虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

夏期講座、始まりました!

2010-07-31 | 塾長日記
上野塾の夏期講座は7月29日にスタートしました。



スタートするまでが何かと大変で、教室準備、8月通信準備、
1学期塾通知表準備、全国模試帳票準備とこの1週間は気が休まりませんでした。







明日夏期講座スタートと言う時に、体が悲鳴を上げて講習初日の午前朝一番に
かかり付けの病院でいつもの薬をもらってスタートした次第です。
私の身体はある一定値までは踏ん張りを許してくれますが、
それを超えると一斉ストライキに入るようになっているようです。
これが良いのか悪いのか分かりませんが、正に綱渡りの1週間でした。


塾生の親御さんから「受験生の皆さん、頑張ってください!」のエールと共に、
宮島の開運しゃもじをいただきました。
今、このしゃもじは芥見校の玄関で皆を迎えてくれています。



英検、漢検の検定札もリニューアル完成です。
今まで名前がなかったS. O君、遅くなってごめんな!



中3受験生のみんなは「デカ消し」を使って夏期講座に集中しています。
受験までこのデカ消しと一緒に戦いなさい。

ここからは昨日の話。
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俺が心待ちにしていた30日。例の正男君(仮称)が登塾した。
上野塾のお作法である「努力の結果」を合格できるかどうか。
出来なかったらお互いの為にピリオドを打つこともあり得る。
正男に俺は「今日は勉強してきたか?」と問うと、正男は「一応・・・」
どうも煮え切らない返答に俺は、「縁を切らないといけないかも・・・」が過ぎった。
その試験になった。正男は最初からやるのではなく英作文から手を付けた。
忘れないうちに早く英文を書いてしまおうという作戦に出た。
記号問題は問題を読まずに記入している。
「こいつめ・・・・っ」と思って試験終了時間になった。
交換採点をして正男以外は合格点の90点を誰もがクリアした。
正男は73点。本人なりに頑張ってきた足跡があったが不合格は不合格。
私は正男に「授業後話をする」と言って本日の授業に入っていった。

教科書の本文内容を2パート行って、その確認ワークの演習に入った時
私がこんなことを言ってみた。
「みんな、正男にもう一回チャンスを与えてやってくれんか。
 みんなにはスマンがもう一度今授業でやった内容のワークをそのままテストしたい。
 正男と一緒に受けてくれんか・・・」って。
すると子ども達は渋々ながらも「いいよ」って。

さぁ、もう一度チャンスを正男に与えた。
10分の最終確認時間を設けてテストスタート。
みんなありがとうな。
正男を除くみんなは全員が100点。
正男も91点。

下を向いたままの正男に
「よう頑張ったぞ!これからも頑張れるか?」と尋ねると
「はい」と、正男は返事をした。

これでいい。俺から逃げなかったことで合格だよ。
人には逃げてはいけない時がある。
その時に勇気を振り絞って向かう闘争心こそ人が
生きていく上での大きなエネルギーになっていくことを俺は伝えたかった。
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俺が塾をやる目的 ①

2010-07-25 | 塾長日記
上野塾には毎回の授業に「努力の結果」という小テストがある。
このテストは前回の授業内容から出題されたり
指導範囲のテキストから出題であったりする。
このテストは「予告テスト」であるため、
家で事前に取り組んでこれば合格できるはず・・・。

しかし昨日は不合格者が4名出た。
確かに完全英作文も4題あったので、
満点は難しかったかも知れない・・・。
しかし明らかに取り組みが甘い者が中2Aクラスに居た。

私は授業を受けさせなかった。
教室の後ろに移動させ、机を180度向きを変えて
合格するまで取り組ませた。
授業終了時には4名中、2名は合格した。
今日の私の授業ノートをクラスの仲間から
見せてもらうよう頼むことを伝えた。

授業終了時にクラス全体に「上野塾のお作法の大切さ」をもう一度伝えた。
『努力の結果に合格するのが上野塾のお作法』
合格できないと言うことは、「お作法=ルール」が守れないということ。
言い換えれば「土足で家の中に入り込んでいるようなものだ」・・・と。

「まだ合格できていない者は明日の夜8時に来い」・・・と。
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翌日の午後8時。
ひとりは時間通りにやって来た。
勉強もきっちりやってあった。
満点ではないが合格点であった。
今日届いたばかりの「デカ消し」をプレゼントした。
「一問一問丁寧に消して、理解して次に進むんだ」って。

もうひとりの正男(仮称)が来ていない。
自宅に電話を入れてお母さんと話していたら教室に現れた。
正男に私が尋ねた
上野:「今日は何時に来る約束だった?」
正男:「時間を忘れてしまって、良く分かりませんでした」と。
上野:「それなら何で電話をしてこなかった?」
正男:「・・・・」
上野:「勉強してあるのか!」
正男:「十分できていません・・・」
上野:「またお前は俺の塾に土足で上がろうとしているのか!」




正男に私は言った。『やる気がないのなら塾は来なくていいぞ』って。
上野:「正男は何の目的があって塾に来る?」
正男:「・・・・」
上野:「何の目的もないのか!そんな奴は俺の塾生じゃないな」

すると正男がポツリと・・・
正男:「少しでも良くなりたいからです」
上野:「そうだろ、だから塾に通うのだろ!本気になってやってみろよ!」

その日は約束どおり追試をやってはみたが、
正男に「合格したるで!」と言う本気がないので合格できるはずがない。
私は「今度の7月30日テストでお前の本気を試す。きっちりやって来い。
今日は帰りなさい。お母さんに迎えに来てもらいなさい」と言って私の携帯を渡す。
電話越しにお母さんの声が聞こえる「合格したの?」って。
正男が「今日は合格できていない。来週頑張る」って小声で言っている。



正男よ、今お前の前に立ちはだかった壁に真っ向から挑め!
絶対逃げてはいけない。今回逃げるとまた逃げる。
そんな逃げの生き方など俺の教え子に経験させたくない。
何度でも躓いてもいい。また挑む覇気をこの俺から学んで欲しい。
それこそが俺が塾をやる目的だから。



(つづく)
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大きな消しゴム

2010-07-24 | 塾長日記
先日、岩手のかねごん先生からこんなヒントを頂いた。

↓かねごん先生の記事

・・・・・そして意外と思われるかも知れないが、
塾に鉛筆と消しゴムだけをポケットにしのばせてくる生徒の中に、
学年のトップクラスの生徒がいたりする。分からないものである。

そこで今日は消しゴムに着眼したお話をしたい。
実は成績優秀者に共通する消しゴムがある。
中学校時代、クラスでトップだった僕の同級生もそうだったし、
昨年まで塾にいた学年トップの生徒もそうだったが、大きな消しゴムを持っている。

決してチビタ消しゴムや、ネズミが齧ったような消しゴムを持っていない。
そして不思議だが、ほとんど無くさない。

学年トップの生徒が、「消しゴムを無くしたので貸してくれませんか」
などとは決して言ってはこない。
1年間なり2年間なり見ていると、同じ消しゴムを丁寧に使っている。
シャープペンの先でホジホジしたり、誰かにぶつけるために削った跡もない。

毎回のように、「消しゴムを無くしたので、先生貸して」などと言っている生徒は、
成績もおもわしくないということだ。

たかだか消しゴム一個でも、モノを大切にする精神は集中力を生みだす。
受験生諸君!この夏休みを契機に、大きめのいい消しゴムを一個買って、
丁寧に受験まで使いこなしてはどうだろうか。
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この記事を読んで、今年の中3受験生に
夏の贈りものを夏期講座初日に渡そうと思った。

早速、楽天市場の合格グッズに飛んで
中3生分の合格消しゴムを注文し、
それが今日届いた。



かねごん先生が仰る、
「モノを大切にする精神は集中力を生み出す」・・・。
私も全く同感である。

この消しゴムで一問一問丁寧に、
自分がどこで間違えたのかを分かって、
同じミスを繰り返さない『気付き』を養って欲しい。

受験本番にこの消しゴムを持って行き、
受験ロードの最終章を自分で書き上げて欲しい。


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この暑さで・・・っ。

2010-07-22 | 塾長日記
上野塾の夏期講座は7月29日(木)から開始。
ちょうど来週の今日から始まる。
それまでは7月の通常授業。



この暑さで・・・
①上野家は朝から電気のブレーカーが頻繁に上がって停電が続く。
②本校第1教室は室温45度を記録。
③昨日の私は3回シャツを変えた。
④減量にチャレンジ。夕食に白米をカット。(ビールは飲む!)
 その結果、今年1月のウエストは82cm ⇒ 現在71cm
 1月の体重は67キロ ⇒ 現在61キロ

これだけ暑いと、本当に堪える。
体調だけは気をつけないと・・・。
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徒然なるままに

2010-07-14 | 塾長日記
昨年の今日は、胆のう摘出手術を岐阜日赤で行った。
一年は本当に早いものだ。

昨日は家内の誕生日。暫くは俺と同じ40代の夫婦となった。
あと3ヶ月もすれば俺は50代突入となる。

本当にいやな雨が降る。
もういい加減にして欲しい。
何でもほどほどと言うのがある。
良い加減はとうに過ぎ去っている。

夏期講座まで2週間となった。
全国模試の実施期間中。
これで塾生たちの新しいクラスと席次が決定する。
発表は7月23日(金)予定。

塾の通知表準備に入る。
毎年この時期はPCに向かう時間が多くなる。
きっちりした塾の通知表=教師の波動を8月1週目に
お渡しする。

学校の通知表は明後日。
家族で1学期を振り返る話が出来て、
仏壇のご先祖様にも見ていただけるような
内容であることを期待する。

英雄伝説殿堂入りが93名となって
掲示する場所がなくなった。
これを機に専用パネルでも作成するか・・・。

期末試験結果を受けて退塾があった。
一旦受け持った子ども達の夢実現を果たしてから
送り出してやりたい気持ちが本音。
まだまだ伝えたいことがあった。

入塾もあった。
上野塾を信じて通っていただけることに感謝すると同時に
その責任を全うできる師弟関係を築きたい。

昔の友人が訪ねてきた。
8月から新しいスタートを切ることになったと。
一度しかないこの人生。
みんな自分の夢実現いつまでも追い求めている。
俺はこの塾で自分の夢実現を果たす。
俺には塾しかできないから。
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英雄伝説 第83号~93号

2010-07-09 | 塾長日記
今回の期末(中間)試験で一気に11名の英雄伝説者が出た。

上野塾の英雄伝説定義
①学校の定期試験で合計450点以上獲得
②学校の定期試験で前回の合計点より90点以上アップ
③塾内全国模試で満点獲得
④各種検定で大幅学年飛び級合格
⑤上野を感動させた者

第83号 期末試験で462点(中1)
第84号 期末試験で460点(中1)
第85号 期末試験で477点(中1)
第86号 期末試験で前回より110点アップ(中2)
第87号 期末試験で461点(中2)
第88号 期末試験で前回より176点アップ(中2)
第89号 期末試験で前回より108点アップ(中2)
第90号 期末試験で470点(中3)
第91号 期末試験で450点(中3)
第92号 期末試験で前回より101点アップ(中3)
第93号 期末試験で前回より124点アップ(中3)

今回の英雄伝説は
上野塾の過去最高得点472点を477点に更新。
上野塾の大幅得点アップ153点を176点に更新。

加えて上野を感動させた快挙は
中3数学 前学期37点 ⇒ 93点
中2英語 前学期47点 ⇒ 91点

結果が出るまでに時間を要する者もいる。
そんな時私はICHIROのWBCの話をする。
「結果が出ない時にどうあるべきか」って。

「毎日の積み重ねこそ大切なことであり、
 結果が出ない時こそ、努力を惜しまないひたむきさが必要なんだ」と。

満足の行く結果を出した者は一時の喜び、安堵感を持てばいい。
そして、次に向かって歩みを始めなければならない。
何故なら、子ども達も我々も今の姿は、
夢実現の「通過点」なのだから。
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こんな商売があるか!

2010-07-08 | 塾長日記
最近私や家内が居ない時間を見計らって訪問販売がやってくる。
お袋は人が良いのか騙され易いのか、まんまとその商品を購入している。
電話での販売も失礼極まりない営業担当がいる。

いつものようにお袋が居ると思って電話をかけてきた
物産の若者営業マンは私が電話に出た関係か、一瞬ひるんだ声になった。
私はひと言「興味ない!」って。

今回のあまりにも強引な販売には怒りが抑えられなかったので、
私は訪問販売の会社に電話を入れた。
事務方の女性が電話に出た。

上野:「おたくの会社にクレームの電話を入れた。
    責任者に代わってくれ。」
事務:「みんな営業に出払っています。どのような内容ですか」
上野:「あなたに話して解決するのか?
    こう言ったクレーム、おたくの会社多いだろっ。
    インターネットの2チャンネルでも投稿が一杯入っている。
    責任者でないと話が進まない」
事務:「分かりました。すぐ連絡を入れさせていただきます」

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所長:「上野様ですか。○○会社の所長の△△です」
上野:「あんたの会社の訪問販売の仕方が気に入らない。
    年寄りしか居ない時間を見計らってずかずか家に押し入り
    金を持っていない年寄りを銀行まで連れて行って現金を下ろさせたり
    おたくの会社がやっていることは犯罪だぞ」
所長:「そんな営業指導はしていませんが・・・」
上野:「現実それが起こっているから電話を入れたのだ。
    もう二度と来るな。今度来たら警察に今までの経緯を話すから。
    おたくの訪問販売で困っている人が多いことは所長さんなら知っているだろ。
所長:「大変申し訳ありません・・・」
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こういった訪問販売の営業マンは自分の本来の意志で動いているのだろうか。
こんなことをしてまで営業成績を上げたいのか。
本当に良いものなら堂々と真正面から営業に動くべきじゃないのか。
今日は、はらわたが煮えくり返った。

     
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上野塾ホームページ更新

2010-07-08 | 塾長日記
7月に入ってから、お問い合わせや体験申込をいただけるようになってきました。
本当にありがとうございます。
夏期講座の案内、昨年度中3生からの塾バトン渡しのDVDもHPにアップ完了です。
是非、一度上野塾HPをご覧ください。

2010夏期講座総合案内は、ここの新着情報を

塾バトン渡しのDVDは、ここ

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7月号塾ジャーナルに記事掲載

2010-07-05 | 塾長日記
われらのとよ爺先生が塾ジャーナルに投稿していただけた。
5月の連休で北は岩手の金田先生、南は岐阜の塾会メンバー、
神奈川の西部学習塾連絡会の塾長様方、それに学心塾のスタッフ様。
総勢15名を数える意見交換会の様子が記載されている。



ここで感じたことは5月の記事にアップしてあるが、
若者たちのエネルギーとおじんエネルギーの交錯が
今でも頭に残っている。



今日の新聞広告チラシに自民党の小泉進次郎氏と丸川珠代氏の
対談記事が入っていたが、その中で進次郎氏がこんなことを言っている。
「頑張る人がきちんと報われる社会を目指す」と。
私は政治や宗教を塾に持ち込むつもりは全くないが、
進次郎氏の『明るさ、爽やかさ』には好感を持っている。

他力本願ではなく、自らが頑張って勝ち取れる世の中こそ
エネルギーが湧いてくるものだ。
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岐阜の青影が・・・

2010-07-02 | 塾長日記
6月の最終週の日曜日に、私学の渉外担当のH先生との
意見交換会が実現した。
H先生は私と同年代だが、本当に若い!
エンジン全開でぶつかってみえる方だ。
この日はH先生から大きなエネルギーをいただいた。



その席で、美川さんからこの青影の話を聞いた。
美川:「今週青影さんはかねごん先生に会いに行くんだって」
上野:「何でこんな時期に行けるの?」
青影:「6月と7月の第5週を活用して行って来ます」って。
上野:「誰と行くの?」
青影:「一人です。名古屋からフェリーで仙台まで。
    その後は陸を北上します」
上野:「独身はいいよな~。思い立ったが吉日だね」
青影:「は~ぃ」

こんな会話だったと思います。
先ほど携帯メールが青影から届きました。
到着したって・・・。



かねごん先生、
お忙しいのにすみません。
岐阜の青影を宜しくお願いします。
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