高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

宇和島の石鹸屋だより 6月29日記

2019-08-05 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
愛媛県宇和島市 八坂石鹸の増田明宏です。

宇和島では、71年前に八坂石鹸を立ち上げて以来、原料を廃油で製造しています。


父の頃は、クリーニング屋さんの粉石けんが主流で、
じゃこ天などの廃油でも業者は気にしなかったのですが、
私が継いで以来、一般家庭がメインになり、
出来るだけ新しい廃油を使って製造しています。

台所固型石鹸や液体石けんの容器も回収し、本当にリサイクルで廻してきました。
「安全で自然に還るものを作ろう」と当初より想い、
無駄を省き、出来るだけごみにならないよう注意してまいりました。

液体などは、1Lや2Lの容器や詰め替え用を作ることの方が
売りやすいと思うのですが、従来の4Lで通しています。
最近マイクロプラスチック公害が言われるようになり、
[私の考え方はよかったのだ]と、つくづく思っています。


洗剤屋さんはCMでも色んな容器を作って買うように勧めていますが、
人間をきれいにするもの? が 環境を汚しているのでは、残念でなりません。

まだまだリサイクル石けんの良さは、一般の方々にわかってもらえませんが、
[私の姿勢が良かったのだ]と思われるまで、このままで行きたいと思っています。

尚、8月は石けん月間です。
毎年のように全製品10%引き、
液体石けん、粉石けん 又1kgにも洗濯固形石鹸を付けたいと思います。
リサイクル石けんをよろしくお願いいたします。   

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知せ』2019年8月号より転載しました。
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