ガーデン巡り1 六花の森

言うまでもなく、北海道の有名な菓子メーカー「六花亭」が経営する庭。
駐車場から入場口までがはやくも森の雰囲気でした。

私たちが歩いたのは地図上の、庭をぐるっと回る大きな道です。
バスの中であらかじめ聞いていました。今ハマナスが見頃だと。
一面ハマナス


今でこそ園芸店でも売られていますが、南国に住むわたしには憧れの花でしたね。
この色鮮やかさは、うちの方では見られません。


ここへ来てわたしのテンション急上昇
ステキ〜


川の両側に石積みも、コンクリートもないんですよ。うちの方じゃありえない。よく見ると、川底には石が敷き詰められていますから、人工的に流れを作ってあるのだろうと思いました。
森と草原と小川。不意に、赤毛のアンが結婚してすぐに住んだ小さな家を思い出しました。(モンゴメリ作赤毛のアンシリーズ6 アンの夢の家)
たしか、庭の片隅には小川が流れていたのでした。
橋を渡ってこの後、小川の左側の森の道を行きます。
ここの植物が意図的に植えられたのかどうかわかりませんが、見る限り、野草だけの自然の小川。
ミソハギ? ヤナギラン?

森の中には趣のある小屋が点在していました。
これは確かドネーター作品館だったと思います。六花亭の有名な包装紙をデザインした坂本直行氏の作品を集めた小さな美術館です。

他に記念館、デッサン館、花柄包装紙館、児童詩集「サイロ」の表紙館など、坂本直行氏ゆかりの作品展示館が独立した建物となって散らばっていました。

他に記念館、デッサン館、花柄包装紙館、児童詩集「サイロ」の表紙館など、坂本直行氏ゆかりの作品展示館が独立した建物となって散らばっていました。
小川はだんだん広くなり

ついに池になりました。この近くに、自噴する水源がありました。

手前に写っているのはエゾアジサイです。

このアジサイとハマナスだけが人の手で植栽されたと思える花でした。とは言ってももともと自生している植物ですから、森の雰囲気とピッタリ。
実は、このアジサイ、ここまでの道端にたくさん咲いていました。わたしは、ああ、ヤマアジサイを植えているのか、とろくに写真も撮らずに通り過ぎたんですね。後から聞くと、エゾアジサイだと言う…あららしまった、うちの方のアジサイとは違っていたんですね。
その他はもともとそこにあったのか、あえて野の花だけを植えたのかわからないほどにさりげなく存在していました。
例えば
ヒヨドリバナっぽいけど、近くで見られませんので確かなことはわかりません。

これはヤマハハコかな?たつた一輪

ササの葉の上にドロノキの、綿毛

至る所にありましたが、どの木から飛んできたのかはわからずじまい。
地味な森でピンクは目立ちます。遠すぎて見当もつかない。

ササの間から顔を覗かせていたのは?

ササの間から顔を覗かせていたのは?
ミヤマハコベ?ウシハコベ?花柄が長いのが気になって同定できず。

エンレイソウはすでに実ができていました。これも正確に言えば、なんとかエンレイソウつていうのでしようが

カワラナデシコが咲き乱れて

見た目、なかなかたくましいのです。うちの方のとはなんか違う気がする。
大きなキンボウゲ?




大きなウツボグサ?

ヒルガオ

でっかいイタドリ。

キツネノマゴかと思ったのですが、北海道にキツネノマゴはないらしい。

シソ科ということはわかりましたが…

と言うわけで、よく似た植物のだとは思ったものの、絶対これだと言う確証のない草花ばかりでした。
義妹と二人
あーでもない、こーでもないと悩んでいましたが(それもまた、楽しくて)
しまいに、
「何でもとりあえずエゾをつけておいたらいいんじゃない?」
「そうだね。それか、オオ(大)とかね」
北海道の皆様、いい加減に命名してごめんなさい。
ガイドさんは植物にも詳しくで何を聞いてもすぐ答えてくれたのですが、私たちこんな調子で歩くものだから、ガイドさんから離れてしまったのです。
その代わり、さっさと行った人は誰も見つけなかったと思う、こんなものも見つけました。
キアゲハの幼虫。

カゲロウ

これも日頃見慣れたのより大きい気がしたのですが…

カゲロウ

これも日頃見慣れたのより大きい気がしたのですが…
謎のガ


最後に売店兼カフェに入りました。
もう、ねぇー
別の意味でまたまたテンション爆上がり。なぜなら、
十勝六花と呼ばれる花々を描いたパッケージが


お店に溢れていたからです。空港には売ってないというお菓子もあり、ここでしか食べられない、焼きたてバターサンドもあり、文房具も、おもちゃも、ポテトチップスさえも花柄で、心は完全にお買い物モード。まだ旅の初っ端ですよ。
結局
焼きたてバターサンドを頬張り(おいしかったー)買い物袋いっぱいの荷物を持ってバスに乗り込んだのでした。
続く