虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

中3生に冬を語る

2004-10-15 | 塾長日記
冬期講習の話を今週授業内で行った。「12/11(土)に全国模試を行って、12/25(土)から1/8(土)まで休みは1/3のみ。今年はクリスマスも正月もお前達には3月に延期!」と・・・。予想通りの「へ~ぇ~!」の連発。しかし、顔は前を向き、笑顔がある。何か凄いことが始まる期待感も確実に持っている。「今年はやるんだ!」の決意は確実に皆に宿っている。

朝10時から3時45分までの講習+午後6時までの教科トレーニングを伝え、正月合宿、正月特訓の話をする。選ばれし者は正月合宿への切符を手にし、芥見校では合宿に負けない学習時間の正月特訓があることを話す。

多くの先輩達がこの正月合宿、正月特訓を体験して本番入試に挑んでいった姿・作文が玄関に掲示してある。正月合宿、正月特訓は生徒も教師も妥協無き本気でトコトン時間を共有する。「お年玉あるの~?」と話の腰を折ってくる声に私は「あるある!!先生の授業がお年玉だ!」「そんなお年玉じゃない~」「入試が近づいてくると自分の正月の頑張りと自信が大きなお年玉なるよ」・・子供達とこんなやりとりが続く。

正月合宿、正月特訓、冬期講習を終えた時の充実感は高校生になっても忘れることのない、高校受験期の大きな記憶として残ることは上野が保証する。
除夜の鐘も年越し蕎麦も合宿所や教室で今年は迎える。2005年の冬、きっと熱くなる。


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中学準備の小6生

2004-10-15 | 塾長日記
小学生は色々な習い事があって大変だ。そろばん、英会話、スイミング、スポーツ少年団、地域の文芸保存会・・・もう毎日かけ持ちで動き回っている。それを送迎される親御さんも本当に大変だ。実際、私の子供も小6生でなんだかんだと飛び回っている。聞いているとこっちが疲れてくる。

そんな環境下にある小6生の学習指導を行う上で、私は中学準備を前提とした英語・算数(数学)を9月から開始した。中学になれば色々な習い事を整理して、中学生活と勉強に集中できるようになるが小学生はそうは行かない。微妙なさじ加減がいる。

芥見校の英語はお楽しみの英会話指導ではない。中学1年の教科書を与えて、中1生と同じように丁寧に指導する。唯一中1生と違うのは、速度と繰り返し学習である。洋服を糸で縫っていく時、縫い口を強くするために「本返し縫い、半返し縫い」があるがその縫い方を英語指導に取り入れた。

冬期講習でもその半返し縫いの指導法で行くが問題は4月からのクラス編成だ。塾を経営する側は一度にまとめて指導したほうが効率的なことは当たりまえ。しかし、私はそんなことは絶対しない。
前やったことが定着していないならばやむを得ないが、習得できているのに足踏みをする『過剰待機状態』は作らない。

今、動き出した小6英語の船は、止まることなく、そのまま4月も走らせる時間割が完成した。
英語も数学も自分にあった船に乗船して4月から大海に出てゆくことになる。
この乗船期限は冬期講習まで。
それ以降の乗船切符は来春までない。
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勢いで書いてしまいました。
保護者様のカテゴリには相応しくない文脈で失礼いたしました。
これも上野です。
上野はこういった男です。
末永いお付き合いをお願いいたします。



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頑張れ!高3生!!

2004-10-15 | 塾長日記
芥見校には個別指導コースがある。とかく個別コースは担当する先生に任せっぱなしの状況にある。担任制、教科担当制・・・色々な言葉を個別指導塾から聞くが、一番生徒のことを考えているのは塾長でないといけないと思う。

推薦入試を控えた生徒が毎日のように自習にくる。●山と△田だ。私が中学生の一斉指導をしていると「お願いします」と入ってくる。私が「こっちの教室使いなさい」と言えば、「ありがとうございます」と行って教室に入る。
席に着くや否や、集中して「ぐーと」取り組む姿に私も思わず「良し」と呟く。

高校3年生にもなれば人から言われるより自分の弱点は自分が一番知っている。それをなぜ塾まで来てやるのか。自宅ではできないのか。生徒に尋ねれば「自分の家だと甘えてしまう。やろうと思っても気が散ってしまう。」これは私も経験がある。

塾の醸し出す雰囲気、環境を良しとして毎日教室に足を運ぶ高校3年生も私の大切な塾生だ。
●山は11月14日が推薦入試日、発表は11月19日。△田は11月17日が推薦入試日、発表は11月27日。頑張って来い。一般入試があると思うな。「スパッ」と決めて来い。





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中1生への思い

2004-10-15 | 塾長日記
中1生に対して努力の結果答案掲示を1学期から行っている。小学生から中学生に進学すると生活リズムが大きく変わる。学生から社会人に変わるような変貌ぶりである。登校時間、専門教師による教科指導、部活動、塾、家庭学習・・・で1学期のころの生徒はヘトヘト状態である。
じゃ、塾の宿題を減らすか・・・。私は全く逆。もっと高いハードルを与える。

努力の結果、「満点のみ合格掲示板」満点でないと合格にはならないもの。このテストも簡単な問題ではない。よく行われる単語テスト10個なんて甘いものではない。問題集2ページテスト(一部問題内容を上野流にアレンジ)を毎回の授業で行う。

当然、弱音の信号を私に発信する子供も出てくる。私は甘い言葉など一切言わない。「どんなこともやらずにできるはずなどない。ここを乗り切ればリズムに乗れる。絶対甘えるな。」と・・

子供達にこれだけの重荷を課すわけだから教師も甘えておれない。問題の準備、再試者のフォローと授業前、授業後と真剣な時間を醸し出す。自分の不甲斐なさに涙を流した生徒が何人いたことか。私は何度も苦しめば良いと思う。それが自分の生きるエネルギーになると信じる。

中1の子供達もこの秋口の時期になって中学生としてのリズム・サイクルが整ってくる。このリズムが完成する前にハードルを越えさせる成功体験を体感すればあとは自己管理ができる。これは私自身の経験でもある。これはずーと中1生を塾生としてお預かりする時は頭で意識してきたことだ。

やがて期末試験が始まる。私が中学3年生に期末対策を始めたことを掲示板で知って中1の子供達が「僕達はいつから始めるのですか」そのとき私は「もう始まっているよ」子供は「え、まだやってないよ」と・・・・

「違うよ。そう思い始めたことが期末対策の始まり。気持ちの無いものは期末テストのことすら言ってこない。だからお前たちは凄いんだ。準備はOKか!」子供達「は、はっい!」

中1生への上野流教育は大枠で整いつつある。私は甘える奴は大嫌いだ。頑張って苦しんで助け舟を求める奴にはどんな大海でも私は飛び込む決意がいつでもある。
コメント (4)
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