大分県中津市 下郷農協 養豚部会の石川栄二です。
「今の時代を乗り越えていくために」
2022年は
我が家にも農協にとっても
大変動の年でした。
2020年に養豚を継ぐと
帰って来てくれた息子夫婦でしたが、
その頃から餌代が上がるという話が出ていて、
その影響が次の年から如実に出始め、
2022年に入ると餌代が
今までの7割増し位になりました。
これもまだ戦争や円安等の影響があり先が見えません。
その上、未だに抑えきれていない
豚熱(トン熱)の影響で
雄豚が手に入らなくなり、
子豚がどんどん減ることで
2022年の出荷頭数を考えると、
息子夫婦も生活していくのが無理と考え、
仕事を探し始めたところ
元の職場が受け入れて下さり、
三月に大阪へ戻りました。
その間、孫が生まれたことと、
一年半くらい息子夫婦と過ごせたのは
幸せなことでした。
また老夫婦での養豚が始まりましたが 、
4月に雄豚が手に入り、
一番大変なオガコ豚舎の掃除も、
必要な時に移住者の若い人が
二人一組で入って下さるようになり、
お陰で豚たちの環境が維持できています。
新しい雄豚が入り、
新しい血が入るという事はこういう事か
と思うくらい子豚の育ちも良く、
今年の初めから出荷になります。
そして農協の問題が起こり、
これを機会にご縁があったグリーンコープ生協の方々が
農協の苦境に手を差し伸べてくださいました。
お陰様で農協商品の在庫はもちろん、
これから出る商品を
生産者も生活していける仕入れ値を考え
努力してくださっています。
今までは消費者の方の
買いやすい値段になっていましたが、
これからは生産者が生き残れる値段で
お願いしないと生産者がいなくなってしまいます。
戦争、円安、温暖化、少子高齢化等
これらを受け入れながら、
今の時代を乗り越えていくには
どうしたらいいかを考える、
大切な年にしなければいけないのではと思います。
下郷農協新聞 2023年1・2月号に掲載
「今の時代を乗り越えていくために」
2022年は
我が家にも農協にとっても
大変動の年でした。
2020年に養豚を継ぐと
帰って来てくれた息子夫婦でしたが、
その頃から餌代が上がるという話が出ていて、
その影響が次の年から如実に出始め、
2022年に入ると餌代が
今までの7割増し位になりました。
これもまだ戦争や円安等の影響があり先が見えません。
その上、未だに抑えきれていない
豚熱(トン熱)の影響で
雄豚が手に入らなくなり、
子豚がどんどん減ることで
2022年の出荷頭数を考えると、
息子夫婦も生活していくのが無理と考え、
仕事を探し始めたところ
元の職場が受け入れて下さり、
三月に大阪へ戻りました。
その間、孫が生まれたことと、
一年半くらい息子夫婦と過ごせたのは
幸せなことでした。
また老夫婦での養豚が始まりましたが 、
4月に雄豚が手に入り、
一番大変なオガコ豚舎の掃除も、
必要な時に移住者の若い人が
二人一組で入って下さるようになり、
お陰で豚たちの環境が維持できています。
新しい雄豚が入り、
新しい血が入るという事はこういう事か
と思うくらい子豚の育ちも良く、
今年の初めから出荷になります。
そして農協の問題が起こり、
これを機会にご縁があったグリーンコープ生協の方々が
農協の苦境に手を差し伸べてくださいました。
お陰様で農協商品の在庫はもちろん、
これから出る商品を
生産者も生活していける仕入れ値を考え
努力してくださっています。
今までは消費者の方の
買いやすい値段になっていましたが、
これからは生産者が生き残れる値段で
お願いしないと生産者がいなくなってしまいます。
戦争、円安、温暖化、少子高齢化等
これらを受け入れながら、
今の時代を乗り越えていくには
どうしたらいいかを考える、
大切な年にしなければいけないのではと思います。
下郷農協新聞 2023年1・2月号に掲載
※ この記事は、NPO法人土といのち『土といのち通信』2023年5月号より転載しました。