あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

きのこコレクション

2007-10-21 23:06:32 | きのこ

  きのこの季節です。 あちこちでおもしろいきのこを目にします。 きのこってうすぐらくじめじめしたところに生えるイメージがありましたが、お日様のかんかん照る平地に生えているのもありますね。

 

 きゅうりハウスの中で。 
堆肥に菌が混じっていたのでしょうか。 花のようにかわいいきのこです。 つぼみもあります。

 

 

 

 

こんなふうにお行儀良く並んでいます。

 

 

 

 

おなじくきゅうりハウスの中ですが、種類がちがうようです。 クリーム色のきれいなきのこです。

 

 

 

 

 ニワトリ小屋のそばの草むらに生えていました。 やぶれかさ? きのこの名前はさっぱりわかりません。

 

 

 

 

 ミョウガのそばに生えています。 かなり目立つ色です。 何かにかじられた跡が・・・ 毒じゃないんでしょうか。

 

 

 同じきのこだと思うのですが、色が変わっています。

 

 

 このきのこは隣のミントの茂みの中でも見つけました。

 

 

 

 偶然草むらで見つけた大量のきのこ。 これはほんの一部です。 これが食べられるきのこだったらとってもうれしいですが、なんだかわかりませんねえ。 これもかんかん日の照る場所に生えていました。

 

 

 

 

 

 最後に、 翠波高原の赤松の元で見つけたきのこ。 誰かがいたずらしてひっくりかえしていたものです。かさに松葉がついています。

 

 

 

  子どもの頃、 松林のはずれにおばの家があって、 おばと一緒に「はったけ」を採りに松林に入ったことがあります。 さんざん探したのですが、見つけたのは1個だけ。 その「はったけ」というのがこんなふうにすり鉢状にくぼんだ傘だったのです。 もう何十年も前なのに不思議と鮮明に記憶しています。 これが「はったけ」なのでしょうか。そうだとしたら惜しいことをしました。2,3個あったのに。 でも、きのこは、わけのわからないのは食べないことですよね。 

 

  今、うちには椎茸の原木が1本おいてあります。春には何個かしいたけがとれたのですが、秋はさっぱりです。春、秋2回ぐらいは採れるはずなんですが。
 以前勤めていた山の学校(スズメバチの学校です)では、体験学習として、椎の木に椎茸の菌を植え付ける作業をしていました。 条件がよかったのだと思いますが、原木からは毎日のように大きな椎茸ができて、みんなで分けて持って帰っていました。 原木から取れたしいたけは人間の顔ぐらい大きくなるのもあって、焼き椎茸にするととてもおいしかったものです。贅沢な食べ方でしたね。

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101回で~すー後日談その2

2007-10-20 23:12:30 | 植物

 100回のブログを書く間に、季節は夏から秋へ。 昨日に続いて、「その後」を報告します。


8月1日 「パイナップルのクラウン差し」
 すくすくと育って、今ではこの通り。新芽が二つになっています。 冬になったらきゅうりハウスに入れるつもりです。 実がなるといいな。


 


 


9月6日 「どうなってるの?」
 秋になって地面の草がなくなりました。 すると・・・・
 ボタンクサギの足がー。 下の方に2本見えるのがわかりますか?         



 アップで見ると、この通り。 でも、ああ、せっかく明るい地面に出てきたというのにまた、壁の中に潜るとは! ボタンクサギの気持ちはわかりません。



10月4日 「秋の蝶」
 k小学校に近い高速道路の側道の、セイタカアワダチソウです。 白く点々と見えるのがモンシロチョウです。なぜこんなにたくさんいるの? 思わず写真を撮りました。 ほんの一部しか写らないのが残念。



 ところがもう少し行くと、もっとすごい光景がー



 遠くの方まで、白く花のように見えるのが全部蝶なのです。 黄色いのもいますよ。まだ刈り取っていない稲の上にもおびただしい数の蝶。 今は蝶の多い時期ですが、それにしても、どうしてこのあたりには蝶が多いのでしょうか。


 2,3日前の新聞に、「秋蝶」と題したコラムが載っていました。 筆者は、ベランダにアゲハチョウの好きな柑橘の苗を植えて蝶を呼び寄せ羽化するまで観察しているんだそうです。それによると夏に羽化した蝶が9月に産卵して、それが秋蝶になるのですが、秋蝶は、夏のに比べると小さく、さなぎになる前に死んでしまうのもいるとか。 ようやく羽化できて飛び立っても、秋蝶には厳しい冬が待っている。 「秋蝶という季語には『健気さ』が漂う」と書いていました。 「秋蝶」って季語だったんですね。 では今飛んでいる蝶は、9月に産卵されたものが一斉に羽化したものでしょうか。


 ところで、蝶が多いということは「青虫」も多いと言うことでー。 先日ぶじこに大根葉を持って帰らせました。 引いたばかりの新鮮な無農薬大根葉です。 ところが、30分も立たないうちに電話が。 
 「大根葉に青虫がおるよ~~」 今にも倒れそうな声。
 結局ぶじこの家まで行って洗ってやるはめになりました。
 こんなことでいいんでしょうか?

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100回目で~す

2007-10-20 00:31:57 | くらし

 7月7日に書き始めたブログがついに100回を迎えました。 毎日のアクセス数と皆様のコメントを励みに続けることができました。 わたしのつたない文章を読んでくださっている皆様、ありがとうございます。 
 これからも、ブログを通じてできた不思議なご縁を大切にしていきたいと思います。 つぎは、200回、300回をとばして1周年を目指してがんばります。 皆様、よろしくね。

 日々の暮らしの中で遭遇する、政治・経済・その他もろもろの出来事に対しては、もちろんわたしなりの意見や憤りなども有りはしますが、それはそれとして、こうして綴ることのできる、小さな驚きや喜びが毎日のようにあることは、本当に幸せなことです。今日は、今まで登場した題材の「その後」をいくつか書いてみます。


7月9日 「孤独なかえる」
 ・・・ 写真がありませんねえ。 とりあえず書き始めたブログです。10月10日の夜、弱々しい鳴き声を1,2度聞いたのが最後です。 もう、冬眠でしょうか? 田んぼのツチガエルはまだ元気そうでしたけど。
 このブログをよんだぶじこが
 「あのタンクにはオタマジャクシがおるんよ。」
 ええっー。
 「タンクの中までのぞいてみんのじゃろ。」
 でも、覗いてもいませんでしたよ。それに鳴き声がいつも同じ声なので、きっと1匹だと思います。じゃ、ほかのおたまじゃくしはどうなった? やっぱりなぞの多いかえるです。 ただ、タンクは3つあって高さが段階的に低くなっているので、順々にたどれば外へ出られることがわかりました。 ときどき外出して、仲間と会っているといいんですが。


 7月14日 「ブーゲンビリアの花の色は?」 


 写真を貼り付けることに成功しました。 でも、gooブログは1枚しか写真を載せることができません。 で、花の写真がありません。 雨の中で咲いたのは、 緑がかった白のさびしげな花でした。 いったん花が終わり、再び真夏に咲いたのはー



安Δ♢曚鵑里蠅肇團鵐∮,覆鵑箸皸Δ蕕靴げ屬任靴拭/P>

 7月15日 「危険なブルーベリー」
 9月 1日 「スズメバチ」 ・・・その節はー  


 あれからはスズメバチの大群におそわれることもなく、ハチたちは平和な日々のようでした。そしてわたしも一度も刺されませんでした。 数日前からハチはいなくなりました。 からの巣は簡単に枝から外れました。 白いふたがまだありますが、中に幼虫はいません。 一番大きいところで11センチメートルあります。



 裏から見たところ。 ところどころ小さな穴があいていて、透けて見えます。 けっこうざっとした作りですね。



 ハチはどこへ行ったのでしょうか。



 ブルーベリーの枝の奥深く、たくさんのハチが集まっています。 飛び立つわけでもなく身を寄せ合っているように見えるのですが、ここで冬を迎えるつもりでしょうか。 このハチがまた巣作りをするとしたら? できれば他へいってほしいものです。


 8月20日 「胡蝶蘭の枝分かれ」 あれからちょうど2ヶ月ですがー


 


 まだ咲いていますよ。 左が8月の写真の花。 右側は、もともと左の株と一緒に植えられていたものをわたしが分けたのです。 こちらの方も新しい花の茎が伸び、同じように枝分かれしています。 新しい葉も1枚生まれました。 はじめのように二株一緒に植えていたらさぞかし豪華に見えることでしょう。 


 8月14日 「母の天気予報」 


 「ここではきれいな夕焼けは見られない。」と思いこんでいたわたし。 ところが、最近、犬の散歩に出ると、夕焼けが見られるのです。 あれえ~?
 そのわけは、一つには、秋になって太陽の沈む位置が変わってきたことがあげられます。
 太陽が南に下がって、 山が低くなったところに沈みだしたのです。 山がじゃましないので夕空が広がっているというわけです。もう少し(4,5キロメートル)東の方に下って、我が家から離れると山が低く見え、とりわけ夕空が美しいことに気づきました。



 もう一つのわけとしては、夕焼けの時間帯に空を見ることが少なかったことがあげられます。 去年までわたしが帰宅するのは7時半過ぎ。 暗くなった空しか見たことがなかったのですね。 


 あくせくと働き続けていた日々を離れ、犬たちと眺める秋の夕焼け。
 これもささやかな幸せです。

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いっぽんでーも にーんじん きゅうりでーも にーんじん

2007-10-18 23:42:30 | 植物

 キュウリの出荷を手伝っています。 長さによってS M Lに分け、5キログラムずつ段ボール箱に並べて入れるのです。 


   


 ステッキ



    うなぎの頭



    ハート



    1,2,3 



    4,5がなくて 6



    そしてこれが、きゅうりなのに「にんじん」



 どうしてかというと、 形が尻すぼみでにんじんに似ているからです。 肥料や日射、水分などの関係でこういう形の悪いのができるのだそうです。 これらはすべて規格外の不良品です。 ただし捨てるのではなく、こういうキュウリだけを箱に入れて良品として出荷するのです。 もちろん値段は安いです。


 見目形麗しい優等生はこちら。 



 これらは秀品として良い値で売れます。


 わたしがまだ学生だった頃、同じクラスにきゅうり農家の娘さんがいて、よくみんなにからかわれていました。
 「きゅうりをまっすぐにするために、先に紐を付けて石のおもりをぶらさげるんだろ?」
 彼女がどんな返事をしたかは覚えていません。 とにかく農家の人はそのころからまっすぐなきゅうりを作るのに苦労していたということでしょう。 そのころはきゅうりの曲がったところは苦みがあってまずかったことを思い出します。今は曲がっていても味は変わりません。 切りにくいですけど


 売られているきゅうりしか見たことのない人は、きゅうりはまっすぐなのが当たり前だと思っているかもしれませんが、写真のように、いろいろあるのが普通なのですよ。


  うっかり取り忘れたきゅうりは、2,3日でこんなに巨大に。



 この大きなきゅうりも秀品では売れません。 でも、以前、きゅうり栽培の研修にきていた中国の方にお願いして、PTAのお母さんたちで四川料理の講習会をしたことがありますが、研修生の皆さんは、この大きなきゅうりのほうを喜んで使っていました。 きゅうりと鶏肉のスープの作り方を教わりました。 わたしはきらいなので食べませんが、 子どもたちはおいしいと言っていましたよ。


 というわけで、きゅうりの箱詰めは、 長さ、重さ、本数、形、色(黄色っぽいのは良くないのです)すべてを考慮しながら分類し、きちんと美しく並べなければならないので面倒くさいことこの上ありません。
 この間からわたしの制作が忙しかったので、娘たちに手伝ってもらったのですが、途中で数が分からなくなったり、とてもややこしかったようです。


 なんで本数まで数えないかんの? 重ささえあればいいんじゃない!と夫に八つ当たりもしてみたり。  ほんとに、なんで売る側の都合に合わせなければいけないんでしょう。 


 


 

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秋祭り

2007-10-17 21:21:37 | くらし

  ゴミを捨てに行ったら、あたりに馥郁たる甘い香りーキンモクセイの花でした。 「キンモクセイが咲くと祭りが近い。」と、このあたりでは言われています。



 ところがわたしは、「祭りが近いのに今年はキンモクセイが咲かないなあ。 気温が高いからなんだろうか。 彼岸花がまだ咲いているくらいだもの。」と思っていたのです。 理由は簡単、うちのキンモクセイが咲かないからです。 でもそれは気候のせいではなくて、どうも去年の剪定が悪かったようですね。 新しく剪定を頼んだおじさんが、どの木もばっさばっさと豪快に切ってしまい、剪定に強い梅でさえ梅雨になるまで葉が出ないという有様でしたから。


 よそのおうちのキンモクセイは、こんなにみごとな大木。きれいに刈り込んでいますね。



 というわけで、キンモクセイは祭りに間に合いました。


 十月中旬、 愛媛県の東予地方は、祭り一色です。 昨日はNHKのニュース7で西条祭りの映像が流れていました。 西条市旧市内の秋祭りは、豪華絢爛たるだんじりが練り歩くことで有名です。特に16日、伊祖乃神社祭礼の最終日には、「川入」といって、神様の乗ったみこしが加茂川を渡って神社に帰ります。 祭りの終わりを惜しむだんじりが、もう少し長く神様にとどまっていてもらおうと、川の中へ入ってみこしの行く手を阻みます。 土手には約80台のだんじりが並んでそれを見守ります。 次第に夕暮れていく中、だんじりにつけられた何十個という提灯に明かりがつけられ、それはそれはきれいです。 
 とはいうものの、交通規制があったり、駐車場が確保できにくかったりで、わたしも一回しか見たことがありません。 写真がないので、西条市の観光情報ページをごらんください。 動画も配信されていますよ。


 西条祭りが終わると次は新居浜太鼓祭りです。 こちらは太鼓台とよばれる巨大な山車を150人もの男たちが担ぐという勇壮華麗な祭り。 これも新居浜市に勤務していたとき1回見ただけですが、いろいろ教えてもらいました。 太鼓台の四隅に巨大な房飾りがついていますが、この房がぱっぱっと二つに割れるようにゆれるのが上手なかきかただとか。 かき手の気持ちがそろわなければできないんだそうです。 かき手は、自治会から配られるはっぴを着て腕章をつけます。 腕章には名前と年齢が書いてあるのですが、 高校生ぐらいの男の子が48歳なんて腕章をしていたりしてー きっとお父さんにせがんでかかせてもらったんでしょうね。
 祭りの様子は新居浜市のホームページをごらんください。


 わたしの住むところの祭りは至って地味で、数人のおとながみこしをかき(順番制です)、宮入の時に子どもの奉納相撲大会が行われるだけです。かつては獅子舞もあったのですが、どうもする人がいなくなったらしいです。 夫の話では、もともとここの神社に獅子舞はなく、戦後、隣の神社の獅子舞を教えてもらってするようになったんだとか。 ちょっとがっかりするような話ですが、西条祭りも、もとは新居浜市大島のだんじりを気に入った西条藩のお殿様が藩の者にまねさせたのだという記事を読んだことがあります。 伝統行事って、その地方独特のものと思っていますが、案外物まねが広がってこうなったのかもしれませんね。現に、周辺地域ではだんじりや太鼓台が増えているようですから。


 さて、西条祭りは終わりました。 聞くところによると、祭りの翌日には、町に「祭りまであと364日」というポスターが貼られるんだとか。 

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どろぼうの毛と大工の毛

2007-10-17 21:20:38 | レザークラフト

 夏に染めたろうけつ染めを、ようやく形にしました。

 作ったのは、ペントレイとティッシュカバーです。 どちらか好きな方を作ってもらいました。

 仕上げ材を塗って乾かしています。 革を張り合わすだけのペントレイですが、これが意外にむずかしく、みなさん苦心していました。何が難しいって? まずボンドを適度に塗ること、はみ出したボンドで革をよごさないこと、きっちりと隅々まで張り合わすこと・・・・ 工作で、ついついボンドをつけすぎてよごしてしまう子どもの気持ちがわかりますね。

 出来上がったトレイに仕上げ材を塗って乾かしています。

 それに比べると、ティッシュカバーのほうは簡単です。 形を切り、四隅に穴を開けてカシメで止めるだけ。 まっすぐにカシメを打つのが少々難しそうでしたが。 苦心惨憺しているトレイ作りの人たちを横目に見て 「よかった、作り方が簡単で~ ^^」   

   亀裂が入ってろうけつ染めらしい作品。

 

   作ったのは夏だったのでー  

  トンボの数が少なかったので、 シルエットのトンボを飛ばしました。 実物は、秋の夕焼けのような鮮やかな赤です。

 風に舞う落ち葉をイメージした作品。 金のアクリルカラーで縁取りをしました。

 ツツジの濃淡を強調したら、立体感がでてきました。 ロウを散らして華やかさをだしました。

 

 そのほかどれも作った人の個性が表れていました。

 昔、何かの話をしていたとき、父が
 「どろぼうの毛と大工の毛は、だれでも持っとるんじやけんの」。
と、言っていたことを思い出しました。 
 「人は、どんなに善良そうに見えても、一筋の毛ほどの悪意は心の奥底に秘めている。どんなに不器用でめんどうくさがりやでも一筋の毛ほどの物作りへの意志はある。」 わたしはそう解釈しました。そして、人間の本質を突いた名言だと思ったものです。
 ほとんど自給自足だった昔は、否が応でも物を作らなければ生活していけない時代でした。わたしの祖母は機を織り、織った布で布団を作っていました。 上手下手の差はあっても誰もが物を作ることができたのではないでしょうか。
 今は分業が進み、衣食住のほとんどすべて自分で作らなくともお金を出せば手に入る時代です。 しかし、自分は不器用だから、興味がないから、時間がないからと、物を作ることをしない人の中にも、眠っている物作りの心があると信じたいです。

 今日、「むずかしかったけど楽しかった。」 そんな感想を聞いて、ほっとすると同時にうれしくなりました。

 

 追記

 きょう、弟に指摘されたのですが、「毛」ではなく「気」であると。
 実は、書きながらどちらの「け」かなあと思っていました。 そして、十中八,九「気」ではないかと思ったのですが、「毛」も捨てがたい、というより「毛」のほうがおもしろい、というわたしの独断と偏見で「どろぼうの毛と大工の毛」としました。 意味としてはどちらも、目に見えないほどの潜在的な資質とでも言いましょうか、同じだと思うのですが、でも、やっぱり独断も偏見もよくないので「どろぼうのと大工の」にします。 タイトルの毛は、気と置き換えてくださいね。 みなさんごめんなさーい。

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ままこのしりぬぐい

2007-10-15 21:05:21 | 植物

  実物は見たことがないけれど、わすれられない名前の植物があります。


  ママコノシリヌグイもその一つ。 なんと強烈な、そして意味ありげな名前。
  なんでもとげがいっぱいあるらしい。 葉が三角で、つるのように伸びるらしい。 それでわたしは長い間これをママコノシリヌグイだと思っていました。


  本当の名前はイシミカワ。
 三角の葉、鋭いとげ。樹木を覆い尽くすほど伸びる茎。 でも、花がちがっていたのです。 なんでもママコノシリヌグイの花はミゾソバに似ているらしい。


 じゃ、これかな?  



 残念でした。 これは本物のミゾソバ。 葉が牛の顔に似ているんだそうです。 田んぼへ行くときも注意深くあたりを観察して(車には乗っていません)、やっとそれらしきものを見つけました。



 可憐なかわいい花。 三角の葉。 茎にはしっかりととげが見えます。 


 長い間、木にからみついたイシミカワを取り除きながら、いつも考えていました。 なぜこれが継子の尻ぬぐいなのか。
 


 わたしの答え


 1 昔の継母は、 継子がにくいのでほんとうにこの草でこどものおしりを拭いた。ー まさか、そんな残酷なこと。 子どもは痛くて泣き叫ぶでしょう。


 2 とげのあるこの植物は素手ではさわりたくない。継子のおしりをぬぐうのと同じくらいいやだ。 ー わが子の尻ぬぐいは苦になりませんもの。


 3 この植物をさわるのがいやなのと同じくらい継子のおしりをぬぐうのはいやだ。ー 継子の世話などしたくない。


  5,6月頃、新聞に児童虐待の特集が組んでありました。 そこで、虐待する人のトップは実母、ついで実父、3番目にその他の父(継父など)で、継母は4番目でした。 (ただ数字上の統計だと当然このようになりますが、割合でいくと違うかもしれませんね。) これを見る限り、虐待は継母がするとは限らないようです。
 でも子どもの頃は、なぜか継母が継子をいじめるのは当たり前のような感覚でいたように記憶しているのですが、大変な誤解だと思います。教師になってから、血がつながっていなくても一生懸命愛情を注いで育てているお母さんを何人か見ました。 


 継母は当然のことのように継子いじめをするもんだとでも言いたげなこの名前、なんとも心ない名前だと思うのですが、なんとか変えられないものでしょうかね。鋭いとげはこの植物の欠点ですが、欠点を言い立てる名前ではなく、可憐な花をつけるという長所に目をつけた名前がほしいなあと思います。

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秋の桜

2007-10-14 20:54:28 | 植物

 「くれぐれも車の運転中によそ見をするな。」 と、娘のぶじこに言われているわたしですが、ついつい珍しいものに目が行ってしまうわたしです。 


   お、前方の桜が変。


 花が咲いています。 



1,2輪ではなくけっこうたくさん咲いています。 ほかの木にも咲いていますよ。 


 


 


 そういえば、数日前の新聞に、松山城の桜が咲いたという記事が載っていました。 今年は狂い咲きが多いのかもしれません。


 季節はずれといえば我が家のそけいも、春咲く花なのに今咲いています。 



 


 それにしても、「狂い咲き」とはあまりにもかわいそう。 ただ環境に忠実に咲いただけなのに。 ちょっとした勘違いですよね。 「勘違い咲き」と言ってみようか。これもあまり・・・。 「返り咲き」とか「二度咲き」とかいろいろ言いますが、どれもしっくりきません。 なかんずく、「二度咲き」が淡々としていいかも。


 これが秋という証拠に、足元にはセイタカアワダチソウが咲いています。



 どこから生えているかというとー



 コンクリートの隙間です。 ど根性。 ですが、セイタカアワダチソウは誰にもほめてもらえません。

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珍しい野菜2ーひょうたんかぼちゃ

2007-10-13 22:18:54 | 植物

 産直市場で売っている珍しい野菜、パート2です。


 ひょろ長く先っぽが丸いかぼちゃ。 ひょうたんに似ているからひょうたんかぼちゃでしょうか。 珍しい物好きのわたしは、さっそく買ってみました。



 いつものように輪切りにします。 さくっ、さくっとかんたんに切れます。
 種はどこにあるのかな? 



 やっと種がでてきました。 先の方の太くなった部分にだけありました。 たねの様子から見るとまだ若いようですね。



 一切れ、電子レンジでチンしてみました。 かぼちゃ本来の味を見てみるためです。
 あれ? 味がない? 粘りのあるねっとりとしたかぼちゃは私好み。 わたしはほっこりしたくりかぼちゃより、ねばりのあるかぼちゃの方が好きなのです。 でも、甘みが全然ありません。 まだ熟してないのかもしれません。 売り場には「ほっこり」って書いてあったのに。


 うちでは、砂糖と醤油だけでかぼちゃを煮ます。 
 まず、かぼちゃに砂糖をまぶします。 しばらく置いて、水分が出るのを待ちます。 かぼちゃの水分だけで煮て、やわらかくなったら醤油を入れます。 塩辛くなりすぎないように醤油はひかえめ。 おかずというよりデザートみたいなかぼちゃの煮物が出来上がり。いつも思うのですが、新鮮な野菜や魚の料理はシンプルにするのに限ります。


 ところで、他のかぼちゃと比べて特別おいしいものでもないとなれば、ひょうたんかぼちゃの利点て何なのでしょうね。 良く熟したくりかぼちゃなどはとても硬くて、切るのが危ないのですが、ひょうたんかぼちゃはさくっと切れます。それがいいところかな? 
 昨日また行ってみましたら、かぼちゃの横に札があって
   「種が少なくて食べるところが多い」
と書いてありました。


 なるほど 

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珍しい野菜?ーまこもだけ

2007-10-12 22:17:35 | 植物

 田舎のスーパーなどでは見かけない野菜(といってよいのか)まこもだけです。 2,3年前甥っ子が、「あれはうまい。」と言うのを聞いて、名前は知っていたのですが、実物を見たことがありませんでした。 トウモロコシの茎が曲がりくねったような、皮をぬぎかけたタケノコのような面白い外見です。


 


 去年ごろから産直市場に出回りだしたのですが、今回、初めて買ってみました。 まだまだ珍しい物なので食べ方のちらしがついています。 生でも、油炒めでもなんでもというわけで12種類の食べ方が出ていました。 マコモという水性植物の茎の肥大化したものだそうで、中華料理の食材なんだそうです。 次々と新しい作物の栽培に挑戦する人がいて、地元産の珍しい食べ物を食べられるのはありがたいことです。


 斜め切りにしました。


 


 アップにするとこんな感じ。 ちょっとすかすかしています。 なすびのようにも見えますね。 外側は硬そうに見えましたが、さくっと簡単に切れました。


 


 生で食べられるというのでかじってみました。 トウモロコシほどせんいはなく、ナスのように柔らかくもなく、かりかりとした歯触りが気持ちいいです。 匂いや味はほとんどなく、ほんのりと甘みがありました。


 さて、料理ですが、 エリンギが残っていましたので、それと一緒に油炒めにしてみました。 豆板醤をいれてちょっと中華風に。 いためても歯触りの良さは変わりません。 くせがないのでどんな食材とも合いそうです。


 つぎに、キュウリと一緒に酢の物にしてみました。 これもおいしいです。 きゅうりのぱりぱりとまこもだけのさくさくと、歯触り良しの酢の物でした。


 八宝菜などに使ったらきっとおいしいと思います。 まだまだお値段は高めですけど。


 

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