虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

上野塾西郷校閉校 ①

2023-12-24 | 塾長日記
2023年12月10日(日)に西郷校の閉校説明会を行った。
親御さんには、11月の期末試験、後期中間試験が終わったところで
閉校説明会のご案内文書をお配りした。

西郷校は2013年の3月に開校した教室。
上野塾の勢いもあり、開校当初から95名を数え、
上野塾全体で一気に300名の在籍数に駆け上がった。
その後も塾生数は伸び、西郷校単体で100名を維持する年月が続いた。

どんなことでも言えることだが、
急激な成長は、急激な衰退もはらんでいる。
この11年間に2度ほど教室を閉めなければならないと腹を括った時があった。
大手塾の進出など様々な要因があるが、原因は何と言っても私の力不足である。

閉校説明会は卒業する塾生さんやその親御さんには話す必要もない訳だが、
私は敢えて来春卒業する中3生とその親御さんにも聞いていただくようお願いした。
閉校文書を配った時に、中3生にはこんな話をした。

「この西郷校は、先生の力不足で教室を閉めることになった。
 みんなには受験が待っているので、みんなの進路が確定するまで
 最後まで見守るし応援を続けるので何も心配しなくていい。
 ただ、みんなが長く通ってくれたこの西郷校がなくなってしまうこと、
 本当に申し訳ないと思っている。
 人は長い人生を歩んで行く時、避けて通れないことに遭遇する。
 節目を付けなければならないこと、うやむやにしてはならないことがある。
 それを真正面から受けとめる人と、そうでない人とに分かれる。
 先生はうやむやにすることは大嫌いな人であることを皆は知っているはず。
 何でも正直に話して、次どうするかの道を見せるべきだと思っている。
 今回の幕引きをみんなにも聞いて欲しい、親御さんにも聞いていただきたい。
 この上野がどんな締めくくりを行うのかを見て欲しい。 
 そしてこれからのみんなの人生の参考にして欲しい」と。

(つづく)




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2 コメント

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Unknown (浅井和浩)
2024-01-04 19:06:56
真塾岐北校で塾長をしておりました、浅井と申します。他塾の教師ながら、上野先生のようになりたいと思っておりました。ただ、自身の実力不足もあり、3年ほど前に塾の教師を辞めることにいたしました。その後も上野先生のブログは拝見させていただいておりました。先生、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
Unknown (上野義行)
2024-01-05 16:50:56
浅井先生と呼ばせていただきます。お会いしたことはお互いありませんが、私もチラシ等で浅井先生のお顔は拝見しておりました。今回のコメント、嬉しい気持ちよりありがたい気持ちが強く湧いてきます。ありがとうございます。私はお手本のような生き方はできません。自分に合った歩幅でこれからも自然体で歩んでいくだけです。私よりもうんと若い浅井先生です。夢を持って自分らしさを貫いて下さい。

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