あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

ワイルドストロベリーって?

2007-07-24 15:52:31 | 植物
 去年の秋、ワイルドストロベリーの苗だというのでもらってきたイチゴに花が咲きました。どうみてもこれはへびいちご。実になってもへびいちご。子どもの頃は野生の木の実や野いちごはおやつ代わりに食べていましたが、「へび」という名前のせいか決して食べてみようとは思わなかったいちごです。
 教員時代、子どもたちと登山をした帰り道で、桑の実やら木イチゴやらを見つけて食べながら帰ったことがあります。田舎の子でも今の子は野生の植物を食べるという意識が全くありません。でも、本当に食べられるとわかったら大喜びで、我先にと採るようになりました。くたびれはてたおばさん先生を置き去りにして行ってしまった子どもたちは、数10メートル先で待っていてくれました。「ここにいっぱいありますよ。」目をきらきらさせて指さした先には、なんとへびいちごが・・・「ええっ?! 食べたの?これ。」脳裏にちらっと保護者のお怒りの顔が。でも、ヘビイチゴは無毒のはず。食べてしまったものはしかたない。「それで、どんな味だった?」と聞くと、「あじはありませんっ。」ときっぱり。・・・どうやら無味無臭だったようです。
 で、ヘビイチゴがワイルドストロベリー?そんなはずはないよね。でもかわいいからそのままおいとこうか。とプランターに放置されているのがこの写真なんですが、2,3日前の新聞記事でワイルドストロベリーは、別名「えぞへびいちご」だと言うことを知りました。なんだ、どうりでよく似ているはずです。やっぱりうちのはへびいちご。花が黄色だし、実も小粒です。でも「えぞへびいちご」が食べられるのならへびいちごも食べられるはず。子どもたちもおなかもこわさず無事だったし。というわけで、ついに生まれて初めてへびいちごを食べてみました!
 ほんのちょっぴり酸味があるだけで匂いもなし。「あじはありませんっ」と元気よく答えた子どもたちを懐かしく思い出したのでした。
コメント
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