あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

セミのから

2007-07-31 01:41:28 | 生き物
 朝、草引きをしていて、葉っぱの上にセミの抜け殻を見つけました。これはニイニイゼミです。へくそかずらの葉の上で羽化したようです。
 下の娘が小学校2年生の時、夏休みの宿題でセミの抜け殻を集めて統計を取ったことがあるのですが、ニイニイゼミはかなり低い場所で羽化します。それにしてもこれはかなり低い位置。地面から10㎝も離れていませんから。雨の日だと葉っぱの陰など雨の当たりにくい場所で羽化しますから(これも研究の結果わかったこと)これは晴れた日に羽化したのでしょう。
 ところで、なぜニイニイゼミの殻は泥だらけなんでしょうか。アブラゼミやクマゼミ、ツクツクホウシなどはみな、つやつやの油でも塗ったような殻なのですが。その油で揚げたようなセミの殻を毎朝袋いっぱい集めてきて「唐揚げにして!」と見せに来るのが娘たちの夏休みの日課のようになっていました。そのころは我が家の前はみかん畑で、そんなにもたくさんのセミがいたのです。今はみかんの木も切られ草ぼうぼうの空き地で、空から降り注ぐようなセミの声も少なくなってしまいました。でも、我が家の庭の下でセミは生きていたんだね、そう思ったらなんだかうれしくなりました。
コメント
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