小幡 尚
畑作のための準備作業は、1ヶ月にわたって続きました。
草刈りが一段落した後には、
生まれて初めて購入した鍬(くわ)を使い、
土を耕していきました。
鍬を振るうのも人生初体験です。
見よう見まねでやってみるしかありませんでした。
愛用の鍬は、刃の幅が狭い、ごく軽いタイプのものですが、
当初は鍬に振り回され、土をまき散らすことしかできませんでした。
それでも、むやみに振るっているうちに
なんとか耕すことができるようになり、
刃が土に食い込む瞬間の手応えや、土を返した瞬間の湿ったにおいを
心地よく感じる余裕も生まれました。
次に畝(うね)を作り始めました。
あまり大きくも高くもないものでしたが、
3列の畝が出来上がると「畑っぽくなった」と思えました。
畝を作りながら、畑の水はけについても考え始めました。
私の畑は「元棚田」です。
そのため、上段の畑の石垣と接している部分に水が流れています。
当初、この水路の流れが悪く、
上段に近いところの土はかなり湿っていました。
その状態を改善するため、水路を浚う作業を行ないました。
鍬とスコップを駆使して泥を除(の)けていく作業は、
なかなかたいへんでした。
この作業がだいたい終わると、
なんとか畑というべきものが目の前に広がりました。
最後に後日談を一つ。
前回分を書いた後、
愛用していた鍬が使えなくなってしまいました。
刃を支える部分が折れてしまったのです。
今は、若干刃の幅が広い「二代目」が活躍しています。
畑作のための準備作業は、1ヶ月にわたって続きました。
草刈りが一段落した後には、
生まれて初めて購入した鍬(くわ)を使い、
土を耕していきました。
鍬を振るうのも人生初体験です。
見よう見まねでやってみるしかありませんでした。
愛用の鍬は、刃の幅が狭い、ごく軽いタイプのものですが、
当初は鍬に振り回され、土をまき散らすことしかできませんでした。
それでも、むやみに振るっているうちに
なんとか耕すことができるようになり、
刃が土に食い込む瞬間の手応えや、土を返した瞬間の湿ったにおいを
心地よく感じる余裕も生まれました。
次に畝(うね)を作り始めました。
あまり大きくも高くもないものでしたが、
3列の畝が出来上がると「畑っぽくなった」と思えました。
畝を作りながら、畑の水はけについても考え始めました。
私の畑は「元棚田」です。
そのため、上段の畑の石垣と接している部分に水が流れています。
当初、この水路の流れが悪く、
上段に近いところの土はかなり湿っていました。
その状態を改善するため、水路を浚う作業を行ないました。
鍬とスコップを駆使して泥を除(の)けていく作業は、
なかなかたいへんでした。
この作業がだいたい終わると、
なんとか畑というべきものが目の前に広がりました。
最後に後日談を一つ。
前回分を書いた後、
愛用していた鍬が使えなくなってしまいました。
刃を支える部分が折れてしまったのです。
今は、若干刃の幅が広い「二代目」が活躍しています。