田舎のスーパーなどでは見かけない野菜(といってよいのか)まこもだけです。 2,3年前甥っ子が、「あれはうまい。」と言うのを聞いて、名前は知っていたのですが、実物を見たことがありませんでした。 トウモロコシの茎が曲がりくねったような、皮をぬぎかけたタケノコのような面白い外見です。
去年ごろから産直市場に出回りだしたのですが、今回、初めて買ってみました。 まだまだ珍しい物なので食べ方のちらしがついています。 生でも、油炒めでもなんでもというわけで12種類の食べ方が出ていました。 マコモという水性植物の茎の肥大化したものだそうで、中華料理の食材なんだそうです。 次々と新しい作物の栽培に挑戦する人がいて、地元産の珍しい食べ物を食べられるのはありがたいことです。
斜め切りにしました。
アップにするとこんな感じ。 ちょっとすかすかしています。 なすびのようにも見えますね。 外側は硬そうに見えましたが、さくっと簡単に切れました。
生で食べられるというのでかじってみました。 トウモロコシほどせんいはなく、ナスのように柔らかくもなく、かりかりとした歯触りが気持ちいいです。 匂いや味はほとんどなく、ほんのりと甘みがありました。
さて、料理ですが、 エリンギが残っていましたので、それと一緒に油炒めにしてみました。 豆板醤をいれてちょっと中華風に。 いためても歯触りの良さは変わりません。 くせがないのでどんな食材とも合いそうです。
つぎに、キュウリと一緒に酢の物にしてみました。 これもおいしいです。 きゅうりのぱりぱりとまこもだけのさくさくと、歯触り良しの酢の物でした。
八宝菜などに使ったらきっとおいしいと思います。 まだまだお値段は高めですけど。