行っている。これから夜10時まで黙々と受験勉強を行う。
「D.Y、成果を出すんだぞ!自信を持てばまだまだ大逆転はあるんだ!絶対諦めてはいけないぞ!」奥の教室でテキストを捲る音が私の耳に届く・・・。
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今日の懇談

2005-10-23 | 塾長日記
自分はどうしたいのか。何をしたいのか。何をやれば本当の実力に繋がっていくのか。真剣に考えるべきである・・・。
そんなことを今日の懇談を行って感じた。部活でへとへとになって勉強ができない。親から部活を辞めるように言われ、9月に退部した。今の状況は・・・。無意味な時間だけが過ぎていく。これではいけないと思うが、自分で自分がコントロールできないまま人の言動に流されていまう・・・。これでは『自分』の存在がないに等しい。
14歳の中2生に『自分を大切にしろ』と言ってもなかなか難しいことも分かるが、少なくても今のままではいけないことは分かるはず。大好きな部活をやりたい気持ちが湧いてきたことは自分の心の中の本心である。ならば結果を出す努力をするのが必要であることを今日は伝えた。上辺だけでない本気の勉強(分からないところを分かるようにする学習)の必然性を伝えた。結果を出して、お父さん、お母さんに堂々と『俺は部活をやる!』と言える男になって欲しい。体は中学生だがまだまだ考え方が甘い。しかしここは伸びるチャンス。私からすれば伸ばせるチャンスだと思った。また私もエネルギーが湧いてきた。
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夢が語れるまで成長したR.Y

2005-10-21 | 塾長日記
昨日の授業のこと。中3の間接疑問文指導だが、中1から私の授業を受けている者がいないこの中3クラスはまず、接続詞thatの話から入る。肯定文を連結する場合はthatが接着剤になる。また時制の一致もここで定着させる。前準備をしっかりした上で疑問詞疑問文の連結に入る。疑問詞が接続詞の働きを持ったら後に続く文章はS+V。つまり肯定文になる。この「肯定文になる」と言う言葉を伝えるかどうかで後で行う実践問題の正答率が変わってくる。また疑問詞が接続詞、主語の働きを持つ場合、加えて時制の一致が絡む連結まで進む。
私の授業を受けはじめて既に7ヶ月が経過する。やっと一人も漏れることなく一発の授業で私の説明を理解できるまでに成長した。本文暗記も一度に5ページあまりの暗記を行うがこれもクリアできるようになってきた。私の目指すクラスが整いつつあることを昨日は本当に嬉しく思った。
このクラスの中には、私の授業が厳しくて欠席、遅刻があった生徒(R.Y)もいる。このR.Yには常に波動を送り、深夜手紙を書いて自宅ポストにそっと置いたこともある。
一旦引き受けた生徒(愛弟子)は私から縁を切るようなことはしない。どんなにそっぽを向こうが必ずこちらを向くまで引っ張り続ける。
昨日はまたR.Yの三者懇談でもあった。三者で夢が語れた。本当にこの時間が持てるようになったことを嬉しく思った。まだまだ夢実現には相当な努力が必要だがこの心境になれたことが大きな成長であった。土曜日は受験講座、その後自習を教室で行い、帰宅は私の帰宅時間と同じ。一緒に車で帰ることになった。12時近くまで教室で頑張る姿がこれから始まる。
やれるだけやってみることがこれからのR.Yにとって大きな自信に繋がると思う。
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今日の私学説明会

2005-10-18 | 塾長日記
この時期、塾経営者対象の「私学学校説明会」が行われる。本日の学校は指定校推薦枠を多く持ち、独自の指導特色を打ち出している学校の説明会であった。私学も塾と同じで十把一からげ的な無味乾燥な経営方針では発展もない。地域に根ざし特色ある学習カリキュラムや学校環境を創り出し、それを良しとして受け入れる生徒、ご父兄がいて第一歩が始まる。私学の説明会は「わが子を入れたい学校かどうか」の視点で話を聞かせていただいている。特待制度、留学経験、指定校枠などを考え、高校の先の大学、就職、生き方までをイメージできるかどうかである。今日の説明会は私にとって魅力的なイメージを持って終わることができた。
そんな中、塾側からの質疑の際、私個人として首を傾げたくなる質問が出た。あの質問は私学担当者に1塾として話を持っていくことであって全体の場で発言することではないと思う。人の考えはいろいろあって良いが、校長先生や入試担当者の先生の真摯な姿を想像すると同じ塾をやっている者として非常に残念であった。私学と塾の関係はどっちが上でどっちが下ではなく、フラットな関係がお互いを刺激し合って共存共栄ができると思う。
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太極拳とマラソン

2005-10-13 | 塾長日記
私は太極拳を2年前に少し齧った程度で終わっていたが、今年の5月から健康のため(?)に再開した。まだまだ太極拳二十四式は先生、先輩の動きを見ないとできない状態だが、なんとこの10月末にステージでの発表会に出演することになった。わが子たちのピアノの発表会に出る気持ちが分かる。全体の調和、速度がなかなか難しい。太極拳は我々が平常生活をする速度と比べるとゆっくりした動きになる。もともと「パッパ」と動きたい私にはこれがなかなか難しいのだ。
今日は本番の舞台稽古。いつも私達にご指導いただく先生のご師匠様(男性の先生)がおみえになった。この先生の動きを見て、男の太極拳の舞に感動した。私達のサークルは女性が多いため、私自身の動きも女性に影響を受けた「柔」な動きになっていたことに気がついた。もっと大きく、「剛」を持ち備えた太極拳がやってみたくなった。とは言ってもまだまだ素人の私にはすぐ動きに現れない。~だって舞自体を覚えきれていないのだから~
こんな刺激を週1回受けながら、今日も教室現場に立つ。
木曜日の授業はチョークの動きが微妙に太極拳動きになっているような気がする。気づいている愛弟子もいるのだろうか?

加えて、今年で3回目になる「ほらどキウイマラソン」こちらも申込を終えた。毎年、へとへと状態でゴール。今年こそ・・・と思うが事前準備はほとんどなしのぶっつけ本番になるような気がする。もう、完全に息子には大きく水を開けられることは分かっている。今の年齢の私の目標は『完走』。これしかない。完走と言っても3キロなんだが・・・・。
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体験授業

2005-10-11 | 塾長日記
9月、10月と体験授業を上野塾本校は行なっている。今回の本校の体験授業受講者は17名。私は敢えて厳しい上野塾を見せた。『この塾は中途半端な気持ちでは通えないな』と本人、親御さんにわかってもらいたかった。宿題も小テストも現塾生と同じように実施した。塾の進度は学校進度より英語も数学も1ヶ月先を進んでいる。今まで塾に通っていなかった者は未知の世界に連れて来られたような気持ちを持つ。これは最初からわかって実施している。1ヶ月という長丁場でどれだけ上野に食らいつくかを見させていただきたかった。途中、辞退された体験者も事実出た。しかしこの体験で甘いも辛いもすべて知って上野の懐に入ってきて欲しかった。1ヶ月の体験を終えた生徒は塾のリズムを体で習得し、「もっと自分を良くしたい」と言う想いが自分の中から湧き上がってきた。これが一番必要。人に言われて、親に言われて動くようではいつまで経っても受け身の姿勢。燃料を補給してもらわないと動けない子どもにはしたくない。燃料は自分で補給できる子どもの集団が上野塾の目指す姿である。
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塾長として、先生として、男として・・

2005-10-10 | 塾長日記
昨年は体育の日の連休はTGが自主勉強に来ていた。TGはその後ほとんど塾に毎日来て、特色化選抜で志望校に合格して行った。今年は先週から始まった中3進学相談を期にDYが塾に毎日来ることを心に決め、今日から動き出した。
DYは志望校を持ってはいるが、『どうしても入りたい!』という情念が不足しているため、学校の実力でも岐阜新聞テストでもあと一歩の伸びが足りない。「何としてでも●●高校に入る!!」という想いがない限りこの偉業は達成できない。
お母さんも子どもの為に朝から夜遅くまで働いてみえる。親の気持ちは同じ立場になってみないと実感できないと言うが、私の学生時代の家庭環境と重なり合うこのDYとお母さんは他人の気がしない。十五歳の子どもに己のモチベーションを常に維持することは難しいことも自らの経験でわかっている。そんな時道案内の指示をしてやる者、背中を「ポン」と押してやる者の存在が必要に思う。
私にできることはこんなことぐらいかもしれないが、これは塾長として、先生として、男として、ごく自然なことだと思って秋の連休の午後を迎えている。
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