あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

カラスウリが花開くとき

2022-08-08 22:52:00 | 植物
 あちこちでカラスウリの花を見かける季節になりました。
 
  ちょうどポチの散歩に出かける時間。この時間帯は暑さが少し和らぎ、まだ十分明るさののこっているころで、昼間ぐうたらと過ごしているわたしは、これから夜行性人間になります。
 まず、ウマオと一緒にポチを散歩に連れて行きます。なんてかわいい孫だろう、と思うでしょ? しかしウマオはの目的は、途中にあるお友だちの家。お友だちも暑い昼間を避けてこの時間に外で遊ぶのです。
 ポチを連れて帰ると次はレモンの木の蔓草退治です。これを日暮れまでやります。が、これについてはまた別の記事に書くことにして
 

 毎年増え続ける気がするカラスウリ。

 いままで、日没に合わせて花が開くのだと思っていましたが、どうもそうではないらしいと思い始めました。

 7月21日 19時8分






 満開まであと少しというところ
 
 きのう8月7日19時14分 
 ほぼ満開 この日は夕立直前で特に薄暗かったです。7月21日の明るさとは大違い。けど同じくらい咲いていました。
 
 
 一斉に開くものだからなんだか鳥の羽がひっかかったように見えます。
 
 
 明るくても暗くても夜の7時半頃には開ききるということです。だから明るいうちに花の観察をしようと思えば夏至の頃が一番よく見えるのではないでしょうか。しかし、夕方がかき入れ時のわたしにはじっくりと観察する時間がありません。とにかく蔓退治優先。ただ、昨日は雷が鳴って雲行きが怪しかったので草刈りを早く切り上げて同じ場所の同じつぼみを時間をかけて観察することにしました。と言ってもじっとその場で見ているのではなく、30分くらい間を空けて見に行っただけですけど。
 
 8月7日17時31分 つぼみが割れたところ
 
 
 てまりのようでかわいいです。

 
 もう一つ気がついたのは、その日咲くつぼみはだいたい同じように開くということ。ただ、その早さは微妙にちがいます。
 
 18時13分

 
 手前の大きいの
 
 
 右側のは早くも糸がほどけ始めています。

 
 まん中の。これが一番遅いようです。

 
 
 18時46分 やはり右側のが早いようです。
  
 
 
 19時14分 雨が降ってきました。辺りはいつもよりずっと暗いです。
 
 まだまだきれいに開くはずですが、ほぼ満開





 と、やはり七時半近くに満開になりました。
 
 今日のつぼみ
 18時29分
 

 
 つるつるっと並んだつぼみがかわいい。
 



 
 
 どれもほぼ同じ状態です。
 
 群れ全体を見ても、同じようなつぼみがいっぱい。これが一斉に開くのです。
 


 けれどこの妖艶な花でいっぱいのところを見る人は田舎でもほとんどいません。夜の虫によって密かに受粉をし、命を繋いでいきます。
 
 近くにキカラスウリの小さな苗が生えていました。
 
 

  これはまだ小さくて今年は花が咲かないだろうけど、キカラスウリはわりと早くから花が咲いています。
 
  7月24日 19時25分
  まだ開き始め。満開になるのは20時前かしら。
 
 
 カラスウリよりは咲くのが遅いように思います。その代わり朝遅くまで咲いています。

 
 そしてすでに実が



 カラスウリよりは開花時期も早いようなのです。
 
 アサガオは体内時計を持っていて、それによって花開くとか聞いたことがあります。太陽とともに咲くのではないらしいのです。これはあくまでもわたしの仮説ですが、カラスウリも同じように体内時計を持っていて、日没に左右されずに開花するのでしょうか。だとしたらその体内時計は何に影響されてできるのでしょうか、そのメカニズム、興味はありますが、わたしの優先順位はレモン畑の草刈り。日々奮闘しているんですよ。





 
 
 
 
 
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今年の我が家のセミ事情

2022-08-04 23:58:12 | 生き物
 散歩道がセミロードになる季節がきました。ちょうどセミの羽化が終わるころなのでしょう。歩いて行くと目の前でセミが飛び立ちます。
 ポチはなぜかセミが大好き。え、どうしてかって? もちろん食べるのですよ。
 飛び立ったセミに果敢にジャンプしますが、成功したためしはありません。たまに、飛び上がったものの草むらに落ちて抜け出せなかったセミがいて
 
 
 セミ狩りの姿が猫みたいーと思うのですが、これも成功はしません。ただこの日は何匹もが一斉に飛び立ったので,1匹くらいは成功したのでしょうか。草むらに鼻を突っ込んでしばらく動きませんでした。
 
 難を逃れたアブラゼミ。羽にも体にもまだつやがありませんので、ようやく羽が伸びたばかりだったようです。

 
 ところでー
 先日犬走りでセミの抜け殻を見つけました。どこからか落ちたとか風に飛ばされてきたとかいうのではありません。おそらくここで羽化したのだと思いますが、この体勢で無事に羽化できたのでしょうか。
 
 
 今年はすでに2匹も羽化に失敗して飛べないセミを見つけました。
 羽が片方ないニイニイゼミ。
 


 
 先日は二日二晩も弱々しく鳴くセミをやっと草の中に見つけて木にとまらせてやりました。もしかしたらわたしが気づかなかっただけで、毎年これが普通だったのかもしれませんが、今年は大きな木を5本も6本も切ってしまったので、なんだか責任を感じるんです。
 
 何年も土の中で暮らしてやっと外へ出たと思ったら、とまるべき木がなくなってる! まるで浦島太郎じゃないですか。長い間留守をしていて久しぶりにふるさとに帰ったら、そこに帰る家はなかった、なんてね。
 
 ニイニイゼミはわりと低いところで羽化します。
 
 
 
 時には草につかまって。 これはいつもの年とかわらないのですが

 
 行き場のないアブラゼミも地面すれすれのカラスウリにつかまっていました。

 
 ちょっとトリケラトプスに見えません?
 
 こちらも草で羽化。

 
 そして、切った後新たな枝が伸びてきた梅には
 


 一番高いところでわたしの目の前くらいなのですが、見える範囲で5匹。一つのまるに2匹いる場所がありますので。 全体では8匹いました。 



 こちらはモクレンの新枝。地面から1メートルもない高さのところに6個の抜け殻。アブラゼミはだいたい1メートルくらいの高さで羽化するのが多いらしいですが。今まではいろいろな木のいろいろな枝に分散していたものがわずかな枝に集中したものですから、やたらと抜け殻が目立ちます。
 
 
 そして、空き家になって数年、庭の木も花もすべて取り除かれた砂漠のようなお庭では




 柱やら軒下やらに抜け殻だけが残っていました。おそらく木が枯れ死した時点で地下の幼虫も死に絶えたことでしょう。うちはまだ木が生きていますからましな方です。人間は食べるために命を奪うだけでなく、悪意のないまま知らず知らず他の生き物に影響を与えていることを改めて感じます。コロナ禍の今それは人間同士にも言えることですね。
 
 では、抜け殻つながりで、
 
 トンボの抜け殻
 


 
 貴重な場面にも出くわしました。
 
 カマキリの脱皮です。危うく蔓ごと引きずり下ろすところでした。もう少し早ければ脱皮の最中を目撃できたのに。

 
 もう一つ
 家の中にあったクモの抜け殻。



 これは体長が五センチくらいにもなる大きなクモで、何年も我が家に住みついています。時々見かけるのですが(それも夜が多い)さすがにぎょっとする大きさです。でもわたしがこれを退治しないわけはー
家の中のゴキブリやその他の虫を食べてくれるからなんです。ああ~、今気づきました。逆に言うと我が家にはえさになる虫がいるからクモが生きていけるのか。あまり自慢になることではなかった・・・
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うれしい芽生え

2022-08-02 08:47:00 | 植物
 ぐずついた天気が続いた日、
 


 日陰に放置しているちいさな鉢の中に
 わんさか芽が出ました。
 
 何の芽かというと
 これです。

 
 パッションフルーツ
 これは、中身を何も加工せずはちみつと一緒にヨーグルトにかけたもの。
 果肉というより種ばかりと言った方がいいかな。
 
 
 冬に採れたパッションフルーツはすっぱすぎるので放っておいたらこんなにもしわしわになってしまいました。



 それをそのまま鉢の上に置いただけなのですが
 
 
 
 中身はすっかりなくなって皮だけが残りました。そして後には数えきれないほどの双葉が出たというわけです。
 去年の夏食べた実の種も撒いておいたのですが、ず~っとそのままで、冬の種と一緒に芽が出ました。要するに、発芽の適期というのがあって、それを外すとどんなに世話をしても芽は出ない、ということなのでしょう。わたしは種があったらとりあえず地面に放置しておきます。1~2年はそのままで。忘れたころに出てくるのがたまにあります。きちんと整理整頓されたお庭が好きな方には耐えられないでしょう。でも、じっと待っていると
 
 例えばこれね。
 
 
 パッションフルーツがわんさか出てくる前に双葉が出て、あら、うれしい、やっと一つパッションフルーツの芽が出た、と喜んでいたのですが、なんだか様子が違っていて、ぐんぐん大きくなってきました。同じ鉢に二つだけ芽生えたパッションフルーツとは明らかに違います。
 
 もしかして?
 
 根元を詳しく見てみました。
 

 
 おおきなまるい種から出ている。これは?
 
 この実からでてきたのでしょうか。
 


 一昨年手に入れたムクロジ。
 大事に飾ってあったのですが、表面にカビが生えてきたし、色も悪くなったのでこの芽出し場所に置いておいたのです。そう、芽出し場所。日陰で水道の蛇口に近い、ここに植木鉢をいくつかおいて、何でもかんでも種をおきます。土もかぶせません。自然界と同じように運が良ければ芽が出るだろうと・・・
 せめて、外の蠟のような皮を剥いでおけばよいものを。でもよかった、わたしムクロジの木が欲しかったのです。漢字で書くと無患子。文字通り子供の無病息災を祈る木。実は羽根つきの羽になり、皮は石鹸のように泡立ちます。このまま鉢でそだててそのうち畑の隅にでもこっそり植えておこうともくろんでいます。
 
 もう一つこっそりと植えておきたいもの
  
 汚らしくなりましたけど、これも蝋のような皮でおおわれたナンキンハゼの実
 
 
 皮が破れて黒い実が出てきました。もう少し待ってみるかな?
 昔うちにも勝手に生えてきたのがありましたが、場所が悪く切ってしまいました。公園などであちこちに生えているのを見るとさほど難しい木ではなさそうなのですが、きっと忘れたころに芽が出るのでしょう。
 ナンキンハゼも大好きな木なんです。紅葉も白い実も。先月、初めてナンキンハゼの花を見ましたが、これがあの実にと思うくらい予想外の姿で、楽しかったです。大きくなる木ですからこれもこっそり畑の隅に・・・・
 








 それからー
 春先に実が落ちているのを見つけてそのまま様子を見ていたものがあります。
 
 
 
 何でしょう?
 マユハケオモトなんですよ。ようやくここまで大きくなりました。



 ここで大きくなるのを待って全部を植え替えるか、小さいのだけ別の鉢に植えるか思案中。

 ははは・・・ごめんなさい。なにもかも、大切に丁寧に育てておられる方から見れば、ひっくり返りそうなくらいずぼらで、参考にもなにもなりません。ただの自慢です。



 
 
 
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