虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

15歳の登竜門

2009-05-25 | 塾長日記
塾では毎週土曜日、中3受験講座を行っている。私の娘も中3受験生なので土曜日のスケジュールが手に取るように分かる。金曜日は塾の平常授業がある。また今は英検対策があり、終了は午後10時半。それから戻って風呂に入って就寝。午後11時は過ぎる。翌日の起床は6時。そして7時には部活に出かける。昼過ぎまで部活を行って帰宅は午後1時(試合があると朝の出発は6時、帰宅は午後5時になる)そして午後6時に送迎バスに乗って芥見校へ入校。午後7時~10時まで受験講座を受講し、またバスに乗って帰宅は午後11時を過ぎる。翌日はまた部活動が早朝から始まる。大人と同等、場合によってはそれ以上の正に分刻みの行動予定でこの1学期の時期を過ごしている。

私はこれで良いと思っている。15歳の高校受験を試練として捉え、そこでこれから長い人生を生き抜く序章だと思う。この序章がやがて夏を向かえ、秋口に入って行くと本編突入となり、部活にエネルギーを注いだ分を今度は高校受験に完全にシフトチェンジすることになる。校内実力テスト、外部模試と1ヵ月に1回は模擬試験がある計算になる。この状況下で15歳の子ども達に何を私は伝えたいかと言えば、『目の前に立ち塞がった壁に自分の力で登って、それを乗り越える強い人間力』なのだ。それを私は英語という教科指導を通して伝えたいと思って教壇に立っている。また15歳の子ども達を応援するのは家族の方、子ども達を導く学校の教師陣、地域の大人、加えて私たちもその一役を担っている。

「できない」と決めてしまえばそれで終わり。『できないかもしれないがやってみよう』そして挫けそうになる時も出てくる。その時、家族や周りの大人たちはこう声をかけてやって欲しい。『自分が選んだ道だろ。もう限界!ってところまでやったのか。今のあなたは自分の未来を自由に膨らませ、自由に行動することができる時なんだ。もう一度自分に問うてみなさい。ここでもう一度自分を奮い立たせる生き方と、ここで一旦歩みを止める生き方とではどちらがあなた自身が望む姿なんだろうか・・・』って。



私は地域の大切なお子さんをお預かりしている。私の手元から15歳の子ども達に生きる力(人間力)を持って巣立たせたい。それが私の仕事が完成した時ではないだろうか。そんなことを思いながら先週末、一人教室で天井の子ども達の志望校色紙を眺めていた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日から三者懇談会

2009-05-18 | 塾長日記
今日から6月15日まで全塾生の三者懇談会を開催する。今日は本校3組、芥見校4組の三者懇談を行った。



中3の面談は、1学期の期末試験の重要性、毎日の自宅学習の時間確保、志望校をより具体化することにポイントを絞る。中2・中1は期末試験一本に絞った懇談。家庭学習の方法や早期期末試験の計画と実行がポイントになる。



夏期講座の予定も併せて話す。中3の懇談では話すことが多いので一斉説明で今年の夏期講座をパンフに基づいて説明する。今年は22日間。講義17日間、岐新特訓4日、全国模試1日の内訳、加えて欠席日補習講座の設定と内容も充分吟味してある。「これで結果を出そう!」と本日は芥見校で話をした。



新型インフルエンザの影響で急遽、修学旅行先が変更になったりした中学も出ている。部活の練習も夏の大会にむけて本格的に始まってくる。子ども達も大変だ。『大変』・・・そう言えば私の友達の杉浦さんが言っていたな。「大変とは大きく変わる」って。今、そしてこれからが大きく変わる時なんだろうな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

若き教師へ

2009-05-17 | 塾長日記
昨日は若き教師に大きな雷を落とした。本気に私が怒るとこんなもんだ。
若き教師は、真っ白であるが故、素直な気持ちで自己を表現する。
時にはそれは輝きにもなり、時には命取りにもなる。だから大火傷をする前に私の雷が必要な時がある。

若き教師よ。お前は素晴らしい原石だ。磨く者が私利私欲で磨きを加えれば、そのような輝きを放つようになる。しかし、原石を妥協のない塾屋の心磨きをすればきっと私が求める光を放つようになると思う。

私に与えられた使命の一つに、「塾屋の心バトンリレー」があると最近感じるようになった。それは、50歳を目前にして日に日に感じる度合いが大きくなってきた。私は塾の魅力を教えていただけた師匠から若い頃は本当に良く叱られた。同期の中でも一番叱られた気がする。今思えばそれがあったからこそ、この塾屋の心が宿ったのかも知れない。

「塾屋の心バトン」・・・大きくて責任のあるバトンを今私は若き教師にしっかり見せる時なのかもしれない。だから本気で叱る時は叱る。褒める時は思いっきり褒めてやりたい。私にとって、若き教師も塾生も私の宝者であり、かけがえのない財産なのだから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の上野塾 (5/10)

2009-05-10 | 塾長日記
連休後、体調を崩していた。
毎年のことだが、愛弟子達の入試に伴走し、新たな入塾生の「体験-面接-正式手続き」を終えた4月。今年度も大好きな塾ができる喜びとひと時の安堵の時。

一気に疲労が天から降って来た。掛かり付けの病院に行って「毎年のことですが・・・」の私の言葉から診察をしてもらった。潰瘍が私の体の中で暴れているようだ。診察を終え、検査予約を入れて、薬を頂いて今日で2日目。薬が効いてきて痛みはほとんどない。まぁ、今はしっかり薬を飲むしかない。

そんななか、今年の正月に受験生達のお願いに行った「大垣赤坂のこくぞう菩薩」のお礼参りができていなかった。これも気になっていたので今日は行ってきた。奉納板から自分の絵馬を見つけてそこにお礼の言葉を書き込む。これも私自身の年中行事になっている。





その後、美川塾長訪問。今年の夏のネイチャーサイエンスキャンプの話がしたかったから。いつものように突然の訪問でも気持ちよく迎えてくれた。美川さんありがとうございました。6月から案内ができそうですね。

夜は今年初めて実施する「オーストラリアジュニア留学参加者説明会」を本校で行った。新型インフルエンザの影響で親御さんの気持ちと塾生の気持ちをしっかり聞いた上で実施するかどうかの最終決断をしなければならない。今回の参加者は4名。その親御さん共に「もう少し今後の状況を見守りたい」のお考え。代理店の社長様とキャンセル料発生のぎりぎりの日程を割り出し、最終Xdayを6月21日とした。その間、パスポートの準備や英会話研修も同時進行で進めて行く。

さぁ、明日からは英検対策だな。じっくり構えるか。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧れのとよ爺!②

2009-05-06 | 塾長日記
5月6日は美川さんが岐阜に戻って来る日。今年の連休は美川さんの動きが気になってしかたなかった。『今頃の高速道路は渋滞中かな~?電話にでられるかな~?』って思って電話をしてみた。電話に出た美川さん(彼の名誉の為に:道路交通法に違反しておりませんので)は「いや、今日は大丈夫ですよ。順調に戻れそうです」って。その後「上野先生、今夜のご都合は如何ですか」って。
私は「今日から授業なので教室にいますよ・・・」って。
「では、授業が終わる頃伺います」って返事が返ってきた。
「今日はお疲れだから、今度の日曜日にしようよ」って私が言っても、「今日行きます。お土産がありますから。」って返事が返ってきた。

授業中に美川さんが訪ねてきた。しばらく待ってもらって『とよ爺訪問報告会』に入った。美川さんは、「私たちとはレベルが違います。ステージが違います。日本の教育界を考えてみえますよ。湯水のごとく教育論が湧き出てきます。」
私は「そうか~・・・」って。私は自塾のことで精一杯。日本の教育なんてそんな高みのステージで物議を取り交わすような器でもない。やっぱり、とよ爺は大きいわ。雲の上の人だな~・・・。

でも目標ができたって訳です。塾の本来の姿を勉強しもっともっと自分なりの尺度で考え実践し、それを実学としてとよ爺にぶつけられるよう私も成長しなければならない思った次第です。

とよ爺先生、ビデオレターありがとうございました。お顔と声のベールが取れ、昔の覆面レスラーの覆面を剥がすようなワクワク感を持って見ていました。この動画をYOU Tubeでアップしてもいいのですが、しばらくは私たちだけの宝物にさせていただきます。また、私までにもお心遣いをしていただきまして本当にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

『とよ爺を囲む会 in Gifu』では先生と対等に話せるような塾屋はおりませんが、先生のお考え、塾屋の本来のあるべき姿を真面目に勉強したいと思う者が集うと思います。お待ちしています。直接お会いして、先生にお礼を申し上げたいです。

(つづく)
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧れのとよ爺!①

2009-05-04 | 塾長日記
独立して丸5年。あっという間の時間であった。
塾生26名で上野塾を立ち上げ、今何とか人並みの生活ができるところまできた。

企業塾に勤めていた頃は、毎日朝礼があった。
個人になって朝礼なんぞはない。
自分がどうなりたいか、自分がどうしたいのか、
時間はたっぷりある。時間だけは誰しも平等に与えられる財産だと思った。

私は家族を守る義務と責任があった。26名では私の給料はでない。
どうしたら自分の給料が出るような塾が創れるか本気で考えた。
生徒1名の重みを感じた。新規1名の入塾は、声を上げて喜んだ。
力及ばず、退塾生が出た時は「なんでだー!」と自分に自問自答した。

そんな想いをブログに綴っていた時、とよ爺先生が私のブログにコメントを入れていただけた。その内容はこれ

それから丸2年を迎えようとしている。
とよ爺先生のブログを知ってこれが私の毎日の朝礼訓話になった。
元気を貰った。私が体調を崩してそれをブログに書いた時、すぐコメントが入ってきた。
「上野先生、ご自愛ください」って。

それからブログだけのお付き合いで今日まで来たが、塾会メンバーの美川さんが「一度とよ爺先生に会って来ようと思っている」って。それから美川さんが動いた。
そして今日5月4日、とよ爺先生と美川さんが神奈川の地で夢実現を果たした。

私も同行したかったが、今回は親父も法要もあるので見送った。
先程、美川さんから「とよ爺なま写真」が届いた。
なんか自分も神奈川の地に行ったような錯覚に陥った。

(つづく)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は親父の33回忌

2009-05-04 | 家族
私は親父と高校2年の6月29日に別れた。親父は肝臓癌であった。
酒はビールコップ一杯でもう真っ赤になってそれ以上は飲もうともしなかった。何一つ道楽もせず、働くことだけの人生だったように思う。仕事以外に趣味もなく、朝から晩まで働く姿だけを私たち家族に見せた親父だった。

親父は馬の蹄を打つ仕事、竹籠を作る仕事、縫製業とその時代に則した仕事をやっていた。勿論、私の記憶があるのは竹籠作りと縫製業だが、今の本校教室は親父が馬蹄を打ち、竹籠を作っていた場所でもある。

私は高校2年の誕生日前だから16歳。親父は49歳。
こればっかりは偶然だが、私が今年49歳で我が息子も高校2年生。
今、仮に私に天からお呼びがかかって家族と別れることになったことを思うと、いたたまれない。まだやり残していることが一杯ある。まだまだわが子の成長を見届けたいと気持ちと責任がある。きっと親父もそんな気持ちであっただろう。今、親父が他界した年齢を迎える自分は、まだまだ『志半ば』と言ったところ。

子に何を残してやれるか、わたしなんぞの小さな田舎の塾屋が巨額の資産を残すことは考えられない。今の私は生きる術も仕事観もまだまだ未完成。『これだ!』ってわが子に伝えられるものなど何一つない。

親父の33回忌を明日に控え、今日は自宅の清掃と親父が残した田圃の草刈りを行う。普段は自分のことしか考えられない自分だが、今日と明日は親父、お袋、家内、そして子ども達のことを考える日になるだろう。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塾生親睦BBQ,綱引き,ドッチ,川遊びand沢蟹探し

2009-05-03 | 塾長日記
さぁ、焼き始めるよ!





いただきまーす。



会場を体育館に移して綱引き総当り戦









亀山先生・黒田先生も大奮闘!







今度は僕が審判をやりま~す。





結果発表!
優勝:ヒロクン班
2位:嵐班
3位:天津班
4位:チャー班(先生チーム)



ヒロクン班のリーダーにトロフィー授与



ヒロクン班



嵐班



天津班



綱引きの後はドッチボールが始まった。



初夏の飛鳥川に挑む。



めっちゃ冷たい!!



泳ごっかな~!



気持ちいい!



若手亀山の後ばかり追いかける娘塾生。



時間が余ったので急遽、伊自良キャンプ場へ。
沢蟹探しにみんな夢中!



みんなお疲れ様でした。
塾長はバスの運転と車内の元気な声にエネルギーを吸い取られました。
もう、休みます。

スタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塾生親睦会の準備、整いました!

2009-05-02 | 塾長日記
明日のBBQ・綱引き大会の準備をしていました。
まずはトロフィーが届きました。
『塾生親睦綱引大会/上野塾』のプレートの付いたトロフィー。
ちょっと小ぶりだけど、最初はこんなもんでいい。



さぁ、駄菓子屋へ
買った買った。店員さんもお客さんも私のカートの量を見て「・・・」
レジのおばちゃん:「何があるんですか?」
私:「私が食べます!」
おばちゃん:「うそっ~!」
私:「うそです。塾のイベントのおやつです」



小学6年生の娘と一緒に袋詰め。
娘:「買いすぎじゃない」
私:「少ないより多い方がいい」
・・・完成。



この赤丸印が綱引き勝利者チームへのご褒美です。
色々な駄菓子が入っていますよ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

侍ICHIRO、上野塾を見つめる

2009-05-02 | 塾長日記
本校第2教室は、私の趣味が同居している。
大好きなICHIROの本とカレンダー。



上野塾のお酒。



この自然体の空間で大好きな授業ができることは贅沢なのかもしれません。

明日は、塾生親睦BBQ・綱引き大会・水遊びを、
ラーニングアーバー(旧横蔵小学校)のグランドと体育館をお借りして開催。



今日は明日の優勝チームに贈る「トロフィー」の受取りとおやつの買出し。
おやつは私の大好きな駄菓子の詰め合わせ。
昔なつかしのお菓子を一杯詰めておきます。
こんなことをしている時が、至福の幸せなのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現場からの声:計算間違いをどう救うか?

2009-05-01 | 塾長日記
塾会で志道館学園の美川塾長から、塾会参加塾の数学教師に宿題が出た。それは
とよ爺先生のブログ記事にある「計算間違い」を塾屋の教師は現場でどう指導してみえるか!の発信であった。

上野塾数学専任教師の黒田の現場報告書が送られてきました。



【計算まちがいについて】
「計算ミスもミス」、「計算問題をバカにする者は、計算にバカにされ、計算に泣く」これが、生徒に何回も言っている私の「計算編の口癖」です。

数学の得意な生徒にケアレスミスが多いようにも感じます。数学的思考のスピードが速いため、〔手順Ⅰ〕を書きながら、頭の中は〔手順Ⅱ〕に移っているためのミスでしょうか?
学校での計算練習の不足や、昨今の集中力・忍耐力のない子どもの増加も、計算まちがえをする子どもの増加の一因に思えます。
計算は数学の基本です。数学を指導する者にとって、計算まちがいを減らす事は大きな課題です。私も成果のある対処法を是非知りたいです。

計算まちがいの対処法・・・・私の場合
①努力の結果(授業の最初にやる小テストの名称、宿題からの復習問題です。)では、計算問題を出題します。まちがえたら、居残りで、全問やり直しの再試(まちがえた問題だけでなく、全問のやり直しです。)をしています。「ただのケアレスミスや」と言う生徒もいますが、全問やり直しをさせる事で、計算まちがえの重大さを認識させたいと思ってやらせています。(勿論、計算ができなくて、再試になる生徒もいます。その生徒は再度練習させるための再試です。)再々試もありますので、ケアレスミスの再試組は、かなり慎重にやっています。

②努力の結果や授業内の演習では、「見直しをする」を連発しています。特に、意識不足の生徒?の横で、声を大きくして「見直し」と言います。(あるケアレスミスの多い生徒が、受験の時、私の「見直し」の声がなぜか聞こえ、慌てて見直しをしたと、言っていました。)

③まちがいは、「赤ペンで直す」「まちがえた箇所を発見する」事を徹底しています。発見させる事を何回もさせる事によって、自分の犯しやすい計算まちがえを見つけ、生徒自身、意識します。

④見直しの方法を指導しています。
★③で発見した自分の犯しやすいミスに注意する事
★時間に余裕のある時は解き直しをする事
★方程式では、代入して検算をする事など。

⑤見直し指導も大切ですが、集中して1問1問解かせる事も効果大です。時間制限をすると、集中できます。

⑥小学生は、100問計算を、時間を計ってやっています。計算力と集中力がつきます。

⑦低学年から計算で自信を持たせ、計算問題をやる事に抵抗感のない子や忍耐力のある子を育てたい、今試行錯誤でやっている事です。計算に自信のある子は積極的に計算問題をやります。計算問題に対するこだわりも大きく、全問正解を目指します、このこだわりが計算まちがいを減らす事になるはずです。(上野塾では、小4からの計算指導があります。そのクラスで試みようとしている事です。)

⑧計算の途中式を丁寧に書く指導をしています。ノートはメモ帳ではありません。(乱雑なため、自分の書いた数字を見間違えて、ミスする生徒がいます。)中学生も極力、方眼ノートを使う様に指導しています。方眼の方が、途中式は見やすく書けます。

⑨簡単な計算に直す事ができる場合は、簡単にやる方法を意識させます。(比の計算、分配法則の利用、連立の増減問題等)計算が簡単なら、まちがいは減ります。

⑩中3の受験指導では、1つの講座を、
■計算問題
■パターン問題(教科書や問題集によくある型が決まった問題)
■新傾向、思考問題
に分けて、指導しています。この中で、計算問題の重要性を主張しています。

以上、①~⑩を、学年やクラスの特性を考え、複数「処方」してやっています。が、「完治」は難しいです。「計算まちがいをしない」を常に意識させること、「集中力を高める事」、「技術的な指導を加える事」がポイントではないかと、私は考えます。
--------------------------------------------------
以上、黒田からの現場レポートです。
私は、「計算ミスを多発する者」=「気づきが足りない者」に直結するように思います。近視眼的になっている者もミスを連発します。全体をまず見て、どこから手をつけるか考えてGO!の一拍の間合いが必要に思います。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする