あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

たまごどろぼうの犯人

2007-07-18 15:58:20 | 生き物

 我が家には7羽のにわとりがいます。4,5月頃は毎日4~5個の卵を産んでくれるので、なかなか重宝していました。ただ、卵を買うのと、飼料を買うのではどちらが経済的か、考えてしまいますね。最近のように1日に1個しか産まないとなると、はっきり言って買う方が安い。にわとりもストレスがあると産まないのかしら。台風が近づいたあたりからピタッと産まなくなりました。
 


 それはさておき、ある日、生んだ卵をとりだして、飼料をおいてあるそばに置いておきました。外で草引きなどして、さて、卵を持って帰りましょう、と見てみたら、無惨にも4個の卵はすべて割れて殻だけが残っていたのです。一個などは置いてあった場所から1メートルは離れたところで割られています。「ひど~い。だれがこんなことを」
 


 この飼料をねらっていつもハトが来ています。 うっかり飼料袋などを開けておこうものなら、そこらあたりにまき散らしています。 ははあ、たまごどろぼうの犯人はハトだな。
 


 ところが、最近になって真犯人は別にいる・・・と思うようになりました。犯人は、カラスです。99.9%確信しています。なぜなら、カラスが4,5羽、飼料の袋をつついて狼藉をはたらいているところを見つけたからです。カラスなら卵を盗むのも納得。卵が1メートルも移動していたのもわかります。以前、カラスが小さい卵をくちばしにはさんで空を飛んでいくのを見たことがありますから。さすがにニワトリの卵は重たくて持って行けなかったのでしょう。
 ハトは卵泥棒にされたことなどおかまいなしに、1日中びわの木で鳴いています。

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旅のおともに3連バッグを

2007-07-17 16:08:48 | レザークラフト
 やっとできました。3個の高さのちがうバッグを一つにまとめたバッグ。旅行に便利だと思いませんか。3個一緒に持てば、財布、カメラ、ハンカチなど整理できてしかもたくさんものが入りそう。ガイドブックも入ります。お食事の時は貴重品を入れた一つだけを持って。
 じつはこれ、NHK教育テレビの「おしゃれ工房」という番組のテキストにのっていたもの。テキストでは布で作っているのですが、革でもいけると確信。前々から作ってみたかったバッグです。今まで何かと忙しく、やっとこの間から(「革を削ぐ」あたりから)作り始めたのですがー
 1日に1個というハイペースで作っていたのに、3個目になってはたと困りました。・・・部品が足りない。原因は、買っていたDカンを他のことに使ってしまったからなのですが、そのときは、また買いに行けばいいと軽く考えていたのです。我が家から半径10キロメートル以内に手芸店はたった1軒。早速買いに行ったらなんと臨時休業!次の日も、その次の日も、またその次の日もー
 仕方なく車で30分走って別の店に行ったのですが同じものがないんですよね。だったら、車で45分の別の店は・・・? ここにも無し。こんな時田舎暮らしの不便さを感じるわたしです。日常生活には何の不便も感じないけれど、生活に潤いを与える趣味や芸術、スポーツなどにふれる機会は圧倒的に少ないです。ともあれ、手芸屋さんが開くのを待つこと5日間。やっとDカンを手に入れてその日のうちに作り上げました。ちなみに手芸店のおじさんとおばさんは旅行してたんですって。病気じゃなくてよかったですけど。
 仕立てに反省点は多々あるけれど、持っていればわからないか。(笑)今度出かけるときに使い心地をためしてみます。
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産直市場

2007-07-16 15:43:04 | くらし
 久しぶりに産直市場に行ってきました。最近とても人気があって、今日もまだ10時前だというのに駐車場は満員。地元の農家の人が作った野菜や果物を中心に、花、魚、メダカまで何でも売っています。手作りのお菓子や昔懐かしいヨモギ団子、農協が作っているみそや醤油、地元産の野菜などを使ったドレッシングやアイスクリームなどもあります。商品にはすべて生産者の名前が書いてあって新鮮で安いので、車で1時間かけてでもお客さんが来るのです。広い店内が混雑しているのには閉口です。通路など、普通のスーパーよりは広いと思うのですが、それでもカートにぶつかりながら移動しなければなりません。
 「ちょっとごめんなさいよ。」やわらかくことわってカートを押していくおばあさん。田舎の人らしく律儀です。だからカートを使っても許せる。小さい子どもをカートに乗せた若いお母さん。これもしかたないですね。二つのかごをカートにのせて大量にお買い物のおばさん。これもOK.でも、カートを押さないでかごだけをもってくれたらこの混雑もすこしは解消するのにと、思える場合も。で、心の中で文句を言いながら買い物をしています。「ちょっとそこのお父さん、腕組みして歩くだけじゃなく、お母さんのかごを持ってあげて。そしてカートを返してきて。」「奥さん、わたしと同じぐらいの年じゃないの。少しぐらい思い物を持った方が筋肉おとろえないでいいわよ。」「お兄さん、彼女にくっつくのは他のところでして。通行のじゃま。」「わかいもんが、カートなんか押さずかごを持たんかい。」といらいらがつのってきたところで買物修了。
 産直市場は遠くから来た人にとっては楽しい観光施設のようなもの。珍しい物を見つける度感心したりおどろいたり、ゆっくりと買い物を楽しんでいるようですが、わたしは現職時代のあわただしい買い物の癖がぬけません。
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危険なブルーベリー

2007-07-15 16:18:33 | 生き物
 植えてから4,5年たつブルーベリーの木があります。高さは1メートルぐらい。小さいですがごらんの通り、びっしり実がついています。実はこれがたいへん危ない。黒いのはアシナガバチの巣です。ハチは、けっこう賢くてあまり雨風の当たらないよいところに巣を作ります。ブルーベリーの木の巣も枝にかくれて雨の当たらないところにあります。つまり、うっかりすると見過ごしてしまう。去年、薄暗くなりかけて実を取っていて、一瞬ちくりと痛みを感じたときには何が起きたのかわかりませんでした。ぶーんとハチが飛び立ってやっとわけがわかったのでした。
 ハチは敵意をみせなければそばにいてもさされません。(少なくともわたしはさされたことはありません。)そうっと巣のそばのべりーに手をのばしても、木が揺れない限り大丈夫。でもそれってとってもむずかしいんですね。去年わたしは3,4回さされてしまいました。これ以上さされると、アナフィラキシーショックをおこすんじゃないか、ってついに巣のある周辺の収穫を断念しました。
 冬になって巣の中が空になったのを確かめて捨てておいたのですが、なんと!今年も同じ位置に巣を作っている。今年もそうっと、そうっと収穫しなければなりません。ハチの巣に近づかなければいいんですが、小さいけれど熟したべりーはとってもおいしいので、ついつい危険をおかしてしまいます。
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ブーゲンビリアの花の色は?

2007-07-14 15:58:24 | 植物
 ブーゲンビリアの花(花びらと思われるものは、実は花ではなく「包葉」だそうです。)の色は多彩です。ピンクだけでも濃淡があったり、赤みがかったのや、紫がかったの、黄色やオレンジもあります。5月頃、花が終わって放置されたブーゲンビリアの鉢をもらってきました。何色が咲くのかな?来年までのお楽しみ、と思っていたら、梅雨の雨で元気が出たのか、再び花が咲きました。色は白。葉脈がうっすらと透けるように薄緑色で、さわやかです。でも、この雨の中ではなんだか、はかなげでさびしい感じです。真夏に咲いたら、涼しげでよかったのにね。
 ブーゲンビリアをモチーフに、革をろうけつ染めしてペントレイを作ってみました。白のブーゲンビリアは、みどりっぽい白を生かす地の色に悩みましたが、最終的にさび朱のようなオレンジに。ろう散らしを入れて華やかさをだしてみました。花の色を変えて10枚ほど作ったのですが、ピンクにグレーの配色が気に入っています。えんじの地色のトレイは、娘に「血のようだ」と言われてしまいました
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革をそぐ(削ぐ)

2007-07-12 13:29:28 | レザークラフト
 レザークラフトに使うのは生身の皮ではなく加工された革です。今、ミシン縫いするために、革を削いでいます。野菜の皮むきに似た道具で、縫い代部分の革を少しずつ少しずつ薄く削り取っていくのです。穴を開けないように、布のように薄く均一に削ぐのは、なかなか根気のいる作業です。けれどわたしはこの作業がきらいではありません。ただひたすら手を動かしていると、革とは思えないふわふわの削りかすができてきます。そういえば、娘が小学生の頃、家庭科の実習でジャガイモの皮ではなく自分の指の皮をむいでしまったことがあったっけ。
 生き物の皮を削ぐと考えたら、革そぎってちょっとこわい。物を作る素材として、お金で買った商品として扱っている革の「命」を思い出させられるからです。命を落として皮を残してくれた牛がいて、その皮を「革」に加工してくれた人がいて、多くの人の手を経てわたしがクラフトを楽しむことができています。時折の革そぎは、感謝の気持ちを思いおこさせる作業なのです。
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孤独なかえる その2

2007-07-10 15:35:40 | 生き物
 ウシガエルは朝も鳴いていました。そうっと覗きに行くと、すばやくチャポン。水の中に姿を隠してしまいました。ん?・・・鳴き声が聞こえる。なんとウシガエルは、1匹ではなかったのです。100メートルほど離れた別のタンクからも聞こえてきます。よく聞いていると、なんだか2匹で呼び交わしているようなのです。あっちで「ぐー ぐー ぐぐぐ」となくと、しばらくしてこちらが「うぉー うぉー」。交互に鳴いて、決していっしょに鳴くことはありません。
 夜、アトリエにこもって作業をしていると、シーンと静まり返った中で2匹の会話はいっそうはっきりします。
 「おーい、どこにいるんだい。ぼくのところへおいでよ。」「きみこそこっちへおいでよ。」「ぼくはいけないよ。きみがおいでよ。」「ぼくもいけないよ」・・・・・決して出会うことのない2匹のカエル。互いの声が聞こえるのはせめてもの幸せなのでしょうか。それともかえって孤独をつのらせるのでしょうか。
 カエルの声を聞きながら、わたしはひたすら革を削いでいます。
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孤独なかえる その1

2007-07-09 22:36:21 | 生き物
 私の家の周辺は柿畑なのですが、柿畑には、水不足に備えてか、そこかしこに水を溜めるタンクが置いてあります。家の近くにあるタンクは、直系1メートルほどの円筒形のコンクリート製で、地上部を7,80cmほど残して土に埋めてあります。そのタンクから、いつのころからか、ウシガエルの声が聞こえるようになりました。
 「ウォー ウォー」という低い声を聞くたびに思うことは、彼(勝手にオスと決めています)はいつ、どこからやってきたのだろう、ということです。声から推測するに、たった1匹に違いありません。以前、知人からもらったメダカを水槽に入れたところたった一晩でいなくなった時があって、そのときタンクのウシガエルを犯人だと思い込んだ記憶があります。それが4年前なので、少なくとも4年以上は生きていると思われます。かえるの寿命ってそんなに長いんだっけ? あの狭いタンクで何を食べて生きてるんだろう。たった一人でさびしくないのかしら。それより何より、生まれはどこなのか。500メートルほど離れた所にある川から、乾いた畑をつっきてやってきたのか? あのタンクにどうやって飛び込んだのか、などなど、疑問はつきません。
 完全に「井の中のかわず」状態の彼は、夏の間中鳴き続けます。
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はじめまして

2007-07-07 22:38:08 | くらし
 はじめまして。
 私の住んでいる所は、田舎です。でも、よくテレビで紹介されるような、自然がいっぱいの、生活不便そうな所とはちがいます。少し車で走ればコンビニもあり、温泉もあり、けっこうにぎやかなところもあって・・・でも町ともいえない、中途半端な田舎です。
 今まで、仕事で朝家を出て夜帰ってくる生活をしていて気がつかなかったのですが、退職して一日中家で過ごしていると、日がな一日、家のすぐ近くでうぐいすやキジバト(山鳩)が鳴いています。このあいだは庭のほうで変な声が聞こえるのでそっと窓からのぞいてみたら、なんと庭石の上にきじがいました。やっぱり田舎だぁ。
 のどかな生活の中で改めて発見したこと、趣味のレザークラフトのことなどを紹介していきたいと思います。どうぞよろしく。
 
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