授業開始前ひとりの塾生が・・・
「先生、知恵袋を忘れました」って。
私:「お前、今日それから努力のテストがあるんだろ!
なんで忘れる?」
塾生:「家で勉強していたので忘れました」
私:「家で勉強していたら持って来るだろ!」
そんなやり取りをして、中3Aクラスの授業が始まった。
現在完了形の4用法の訳し方。
用法判別の信号機とそれの入る位置の現在完了の根幹テストを行った。
中学1年から通っているFYは満点合格。
4月入塾者と現体験者は軒並み不合格。
きちっと仕上げて今日のテストを迎えている者は1人だけ。
毎回私は子どもたちに言う。事あるごとに言う。
「小さな積み重ねこそが夢に近づく一歩だろっ」と・・・。
満点を取ったFYは急遽個別クラスに入れて
本日授業で行うところを個別教師に見るように指示した。
その後私は不合格者に対して
「今日は合格するまで帰れない。緊張感を持ってこのテストをクリアせよ」と。
20分程度覚え込んで追試の用紙を取りに来る者もいれば、
なかなか頭に入って行かない者もいる。
ひたすらノートに単語を書く姿があるが前から見ていても
それが覚え込む姿ではなく単なる作業としか私には見えない。
そこで傍に行って・・・
「単語を覚える時は、ひとつ書いてその単語を指で隠す。
隠れた状態で書ければ頭に入った。分からなければ見ればいい。
もう一度繰り返して見なくても書けるようになったら大丈夫だ」
勉強は作業ではない。
分からないこと、疑問に思うことを潰していく。
「何で?何で?」を「なるほど、なるほど」にして行く。
その繰り返しが自分の学力を向上させていく。
今までそういった勉強をして来なかっただけ。
今までの勉強は勉強ではない。単なる作業。
それも鉛筆、紙、時間の無駄使い・・・。
これではいけないって分かればひとつの成長。
まだまだ戦いは始まったばかり。。。。
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3枚の受験白布を集結させた。
今年はどんな文字になるだろうか・・・。