本校中2生、前学年のリベンジ果たす!!
今日は6月28日。昨日の本校授業は私も西国原も笑みが絶えなかった。今年4月からこの本校中2クラスはS、A共に私たちにどれだけ大声で発破をかけられたことか!第2教室の椅子が我々の声でカタカタ鳴ることもあった。自宅と隣接しているため私の家族も驚きのあまり声を潜め、小声で話すこともあったという。この学年には我々の気持ち、考えが伝わっていかないのか、それとも時間がかかる学年なのか私が基準とするところまでなかなか這い上がってこなかった。一番居残りも多かった学年もこの中2である。期末直前でも連絡ボードに思わず「まったく話しにならん!」と私に書かれる始末。水曜日は、一週間で最もエネルギーを使い、声もかすれることも数知れない。西国原と授業後話をする時は二人とも椅子に座ったまま暫く言葉が出ないこともあった。「このままではいけない。また、昨年の1学期の再来か」と頭を過ぎった。
ところが、昨日の期末テスト結果回収のカルテを配り、記入数値を見ると凄いことが起こっている。137点の大幅得点アップ(こんなアップ見たことない)を筆頭に114点、96点、93点、87点、82点、80点アップとほぼ全員が得点をアップしてきた。
学年平均点も昨年1学期が329点、2学期が302点、3学期が294点と下降線を辿った学年だが、今回はいきなり340点をはじき出した。
1学期という時期だからこそ出来得る数値と親御さんたちは考えるかも知れないが、4月からの死闘を続けた我々はこの中2生に対して『本当に良く頑張った』と言ってやりたい。一部の生徒だけでないのが嬉しい。問題が易しかったのか・・・そういう声も聞くが、易しかろうが難しかろうが期末テストは自らがやろうとしなければ結果は出てこない。「前よりも良くなりたい」と真剣に思って行動を移した者がこの喜びを体感できる。137点最高得点アップのお母さんと先日電話で話す機会があった。「今までは提出物もぎりぎりで十分やれないまま提出していました。でも今回は期限前に提出できたようです」と・・・。嬉しいよ。本当に嬉しいよ。もっともっと高みに引き上げることができる学年になりそうだ。また、次の目標に向かって昨日からエンジンをかけた。昨日の授業は子供たちも『やれば出来るんだ』と思ったのか、いつもとは違った眼差しで私の授業を受けていた。昨日の私は心穏やかに本当に自然体な授業ができた。授業終了後、掃除を子ども達にお願いした際、机を後ろまで下げて箒掃除をしていた。私がそうしなさいと言ったわけではない。ひとりの子どもが「先生が前やっていたからやりました」と声を発した。ひとつの成功体験がこんなにも周りの状況を的確に把握して行動に移せるようになる・・・。子どもって誰でも本当に発展途上の宝者なのだ。それをうまく引き上げてやれるかが指導者、周りの大人にかかっていると思う。もっともっと輝かせてやりたい。その為にも指導者も周りの大人も良い手本になれるように輝かなくては子どもたちも夢が持てない。そんなことを感じた昨夜であった。