あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

イモムシの成長2 ヤママユガ

2023-06-17 15:00:00 | 蛾 ヤママユガ
 70日間にもわたる観察なので、順当に大きくなる様子から記してい踵にします。

 ヤママユガーカイコが家蚕と呼ばれるのに対し、天蚕と呼ばれるの野生の、繭を作る蛾です。その繭からは美しい緑色の糸を取ることができます。ちなみに野生の蛾には野蚕と呼ばれるものがいるそうです。クワコのことかな?と思いますがわたしにはよくわかりません。

 1️⃣ 卵から蛹まで
 

 前年の抜けがら



 卵発見 2月25日





 卵アップ



 最近見つけたんだけど、これもヤママユガ?
カシの葉にバラバラと




4月2日 孵化を見つけた。


 4月3日 ドクガに似ている。でも、毒はない。鳥に狙われないようにとの自衛策なのでしょう。


 4月9日 
体が緑色に


 4月30日 
 早く生まれた子と遅く生まれた子の違いはこんなにも大きい


 5月3日 緑がきれい

 美しさに、見た人誰もが感激する。




 長くなってきた


 6月4日
 遠近が違うので実際は指と同じくらきの長さ。太さは指より太い。


2️⃣脱皮

4月10日 ドクガ色の皮を脱いだらきれきないな緑


4月20日 大木の方で発見 




4月28日 きれいに残る抜け殻


 5月10日 もしかして脱皮終了間近?




 5月23日抜けたばかり


 
 5月23日17時24分 体に不自然な糸が


 43分後 しまった、こんなに早く抜けるとは


 6月1日、脱皮殼2つ。これで最終令幼虫になったのかな?どうも脱いだ殻を食べるのではなさそう。






 以上、同一個体かどうかはわかりません。大きさが違うのは生まれた日も違うのだろうと思います。

 3️⃣ 繭作り

最初の幼虫が繭を作ろうとしているのだけど
ちょっとちょっと、
そこなの?

 6月9日


 
 あー、そこなのね。


 黄色いコンテナと葉っぱで隠れるそうです。


う、映しにくい。


 


 コンテナにくっつかれると葉っぱの水換えができにくいのです。まだ餌の必要な幼虫がいるのに。
 
 繭を作る前の幼虫は食欲旺盛で毎日新しい枝を入れていました。






 裸にした枝でなおも葉っぱを探してる。やがてこの子は隣の枝に移りました。が、そちらは繭のある枝なんですけどー


 翌朝見たら繭の根元まで食べて、隠れていた繭が半分見えていました。





 こうして3匹のヤママユガが繭を作りました。
 なぜ3匹か、次回に説明します。








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イモムシの成長 1 カイコ

2023-06-15 09:10:00 | 植物
 お断りしておきますが、ぜ〜んぶイモムシ写真です。

 やっと、やっとヤママユガが繭になりました。同じ日に生まれたカイコはとっくに繭になっていたのに。ということで、まずはカイコについてレポートします。
 
 カイコー家蚕とも呼ばれます。糸を取るために家畜化された昆虫で自然界では生きていけません。一方、ヤママユは天蚕と呼ばれ、自然界で生きていますが、美しい糸も取れます。


 去年、娘が、野村シルク博物館で10匹のカイコを貰ってきました。そのカイコが卵を産み、冬を越して、孵化したのが4月4日。

黒いゴミみたいだったのが、2日後には



 頭だけ白いイモムシになりました。

 
 さらに三日後


 体はますます白くなり
 

 11日後には
 


 全身が白くなりました。
 この葉っぱの穴の空きようを見れば分かる通り、ものすごい食欲で、娘宅の冷蔵庫の野菜室はもらってきた桑の葉でいっぱい。

 カイコがたくさん過ぎます。10匹は、教材用として小学校に、あと何匹かはどこかへお嫁に出したそうですが、5匹だけ残してシルク博物館へ里帰りさせました。
 わたしは同行しなかったのですが、大変喜んでくれたそうです。
 


 というのも、博物館では、原料の繭を農家が生産する為、生きたカイコを展示してなかったのだそうです。里帰りしたカイコは入口のど真ん中で飼育されているそうです。あ、今はもういないはずです。

 5月3日
 少なくなったカイコはますます食欲旺盛。



 小学校では、3年生がペットのように可愛がって育てたとか。なぜ3年生かというと、モンシロチョウの成長を学ぶのが3年生だからです。カイコのほかにうちのヤママユガやオタマジヤクシなど生き物だらけだそうですよ。担任の先生は、若くて可愛い女の先生。素敵な先生と素敵な子どもたち。大切に世話をされて娘のところより少し早く繭になったそうです。
 さて、娘の家に残したのは5匹。ある日数えたら4匹しかいません。娘が、探してもいないんだと言います。
ゴミと一緒にすてたんだろか?
そう思うんなら探せよーということですよね。わたし、枯れた葉を入れている袋をひつくりかえしましたよ。娘は仕事に行ってしまったので。
そして無事保護しました。

 まゆを作る寸前のカイコです。まるまると太ってぷゆぷゆして、学校では子どもたちが手に乗せて遊んでいたとか。

 5月15日


 一斉に繭を作るのではなく少しずつ時間がずれています。三種類の状態が揃いました。



 糸を吐き始めてすぐのカイコ


 だんだん姿が見えなくなります。


 この中でカイコはサナギになります。繭を振ってカラカラと音がするようになったらサナギになった印。
 繭の上部を切っておくと羽化の様子が見られると先生から聞いて、切ってみたそうですが


 残念、死んでいたんですって。見たかったです。全部が全部成長できるとは限らないんですね。
 

おまけ
 こちらは羽化できた、なんとかカギバ。名前はなかなか覚えられませんね。







 それから行方不明になってしまった、セスジスズメ(と言っていた気がする)


 カイコが繭を作るまで役40日かかりました。それに対し、ヤママユガは約70日。違いを見比べるのも面白かったです。次回はヤママユガの飼育記録をアップします。

 イモムシの苦手な方、最後までお読み下さってありがとうございました。

 私信 
 窓を開けて待っています。また遊びに来てくださいね。   little butterfly様へ

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庄原ガーデン巡りその2

2023-06-13 12:47:00 | 植物
 ガーデン巡り三つめは街からバスで20分ほど行ったところにありました。山が両方に迫っていました。

 オオキンケイギクだけ刈り残してる。


 水がすごくきれいで、セリがこんなに勢いがいいの。採って帰りたいくらいでした。

 堤邸。退職された看護師さんが、田んぼに少しずつバラを植えてできたお庭だそうです。



 庭の外にもバラが溢れています。


 庭の入り口への道にも


 もちろん庭の中にも。


 山を借景にして、赤いバラがひときわきれいですね。
 バラだけでなく、他の花もすごく勢いがいいです。



 右の方にちょっとだけ見えているテーブルにはコーヒーとお菓子が用意されていました。団体で押しかけたのにすみません。


 一日中日が照る場所なのにクリスマスローズがわっさわっさと茂ってまして、お聞きしたら水やりさえやってないとか。クリスマスローズは、反日影くらいじゃないと育たないと思っていたわたしはびっくり。田んぼの土がいいのではないかというお話でした。うちは石ころだらけの畑土ですから水持ちが悪いのです。参考になりました。








 黒蝋梅かな?


 真っ赤なイチゴの花。かわいい😍


 テーブルでオーナー様とまったりされていた皆さん、いつまでも座っていたいね。そうだお庭を見に来たんだ、と慌てて立ち上がっていました。
 ほら、もうお暇する時間ですよー。
 
 出がけに、あちらにもあるんですよ、といわれて見たら


 なんと、こちらが本来のお庭。広々として孫でも遊ばせるにはちょうどいい空間が広がっていました。素敵。
 最後に、国営備北丘陵公園に向かいました。
 ここでは寄せ植え体験をしました。わたしは初めての体験。というのも、庭があるのにわざわざ狭い鉢に閉じ込めるなんてという思いがあって、寄せ植えで頂いてもすぐ様地植えしていました。しかし、
 寄せ植えで楽しむのは2、3ヶ月にしてあとは大きな鉢に植えるか地植えをしてほしいと、講師の先生が言われたので安心しました。
 たくさんの種類から選べたのですがわたしはいずれ地植えすることを前提に選びました。
 気がつけば、写真が一枚もありません。花選びも植え付けも皆さんのを見るのも楽しくて、すっかり撮るのを忘れていました。

 これすらも翌日写したもの。
 チョコレートコスモス、ジニア、ベンタス赤、白
 


 教えをまとめます。はじめに30種類ほどもある植物一つ一つの特性を解説されました。
 次に植え方
 背の高いのを後ろに低いのを前に
 色の濃いもの同士、薄いもの同士を対角線上に並べる。同系色、反対色であっても。
 花の大きさや形の違うものを選ぶ。葉も違うとよい。
 最後に水苔で表面を覆い、肥料を置いて完成。
 だけどわたしは一つだけ教えに背きました。同じ種類の花、紅白のペンタスを隣り合わせに植えました。それを見た先生が、これでもいい、悪くないとおっしゃったので、安心してそうしました。指導者のこの一言って大事ね。
 重たい鉢植えをバスの足元に置いて帰路につきました。
 もう、めちゃくちゃ残念。後でホームページを見たらすごくいいところだったのに。一足も公園に踏み入れることなく帰ったのです。
 帰りの席からはいい景色が見えるはず、だったのですが、そうでもなくて、来島海峡の渦が見えたのがよかったくらいです。


 交通の難所です。源平の頃から、水軍の力を借りなければ戦もできませんでした。
 一方、反対側の席からはしずんでいく夕日が見えたのです。


最近、絶好調の旅が続いて、この日も雨の合間の曇り空。座席の位置だけがほんのちょっとの惜しかった。もちろん、不平を言うようなことではありません。









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庄原オープンガーデン巡りその1

2023-06-11 21:22:00 | お出かけ
 バス旅行に行ってきました。オープンガーデン巡りと聞いてろくに詳細も読まず申し込んだけど、庄原ってどこ?
 
 しまなみ海道を渡って、



 尾道について、
 どんどん山の方へ行ってー
後で地図を見たところ、広島県ではありますが花の世羅高原よりもっと山陰寄りでした。
 順調すぎてご飯の時間に早すぎました。最後に寄るはずだった道の駅に行ってお買い物。美味しそうなチーズがあったんだけど、帰るまで持たないと言われて断念。やはり最後に来たかった。
 30分ほど施設内をうろついて、昼食場所の、ラフォーレ庄原に行きました。
 二段になった松花堂弁当です。


 味噌汁からいりこの香りがしました。素朴で懐かしい味。母は化学調味料を使わず、必ずいりこだけで出汁をとっていましたから。
 春の花は終わっており、窓から見えるのはほとんど緑。すぐそこから森になつていて、ヘビが出るとかで庭に出ることはできませんでした。



 ヤマボウシが何本もあって今花盛り。この、気取らない花がいいなぁ。年と共にわたしの好みも変わってきました。



 玄関側にビオウヤナギの植え込みがあって、ちょうど花が咲いているところでした。


 久しぶりにお目にかかります。


 そして、見ると必ず覗き込まずにはいられません。

 





 ここからガイドさんが乗り込みました。庄原市の観光協会の会長さん。日本一面積が広い市の過疎を自虐ネタにして、笑わせてくれました。がその奥にある地元愛がひしひしと伝わってきました。おかげでバスの中は終始笑いに溢れて楽しかったです。

 佐藤邸
 庄原花会議という、お庭作り愛好家の組織を立ち上げた発起人の方だそうです。ご夫妻で庭に出てきて案内して下さいました。



 ついた途端見つけたクレマチス。ひとりでこればかり写真に撮っていました。みなさん、地味な色のせいか気づかなかったようです。帰り際にきづいて写真撮ってました。


 バラは先週は、それはそれは綺麗だったそうですが、惜しかった。けど、名残でも十分楽しめました。

 
 ジューンベリー。実は美味しいそうです。どうせならこういう木を植えるといいかも。



 色々な植物が野原っぽく植えらえているけどしっかりお手入れされているんだろうな。エノコログサなどの、丈の高い草が一本もないもの。帰ったらうちも草を引こう。


 立派なホタルブクロ。色がとてもきれいでした。



 ほんのちょっとの演出が素敵。



 小さな小さな池なんだけと、雰囲気がいいですね。



 お二人はどんな些細な質問にも丁寧に答えてくださいました。わたしは冬の保温のためにすくも(籾殻)を分厚く敷くことを勉強しました。
 
 つづいて向かったのは、和風のお庭三上邸。


 お! 金賞の文字が。


 珍しい、古い井戸もあります。



 純和風のお庭が




 じわじわとイングリッシュガーデンに移行して


 違和感なく調和しているお庭でした。


 派手なお花はブランターに植えてかためて置いていました。






 それが和風のお庭と調和させるテクニックだったのかもしれません。
 このお庭にはわたしが初めて見るお花も色々ありました。
 ツキヌキニンドウ。斑入りの、スイカズラと一緒に植えてありました。


 スイカズラはうちにも困るほどあるけど、ツキヌキニンドウ、植えたいです。なんと言ってもこの花色が美しいです。

 色が美しいのはこれも。ダリアですけど。



 多分デージー

 こんな色の花が和風庭園に違和感なく咲いているのです。

 これは名前がわかりません。




 これも初めて見る植物。どんな花だったんでしょう。面白い実。





 カレーカズラ。カレーのにおいがするんですって。花を見たかった。




 長くなりますので次のお家は次回に。





























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タイサンボク

2023-06-08 21:53:00 | 植物
 わたしにしては珍しく、きのう撮ったばかりの新鮮写真です。
 もう一週間以上前からタイサンボクの花が咲いていて、早く早くと気は急いていたのですがやっと行ってきました。といつても、松山市から回り道して帰っただけですけど。
 今はこの清々しい花をしみじみと見ていたい気分なんです。
 遠目にボツボツと茶色っぽいものが見えたので、どうかなと思ったのですが



 よかった、花の盛りでした。


 車道、歩道、自転車道が並行して走る重信川の土手沿い。車道よりも低い位置にタイサンボクの並木があります。
 大木になるタイサンボクの花は、下から見上げなければならないのですがここでは上から見下ろす事ができます。


 色々な花の表情が見られる素敵な場所です。


 面白い顔でしょ?は


 ムンクの叫びを思い出しました。


 上目遣いにじっと見つめられている?


 大量のしべを花びらが受け止めています。


 このしべ、下に落ちる時、ばさっと音がするんですよ。





 白い花は色々あるけど、これほど真っ白で、大きく、存在感のある花ってないと思います。


 モクレン科の花は色々あってどれも好きだけど、タイサンボクが一番好きです。

 
 できれば庭に植えたかったけど、大木になるからねえ。 その代わりモクレンを植えたのですが、庭木として普通に植えられているモクレンも実はタイサンボクに負けず劣らずの大木になる木だったのです。で、結局モクレンも切ってしまいました。わたしは反対したんですけどねぇ。
 畑にタイサンボク植えようかしら。

 川の土手で嬉しいものを見つけました。



 前に来た時はたった1本しか見つけられなかったのに、今回は3.4本のかたまりが数ヶ所。
 花がねじれて咲く、ネジバナです。


 だけど、周りに生えているのはオオキンケイギクばかりです。多分刈り取られた後に生えてきた小さい株ばかりですけど。
 
 


 もう一つ、


 ナワシロイチゴがびっしりとなっていました。


 酸っぱいいちごですが、つぶつぶが大きくビーズのように透き通って、きれいないちごです。


 見るだけで楽しいいちご。
 
 楽しい回り道でした。

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桑の実のジャム

2023-06-05 23:32:00 | 野菜・果物・料理など
 弟が、「桑の実がいっぱい熟れとるんでジャムなんか作れないだろうか、」と言います。「できるできる、今度採りに行くから、」と話したのですが、採りに行く前に娘が知り合いの家からたくさん貰ってきました。


 大粒のきれいな実。娘の家のカイコを育てた、無農薬の桑の木で採れました。
 早速ジャムにすることにしたのですが、一つ問題が。
 それは実の根本に付いている緑の柄。1センチほどの細い細い柄なんですが、これが邪魔な上に、割と外れにくい。ちゃんと取ろうとしたら実が潰れて紫の汁が手につくのです。
 先に火を通した方が外れやすいのかなあ。
 そこで、水分を出すために砂糖をまぶしました。それがそもそも失敗。やはり砂糖は最後に入れるべきでした。


 汁がたくさん出ました。



 汁をとって薄めて飲んでみました。


 うーん  砂糖の味はするけど、酸味は全くなくて、かすかにサボテンのような青くさい匂いが。ソーダ水で割ったら美味しいかも。
 それからが大変でした。確かに生よりは煮たほうが柄は外れやすかったけど、それだけを取り出すのが簡単ではなかったのです。ざるに入れて濾してみても、フォークに挟んで取り除いてみても、なかなか取り出せなくて…最初から一つ一つもぎ取っておいたらよかった、と後悔したのでした。
 それに
 粘りがありません。甘いだけのジャムは締まりがない味で、物足りません。レモンの搾り汁を2個分くらい入れて味はよくなりました。とろみも少々はつきましたが、もともとペクチンの少ない実だものですから、やはり
ばさついています。だけどあえてペクチンを加えることはしませんでした。余計なものは入れないのがわたしのやり方なので。

 瓶を熱湯消毒し詰めました。



 右の赤いのは、いちごジャム。レンジでチンして実をざっと潰しただけのプリザーブドタイプ。桑の実ジャムの後では、まあ、なんと簡単だつたこと。
 せっかく実家にたくさんなっているんだから、もう一度作ることにしました。

 母が植えた桑の木です。戦時中子ども時代過ごした母は、シャシャブやユスラ、ビワなどがおやつでした。その中で、桑の実は大変おいしかったそうです。


 わたしが観賞用にと思って植えた桑が美味しくて、羨ましくなった母は自分の家にも植えました。その木がまだ健在です。さらに、植えたはずのない場所に、もう一本。実がなるまでに大きくなっていたのです。おそらく鳥が運んできたのでは?みんなの予想です。
 シャシャブも鈴なり。



 わたしもおやつ代わりに食べた懐かしい木。梅雨の頃、実を取ろうとすると枝の間からにゆるっとヘビが首を伸ばしたりして、なかなかスリルのあるおやつ取りでした。
 ちようど義妹が仕事から帰ってきて言うことには、「友だちが、味がないって言うのよ。シャシャブは酸っぱいんだって。」彼女は生の果物は食べられません。
 どれどれ
  !!
 本当だ。雨の降った翌日、水っぽいだけの実でしたが、砂糖を入れるし、レモン汁も入れるし、大丈夫でしょう。
 取ろうとして、発見。これ、毒のあるやつじやない?

 違うじゃろ。弟はひょいとつまんで捨ててしまいましたが、多分モンシロドクガだと思います。危ない、危ない。
 毛虫に用心しつつ、まだ熟れてない赤いのも取りました。その方が適度に酸味があるかな、と思って。





 手がー殺人鬼みたいになりました。



 今度は先に柄を取りました。またまた殺人鬼の手になりましたが、煮てから取るよりはちょっとだけ楽だったです。ちょっとだけね。面倒なことに違いはありませんでした。
 ジャムと言うにはゆるく、ソースというにはちょっと硬い、すごい色のジャムができました。


 混ぜたら柔らかい色になるかも。


 美味しいのですがなにしろ匂いがないので、言われなければなんのジャムかわからないかも。

 おまけ
 去年の暮れに作ったクランベリー(ツルコケモモ)のジャム。たまたまたくさんの実がでに入ったものですから。


 これもあまり匂いはなくて、わずかに渋みが感じられました。


 ちょっとワイルドな味のジャムでした。ちなみに上の方のは柚子のマーマレードです。
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黄色いタンポポ 白いタンポポ

2023-06-05 09:23:00 | 植物
 前回の綿毛続きで、4月初めまで遡ります。古くてすみません。
 何も耕作してないけど放ってもない畑。こんな土地も増えています。そこに


 タンポポの綿毛ってほんとにかわいい。


 で、道の際に咲いているのを見たら、セイヨウタンポポでした。


 舌状花全体を包む総苞が反り返っていたからです。在来種の総苞は上を向いて花を包むようになっているそうです。
 
 在来種のシロバナタンポポ



 こどもの頃、タンポポといえばこの花でした。黄色いのを見たことがありませんでした。



 タンポポは黄色いと知ったのはいつ頃かしら。多分学習雑誌からではなかったろうかと思います。


 そのシロバナタンポポは少なくなりました。実家のある東温市ではどうかしら。来年は探してみようかと思っています。
 
 セイヨウタンポポと、シロバナタンポポが混在しているところもあります。好む生育環境は同じなのでしょう。



 


 ただセイヨウタンボポの勢いが強すぎるから在来種が減ってきたとばかりはいえないらしく、繁殖のメカニズムの違いがあって、在来種が不利なんだとか。こうなると、素人の手には負えませんので、この辺でやめておきます。
 けど、この光景をみると、在来種の危機感を覚えますね。


 黄色い在来種とタンポポが地元にあるのを知ったのは偶然です。ツツジを見に行って、近くのため池で見つけたのです。
 今年詳しく見てみました。



 やはり在来種のタンポポのようです。可能性としてはカンサイタンポポの可能性が大きいでしょう。


 
 セイヨウタンボホよりやや花だとが少ない印象です。そして総苞は上を向いています。


 もう一箇所、これは今年見つけたもの。


 お寺のトイレのそばに咲いていました。

 総苞を見てみると閉じたままです。なので在来種かと思われます。



 花びらが縮れているのが、本来の姿なのか、なんらかの影響を受けて一時的に縮かっただけなのか、そこがわかりません。



 最近では総苞が横に開く雑種もあるとか。
 
 これなんか怪しい。



 シロバナタンポポと混在していた場所のものです。在来種は、単独で生えていると、繁殖が難しいそうなので心配です。

 おまけ
タンポポとは関係ないけど、写真をすてがたいので。

 これもいずれ綿毛になりす。



 ハハコグサ。名前がいいですよねー


 森のそばまでいかないと見られません。
ハナミヨウガ。




 珍しい、白花のカラスノエンドウ。


 元の株は一つなのか、複数なのか確認しませんでしたが、来年も咲くといいなあ。


 ちよんちよんに切ってしまったアケビに花が咲きました。




 さて、実がなるかどうか。実がならなくても大好きな花です。

 

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野草の群れ

2023-06-03 08:43:00 | 植物
 今年空地に突然出現した(と思った)は綿毛の群れ。一面薄雪を被ったようなのです。



 どんな花が咲いていたのか、さっぱり記憶にありません。多分、じみーな花だったんでしょう。


 葉っぱだけを見てもどんな植物かさっぱりわかりません。

 
 多分去年はあまり草が生えてなかったような… ずっと前はカラスノエンドウがあっててんとう虫がいっぱいいたんだけど、それも道に近い所だけで、向こうの方は…思い出せない💦 
  多分除草剤が撒かれ草を抑えていたんだけど、他の植物が生えなくなったら抜け目なくこれが生えてきたということでしょうか。

 同じく、一気に増えた気がするこの花




 いや、何年か前までは野菜畑だった気がします。今は空地です。生えているのはカタバミ。



 花に突撃したハチ?


 毎年素敵な風景を見せてくれるマツバウンラン。


 実はこれは、見られる場所が決まってなくて、去年咲いていたから今年もーということにはならないのです。特に柿畑は、除草したり耕したりします。するとこのマツバウンランはあっさりと消えて、別の、人の手が入ってない場所にまた綺麗な絨毯ができるのです。


 一方、毎年同じ場所で見られるアカメガシワ  訂正 オオバベニガシワだそうです。れんげさん、ありがとうございました。



 いろいろな場所にはえていますが、ここのが一番きれい。この赤は紅葉ではなくて葉の表面の毛の色だそうです。

 この時期に紅葉する植物があります。
 


 アメリカフウロ。小さな草ですが、このままずっととどめておきたい気持ちになります。


 先日、運動公園の奥の方まで行って見つけた池。


 アザミがこんなにたくさん咲いているなんて。子どもの頃は当たり前の景色だったけど、さほど好きではありませんでした。色褪せたような花だし、棘があるし。


 だけどなかなか趣のある花だと思い出したのは年をとったからかしら。
 土手や道端でアザミをみることはうんと減って、代わりに目立つのは、なんといってもオオキンケイギクです。これはまだ咲きはじめの頃の重信川の道。



 オオキンケイギクのある景色は、明るくてちょっと西洋っぽくて素敵ではありますが、特定外来生物に指定されています。
 同じ時期に目立つチガヤの穂。
子どもの頃はこの穂をおやつがわりに食べていました。




 一斉に風に靡く姿は本当にきれい。光に透けて光って見えます。

 道の分離帯に、このチガヤとオオキンケイギクとが、混ざって生えているところがあって、密かに気を揉んでいます。オオキンケイギクが嫌いなわけではないけれど、これ以上は増えないでほしい。

 チガヤと同じ頃、色々なイネ科の植物が穂をだします。稲穂と同じように、群れているとなかなかきれいです。
 これはスズメノカタビラか、ニワボコリか、わたしには分かりませんが、



 ケイタがこれを触りながら
「きれい〜ふわふわしてる」
 うれしそうに言いました。

 ああ〜.この年頃の子どもって天使だわぁ

孫バカばあちゃんは思ったのでした。






 













































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うちの花、よその花

2023-06-01 22:27:00 | 植物

 4月5月に咲いた我が家の花を振り返ります。さすがにチューリップまで遡ると鮮度が落ち過ぎだと思いますので4月下旬頃から。

小手毬


小さな丸っこい花が集まって咲く花は多いですね。

 例えばベニカナメモチ。こちらはよその家のお花ですが、塀から溢れるように咲いていました。






 シャクヤクは4株あります。
 赤い花と書いてあったから買ったのに何故か白い花だったシャクヤク。まあ、白はなかったのでこれでもいいけど。これだけ早く咲きます。



 同じ種類の株が二つ。でも微妙に色合いが違います。
 ソルベツト




 そしていつもパフェを連想してしまう大輪のシャクヤク。


 重たくて俯いてしまい、雨で汚れてしまうんです。なら、支えてやれよってことですけど。


 ミニバラ


 意外と手間のかからない花だと思います。ほったらかしでも色鮮やか。ピンクや黄色もあるのですが、綺麗な時期に撮るのを忘れていました。


 長い間良い匂いを放っていたニオイバンマツリ



 咲きはじめは紫、時間が経つにつれて白っぽくなります。不思議な花。


 紫の花は他にも

 ニゲラです。実を数個いただいてここに撒いておきました。年々増えています。

 それから、去年とはずいぶん違うところに生えてきたクロホオズキ。夏の花ですが一輪咲きました。清々しい色が目立ちます。



 桜三里ではウツギが花ざかりですが、うちのはサラサウツギ。これは八重咲で豪華です。


 背中にほんのりピンクが混じります。




 こちらはバイカウツギ。


 まだ小さいのです。でも、草だらけの畑にあって遠くからでも目立つ純白の花。


 お客様が来ていました。


 今の時期、白い花ばかり。一斉に空を向くピラミッドアジサイ。


 今年はたくさん花をつけています。今までで最高かもしれません。

 らおしまいに、いつも羨ましいよそ様の花。

 初めてこれを見た時は衝撃でした。
なに〜これ?

 
ツリガネカズラといつたかな?


 これはカーネーションではなくナデシコだと思います。

 カーネーションはわりと長持ちしないけど、これは毎年鮮やかに咲いています。



 ミモザですがちょっと違うんです。花が大きい、葉が大きい。


 豪華です。
 
 これは可愛い系のクレマチス。


 動物病院の入り口にあって、毎年フィラリアの薬をもらいに行くと咲いています。どうしてもこの花が欲しくて、バイヤーの甥に探してもらったのですが、その時は同じものが見つからず似たもので我慢しました。でも、いつかはうちに咲かせたい花です。


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