あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

夏休みダム巡り2  野村ダム

2022-08-18 23:57:35 | ダム巡り
 鹿野川ダムの次は野村ダムの予定です。
野村町まで約一時間、食べるところがなかったらコンビニおにぎりでいいや、と言っていたのですがそのコンビニがない。二,三年前、大野ヶ原から間違って野村町へ下りてしまい,大回りしてうちに帰ったことがありました。あのときは豪雨災害の爪痕が残るさびしい道でした。あの寂しい道が心に残っていましたので、野村町には乙亥会館があったんだーということを大きな体育館のような建物を見てやっと思い出しました。
 乙亥会館とは伝統の乙亥相撲が行われるところです。毎年、大きな力士さんが一歳の赤ちゃんを抱いて土俵入りする写真がニュースになります。まるで巨人に宙づりにされたようなその赤ちゃん、たいていは泣いているのです。
 その乙亥会館のそばに小さな飲食店が三軒並んでいました。そのうちの一つ洋食屋さんに入りました。テーブルは三席、シェフが一人で切り盛りしている小さなお店でした。が出てきたカレーは
 

 でっかい!!

 ウマオは半分しか食べられませんでした。壁にはここを訪れた力士さんの手形入りサイン。お相撲さんも食べるんだもの、ボリュームがあるのは当然か。わたしも新鮮なアサリ入りのパスタをなんとか食べきりました。
 お腹がいっぱいになったところで野村ダムへまっしぐら。
 
 あ、ついた。
 
 ダムらしき姿の見えないままいきなり駐車場に着きました。きれいに整備されたところでサルスベリが色鮮やかに咲いていました。
 
 
 で、ダムは?
 
 駐車場の左に管理事務所、真っ正面にダムの天端。わたしはずんずん天端を歩いて行きました。ふと気づくとトラオたちがいない。以下、みんな気持ちがバラバラで行動がバラバラで、パンフレットはおろかダムカードまでもらい損ねたわたしは、ダムについて語る資料が何もありません。訳の分からないまま撮った写真を順番に載せていますが・・・ ダム好きの方々、全くレポートになっていませんのであしからず。
 
 天端を歩きながら左右を眺めます。
 右、ダム湖。ゴミがいっぱい。あ、ゴミと言っても、流木などですから。
 このダム湖は朝霧湖と呼ばれているそうです。ダム周辺では春、夏、秋と大がかりなイベントで賑わうそうなのですが、コロナ禍になって以来中止されたイベントも多いようです。
 


 左、放流された水が流れる道。遙か向こうまで山、山、山

 
 天端の真下。下の方に放水されているのが見えました。

 
 どこかへ続く道が見えました。このあとわたしたちはこれとは反対の道をぐるっと走ってみました。
 

 
 天端のまん中辺りで朝霧湖を見ると
 
 なんだかやっとあちこちで見たダムらしい風景に出会えたような気がしました。

 
 木で文字が書かれていました。


  
 その下に浮いているように見えるのは?
 もしかしたら本当に浮いている? 水上ステージのように見えますが・・・
 
 来た方を振り返ると
 これ、何処なのかなあ。

 
 駐車場に引き返し、きれいな東屋の中に入ってやっと家族と会えました。ウマオ達、すでにダムカードをゲット。(これが最優先だったのね)一緒に行かなかったわたしはもらえなかったというわけです。
 東屋には掲示板があって



 
 
 ダムの大きな役割として洪水調節がありますが、2019年の豪雨では、流入した水によるダムの決壊を防ぐため、緊急放流がなされ、その結果下流に死者まで出る洪水を引き起こしたということがありました。簡単に洪水調節と言いますが、近年の想定以上の豪雨に対しては、これまでの規定による放流では対応しきれないということでしょう。今は、鹿野川ダムのように構造を改造たり、放流規定を見直したりしているようです。 
 
 
 すぐそばの木でミンミンゼミが鳴くものだから一生懸命探しました。ミンミンゼミの鳴き声はうちの近くでは全く聞こえません。少し山際まで行くと鳴いています。あまり気温の高いのは苦手なセミかも。その上羽根が透き通っているので姿も滅多に見たことがありません。
 
 これかしら

 


 
 セミを撮っている間にまたみんなとはぐれました。
 
 なにやらわあわあと言っているのウマオを見つけたのは、上へ登る道の下。
ウマオは登りたくない、母は行ってみたい、でトラオは? もう動きたくないので車の中だって。やれやれ

 
 わたしも上へ行ってみたかったのですが、ウマオがついてきてくれないし、一人置いておくのは気になるし・・・おかあちゃんはどこまで行ったのかしらねえ。わたしがいるからとあてにしてずんずん登っていったみたいです。なのでわたしはー
 ウマオが見える範囲で上へ上へと行ってみました。
 
 上から見る朝霧湖もまたきれいでした。向こうに見えるとんがり帽子は「野村学園」障がいのある人たちが暮らしていて、入所者の作る詩と版画とがすばらしいのでよく知られています(どろんこのうた)。
 
 
 そして・・・・
 後日ウマオに見せてもらったダムカードで知ったのですが
 
 


 
 ダムの法面には、四国で初めて、ここに自生する植物を植えたのだそうです。それを知っていればもう少し丁寧に植物を見ていったのにー
 
 
 娘から、登り切ったので下りるという電話。何があった?と聞くと、大きな牛があった、との返事。はて? 牛舎でもあったのかしら。
 
 下りていたらカナヘビがいました。



 ウマオとトラオはちゃっかり車で待っており、やっと全員が揃いました。結局みんなで行動したことがない、という野村ダムでした。けど、それではねえ。せっかくここまで来たのに、ダムの全容さえ見てないのです。
 
 駐車場にあった地図によると、野村ダム周辺にはいろいろ施設がありそうです。そこでちょっと周辺をドライブしてみました。
 


 
 
 が、
 
 ホワイトファームは営業しているのやらしてないのやら。レストランは完全に閉まっています。チョウの楽園は、ただの林のようだし・・・・網を持った親子連れが一組いただけでした。
「チョウにとっては楽園とは言えん。」と、トラオ。
道は下って遠くにダムが見えるところまで来ましたが、正面から写真を撮れる場所はなさそうでした。再び上り坂になってついたところは大きな牛のあるところ。なんだ、牛ってこれだったのか。
 
 そしてそばに立つ建物が「野村シルク博物館」でした。駐車場を見たところ、入場者はいないのじゃないかな。どこもかしこも寂しい限り。それでも入ってみようと(実はスタンプねらい)入ってみたのが思わぬ大ヒットでした。
                          ーつづくー
 
コメント (2)
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