海の水に淡水が染み出る今治城の堀
小さなカニがたくさんいました。
このカニたち、犬走の土に穴を掘ってもぐっていました。
と、先生が海の中から小さな黒い塊を救い上げました。
見る見る角が生えて尻尾が開いて
ウミウシでした。クロシタナシウミウシ
ウミウシでした。クロシタナシウミウシ
一緒に行った仲間たち、いっせいに
かわいい~
これ、かわいいと言えるか? 私の友人、知り合いたちはみんなかわいいというのです。
尺取虫を見て かわいい~
ウミウシを見て かわいい~
ビロードスズメの蛇のような幼虫さえ 目がかわいい~
そこへ潜水服を着た人たちがやってきました。ちゃんと許可を得てカギを借りてきたということです。ここの堀はもぐることも可能です。捕まえた生き物を堀に帰しに来た、ということで、見せてくれました。
写真にないものもありますが、
アカニシガイ タイラガイ アサリ 下のほうにウニ
アサリはほかのところより大きめ
ワタリガニ↑ イシガニ ↓ どちらも魚屋さんで売っています。
ナマコ
フレリトゲアメフラシ
水に入れると
なんといろいろな生き物がいるのでしょう。ただ、先生は、観察や調査のために捕まえたものは写真をとったらすぐその場所に帰すべきだと言われました。ここまで連れてくる間に弱っているものがいたからです。ワタリガニはさかさまのまままっすぐ沈んでいきました。
なおも先へ行くうちに一行は主に植物の生えている石垣を見る者と、ひたすら海の中をのぞく者と、半々に両方を見る者とに分かれてきました。わたしはなおもウマノスズクサに未練があったので石垣組。なので海の生き物は、ほかの人が見つけたものを見せてもらうだけでしたがー
イソギンチャク
触手をひっこめるとシルクハットみたい
草履みたいなヒザラガイ
わかりにくいですけど
ホヤ
珍しい、泳ぐウミウシ 観察箱に入れて写真撮影。
海に帰すとゆらゆらと泳いでいきました。
そして
アカニシガイが産卵中
白いコイル状のものが卵だそうです。
磯遊びで見られるような生き物が堀の石垣で見られました。
残念ながらメダカは見られませんでした。堀の水は汚くはないけどちょっと濁っていました。ごみも散見されました。ここへ来た人が捨てたの? ここへ来る人は限定されており名前も届け出ているわけですから、ごみを捨てる? 海とつながっている堀なので海から流れ着いたとも考えられます。
お城へのお礼代わりに拾って帰りました。