あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

小さな花を訪ねて1 スハマソウ

2023-03-12 09:32:37 | 植物
 娘から、スハマソウの写真が送られてきました。 もしかして去年よりきれい?
 さっそく山バーバを誘って出かけました。
 山バーバの仲間は3人ですが、もともとは4人の手作り仲間なんです。もう40年のつきあいになります。ただ、健康上の理由から山歩きには参加できなかったのですが、今回は,車で行けるからと無理に誘いました。
 
 歩いても、車でも行けて、急斜面を登山気分で上ることもできる山。ここにスハマソウが咲くことは大夫知られてきたようで、何人もの人が見に来ていました。
 元気な二人を下の駐車場で下ろし、彼女たちは歩いて登りました。今足の調子の悪いわたしと、斜面を歩くには不安のあるもう一人とは車でそばまで行きました。
 
 
 
 咲いてる咲いてる。
 そばにいたご夫婦が
 「ミスミソウ? さっきの人がそう言ったけど葉っぱが違うよねえ。」
 「スハマソウだと思いますよ。」とわたし。
 また別の人が「スマハソウでしょう?」
 そんなやりとりをしているうちに元気組が到着。彼女たちさっそく違いを検索していました。
 
 ミスミソウは葉っぱに頂点がある。スハマソウは無い。
 
 つまり、三枚の葉の先がとがっているのがミスミソウで丸いのがスハマソウということかな。
 
 

 
 もう10年くらい前、塩が森にミスミソウが咲いているらしいと探しに来たことがありました。山の斜面を歩き回ったのに見つかりませんでした。時期も遅かったのかもしれません。あれがこのスハマソウのことだったのかもしれません。
 けど・・・・しみじみとみれば葉っぱがとがっているようでもあり丸いようでもありー

 
 とにかく去年よりたくさん咲いていたのですよ。訪れる人も一人ふたりと途切れなくー
数年後にはまちがいなく名所になるでしょう。何でも昔ここに植えた人がいるとか。自生地ではなさそうです。

 
 一つ一つ微妙に違うので見飽きません。



 
 









 残念、あのピンクが濃いめの花は近寄って写せませんでした。
 








 しばし、可憐な花を堪能して下りてきました。
 と!
 あの鳥、青くない?
 
 
 
 遠すぎてよく分かりませんが、飛ぶと羽が青いのです。大きさはカラスより小さく、ハトよりもスマートで



 う~ん、ヒヨドリよりは大きいような? 奄美大島でルリカケスを見たことがありますが、もちろんそれがこんなところにいるはずは無く、カケスは本物を見たことがなくて写真で見たところではちょっと色が違う。オルリは夏鳥だし・・・
もっと近くで撮りたいなあ、と悩んでいるうちにいなくなってしまいました。

 もう一つ早春の小さい花を見てきましたので次回に書きます。


 
 
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春風に乗って

2023-03-10 13:38:00 | 植物
 春風とともに 桜三里入り口の桜が咲き始めました。
 日曜日





 無粋なところに温泉の看板がありまして、


 さぞかし綺麗であろう全体像が見えません。

 水曜日




 3日で満開になりました。

 この近くの交差点の向こうに桜をまとめて植えてあるところがあるのですが、こちらもさきだしました。



 しかし

 せっかくの大きな満月は赤く、


 桜三里の山には黄色いモヤがかかっています。
 だつて桜三里の山は例年になく茶色がかって春の山とも思えない景色なんです。これ、杉の花。



 峠のトンネルを抜けると見えてくる松山市街と沖の島々は途中で霞んで見えません。

 青空に輝く松山城の天守は、灰色の空をバックに墨絵のようでした。

山のスギがこれほどになるのってあまりみたことないと思うんですけど。もっとも、わたしの記憶もいい加減なものなんですが。

 多分びっしりと花をつけているんでしょうね。





 杉といえば、昔は土地の境に杉を植えていたようで、散歩道にも数本大きなスギがありました。その木に花がいっぱいで、これ、全部花粉を放出したらどうなる事かと密かに心配していたのですが

花粉が飛び始める前に
バッサリ切られてしまいました。






 立派に柱になりそうな大きな木だったんですけど、持ち主にその気はなかったようで、短く切られていました。少しでも花粉が減ってよかつたけど、何も活用せずにおくのはもったいない。

 杉垣が残っているところもあります。こちらはたまに切り込んでいるので、大木ほど花をつけてはないですが









 近くで見ると、こうなっています。これでも花は開いているのでしようか。ちょっと触ると黄色い粉がふわっと広がりました。
 あぶない、あぶない。わたしにはスギ花粉のアレルギーはないらしく平気ですか、トラオなどはこれだけでくしやみが止まらなくなるんです。
 けど春風とともに飛ぶのは花粉だけじゃないのですね。黄砂も化学物質も。わたしはそちらの方には弱くて目がうるうるしています。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

生まれたばかりの

2023-03-07 23:47:00 | 生き物

 ごめんなさい。気持ち悪い写真ばかりです。せめて掲載の順番を考えましょう。しまいになるほど気持ち悪さアップです。

 オタマジャクシで冬を越すというウシガエル。秋にはたくさんいたのにこの間のぞいてみたら
 
 
たった二匹でした。

 
 すぐそばにミズカマキリがいましたが、なんだか前より小さいのです。



 撮った写真をじっくり見てみてびっくり。


 
 ごみみたいに見えたの全部ミズカマキリでした。
 秋には一匹しかいなかったのに

 
 赤い印全部ミズカマキリです。冬の間にうまれたんでしようか。今日見たところもう集団ではいませんでしたから、多分生まれたばかりだったのではないかと思います。オタマジャクシ危うし。駆除の対象になっているウシガエルですが、ここではミズカマキリによって淘汰されそうです。ああ、でもー
一つ気がかりができました。
 
 ミズカマキリは移動するはず。餌がなくなってうちのメダカの水槽にやって来たらどうしましょう。うちは外でメダカを飼っているものですから。
 
 もうひとつ、
 先日からレモンばたけの草刈りをしています。イネ科の細い葉の中にたまにスイバが目立つのですが、ふと思いついて葉っぱを裏返してみました。というのも、虫に詳しいhimesijimiさんのブログで、スイバには、ベニシジミの幼虫がいると知ったからです。
 
 
 
スイバって言ってもねえ、もう少し暖かくなると、その辺いたるところに生えていちいち葉っぱなど見ておれなくなるのですが、一株二株なら探してみてもいいかな?
 すると、あっけなく見つかりました。



 これ! ベニシジミの幼虫ですよね。違っていたら教えてください。小さな小さな幼虫、初めて実物を見ました。そこだけ刈らずに残しておいたのですが、連れて帰って観察したらよかったかな。

 さて、ここからは、気持ち悪さマックスです。といっても私、まあまあ平気で見ております。
山のほうのため池でかえるが卵を産んでいるというので見に行きました。そのため池は二つ続きなのですが、一つは工事中(なんだか工事中のため池が多いこと)もう一つのため池も水が少なくなっていて、さらに浅い水際に細長いゼリー状のものがうじゃうじゃと折り重なっていました。
 
 
 いやあすごい。けれどため池の底ははるか下の方で下りることができませんのでせい一杯ズームアップしてやっとこんな風に見えました。

 
 もっと近くに見えるところはないかなあ。
 あそこ!
 で、わざわざそこまで見に行ったのです。娘と二人で。
 広い池の水際に小さな魚が群れていました。


 これも生まれたばかりなのでしょう。

 
 そして目を凝らすと・・・・
 ありました。けど、この卵は紐状ではなくてもりもりと固まっています。

 
 これはオタマジャクシが抜け出した後なのでしょうか。黒いものが見えません。



 おお! はるか昔、生物の教科書で見たようなものが目の前に。
 


 わたし、初めて気づいたのですが、カエルの卵ってオタマジャクシになってからゼリーの幕から抜け出すのではなくて、まだ不完全な形のまま抜け出すんですね。崩れたゼリーがまだ周辺に残っています。

 
 
 それからこうなるんだ~

 
 この池にはもう一種類、紐状の塊もありました。

 
 すでに丸い卵ではなくなっていました。 この細長い卵がヒキガエル、先ほどのもりもりした卵がアカガエルだそうです。



 
 
どちらのカエルも数の減ってきたカエルです。大事に見守りたい生き物です。もう少し大きくなった頃また来てみます。




 
 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小さな池の水鳥たち

2023-03-06 10:55:00 | 生き物

 昨日行った綱敷神社の梅林。松林の向こうには漁港があります。そこの浅瀬にはカモがいるはずです。
 
 いました。こんな群れがもう一つ。



 一人佇むアオサギがかっこいい。


 こちらも一人でお食事中。



 別のアオサギは何か見つけたようです。

 ああ、気づかれました。相談しながらのように去って行きました。



 ここのカモは以前と同じく、マガモが大半(わたしの知識では、詳しくは判別できないので)だと思いました。
 色々な種類の水鳥が来ていた兼久お大池が、改修のため水を抜かれて、鳥が全く見られなくなりました。ここだけでなく、あちこちの小さな池が工事中です。
 ある池で年中佇んでいたシラサギも水がなくなっていなくなりました。去年カルガモのいた池も今年は鳥の姿が見えません。池の近くで土木工事をしているからでしようか。
 その代わり今までわたしが知らなかった場所で見つけたのもあります。そろそろ冬鳥も旅立ちの季節。去って行く前に記録しておきます。相変わらず豆粒みたいな写真です。スマホばかりて、鳥撮り用のカメラを取り出す事がなかつたのです。

 今治市の運動公園
 土手草の紅葉が鮮やかな池。画面左側と右側に小さな池があります。



 右の池にはマガモとオオバン







 左の池にはオオバンだけ。建物の影にひっそりと隠れていたら、オオバンが気づかずにやってしました。
 


 おかげさまで、大きく撮れた一枚です。

 こちらは川です。初めて通った道なので
毎年いるのかどうかはわかりません。よかつた、いつも見ていた川に今年は一羽もいなくてどうしたことかと思っていたところ。でも、こんな狭い川に



 向こうに逃げても数十メートル。こんなところにいるなんて
 池の鳥よりは大きく撮れました。
 赤い頭の鳥ーヒドリガモかホシハジロか?


 オオバンはあちこちで見かけるようになりました。


 なんでも、愛媛県て初めて繁殖が確認されたのは西条市なんだそうです。

 そういえばコウノトリやクロヅルや、過去には珍しい鳥がやってきましたね。ときどきはナベヅルも。あのコウノトリ、今はどこにいるのかしら。
 今年は松山市のため池に十ぱ以上のコウノトリが来ているそうです。西条市にも中間を連れてきてほしい。小さなため池は役目を終えたのか次々と潰されていきますが、生き物のために残してほしいと思います。




















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

綱敷天満宮の梅林

2023-03-05 00:20:06 | 植物

 友人からのラインがあって、梅が満開だとのこと。出かけたついでに綱敷天満宮まで足を伸ばしました。

 おお、咲いてる。松林の向こうにピンク色が透けて見えました。
 


 でも、それは近年作られた新しい梅園で、ようやく花がきれいに見えるようになったようです。 
 古くからある梅園はこちら。
 








 
 今までで一番多く車が停まっていました。この近くではここが一番の梅の名所です。これはいい時にきたかな?
 
 これは若い木だけど、枝垂れ梅が満開でした。




 
 いいお天気で、



 紅梅も



 白梅も
 



 
 松と青空に似合います。

 松林を抜けて先ほどちらっと見えた新しいエリアへ。


 



 木が小さいので、すぐそばで見ることが出来ました。












 向こうに変わった松の枝が。
 
 何度もこの梅園には来たことがあるけど、気づきませんでした。

 近くの幼稚園からはずっと元気な声が聞こえていました。こんな環境で過ごすっていいね。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥の群れー冬から春へ

2023-03-02 21:42:55 | 生き物

 キャベツを齧った犯人、現場を目撃しました。が撮影できず。

 実は毎年のことなので予想はついていました。ヒヨドリです。ただ、いつもの年のように鳴き声がやかましくなかったので、別の鳥かも?という気持ちもありました。というのも、よく見る鳥の群れがあります。
 以下、どれも豆粒ほどの写真で見にくいのですがお許しを。
 
 センダンの木だったかな?


 すぐに一斉に飛び立つのです。


 ある時は電線に


 あるときはキーウィの木に。赤い印はわたしが数えるためにつけたもの。8羽います。



 ムクドリなんですが、この鳥の可能性もあると思ったのです。が、ムクドリの好物は虫や果実だそうです。
 
 キーウィ畑のすみに捨てられたキーウィ。



 それが


 食い散らかされて、
 電線の下に皮があったりしますので、これはムクドリの仕業かなと思います。ただ
ヒヨドリも果実を食べます。ポチも食べます。
 果物の好きな鳥は他にもいます。
 熟した柿に来ていたのは
 
 
メジロでした。
 
この写真の中にこれだけのメジロ。
 
 
そのうちヒヨドリが来てメジロはいなくなりました。
 
柿が好きな鳥は他にもいます。
 
 
たくさんいるけど群れはしない。それがツグミ。
 
 
そういえば遅くまで残っていた柿が、
 
 
 
先日通りがかったら何にも無くなっていました。
へたが残っているので、収穫したのではなく、熟して落ちたのだと思いますが、
 
 



木の下には何もありません。柿はどうしたのでしょう。
 


 
 あれほどたくさんの実を鳥だけで食べつくせるはずはなく、狸や猿なども食べたのかもしれません。
 
 このように柿はどんな生き物も好きですが、 葉っぱ類を食べるのはヒヨドリくらいなものです。 では、ケール畑はどうかな?
 多少は飾られているようですが、たいしたことはない。わたしの感覚ですがヒヨドリが一番好きな菜っ葉は、一番がブロッコリー、二番がキャベツ、三番めがケールではないかと思っています。ブロッコリーは、去年の暮れには葉脈だけになっていました。ブロッコリーは、茎も甘いですからね。
 
 青汁の材料であるケールはやっぱりまずいのかも。😁
 


 そのケール畑には、群れではない鳥が鳴いています。多分2羽。
 なかなか姿を見られないのですが鳴き声でホオジロだとわかります。
 豆粒みたいにしか写っていませんがわかるかな?
 


 このスプリンクラーは色々な鳥のお気に入りらしい。ホオジロも止まります。


 
 このホオジロ、ケール畑の中で子育てをするつもりでしょうか。 我が家の周辺では低い木や茂みの中で巣を見つけることが度々あります。だからケール畑に巣を作っても不思議はないけど、ケールはやがて葉を欠いていきますから、その前に巣立つことができるのでしょうか。ちょっと心配。

 翌日そのケール畑に現れたのは


 羽に白い斑点。ジョウビタキでした。 ジョウビタキはよくうちにも来ていたのですが、2,3年前からぱたっと来なくなりました。ここで会えたのはうれしかったです。

 と、ここまで冬によくみられる鳥でしたが、最近春を感じられるようになりました。先週くらいから鶯のへたくそな鳴き声が聞こえだしたのですが、今日はしっかりと「ホーホケキョ」と鳴いていましたよ。それとコジュケイの鳴き声。
 いずれも私が写真を撮るのは不可能に近い鳥です。
 
 が、先日奇跡的な出会いが
 
 はじめ、カラスが争っているのかと思いました。一羽の鳥が走るように逃げているのが見えて、その後ろをもう一羽が激しく追いかけているのです。
 この鳥は?
 
 
 美しい羽根のキジでした。
 

 2羽ともオス。ということは、縄張り争い? 
 
 もっと近づこうとしたら気づかれました。

 さっきの喧嘩はどこへやら、2羽揃って隠れようとしています。


 
 
 やがてほぼ同じ方向に消えていきました。このあたり、どちらの縄張りになるのでしょう。やがてメスとヒナを従えたキジの雄が見られるかもしれません。春が来たなあと思える出来事でした。
 
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする