あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

探検 志河川ダム

2022-07-28 12:14:39 | ダム巡り
 夏休みです。毎年のことながら孫たちをゲーム付けにしないために頭を悩ませます。
 ウマオは今ダムがマイブーム。近場でも、何度も行ったところでも、何回でも同じダムへ行きたいらしいのです。ただし、お兄ちゃんはダムヘはつきあってくれません。彼は彼なりに忙しいらしいので、私は運転手兼お守り役としてウマオに付き合っています。この夏休み、探検シリーズとして連載ができそうです。
 すでに夏休み初日に朝倉ダムに行ってきましたが、その時はブログに書く気もなく写真もわずか。資料不足で記事にできません。いずれまた行くことになると思うのでそのときに。

 お兄ちゃんが遊びに出かけ暇なウマオ、志河川ダムか、黒瀬ダムに行きたいといいます。そこで、何度も行ったことがありますが志河川ダムに行くことにしました。
 
 
 重力コンクリート式、灌漑用ダム。多分県内で一番新しいダムだと思います。
 「ばあちゃん、四国のダムは灌漑用が多いんよ。」「ふう~ん」まあそうでしょうね。特に愛媛、香川は雨が少ないもの。要するに機能性の高いため池か・・・私はさほど興味はないのです。ただ、ダムは必ず山の中にあるし、ローカルなダムに人はいないし、コロナ禍の夏休みにはちょうどいいお出かけ場所だと思います。 平地にはない植物もありますし。
 
 「ばあちゃん、下に秘密のトンネルがあるんよ、行こう。」
 ダムの上、何とかという道を通って下のふれあい広場まで下りました。そこに車を止めてさらに歩いて下っていくと
 
 
 ほら!
 
 すごいところがありました。

 奥に扉があるのですがそこは入れないようになっていて、手前にベンチと看板が。ベンチを乗り越えて近づいてみました。この丸いとびら、来る時にもありました。

 
 その看板によると、志河川ダムの建設にあたって事前に付近に生息するコウモリ類(益獣)の調査を行い、その結果愛媛県では1969年以来確認されてなかったヒナコウモリが37年ぶりに確認されたほか合計5種のコウモリが確認されたそうです。そして、コウモリ類を保護するため、ダム建設に使った仮排水トンネルを完成後もつぶさず、コウモリ類の生息場として利用しているそうなのです。
 西条自然学校の活動として聞いていた生物調査ってこういうことだったんですね。
 
 地図左、斜め上に走るトンネル
 

 
 ここからふれあいひろばに戻って
「小さい橋があるんよ。行こう。」
 ほんとによく知っていること。
 地図でいうと語らい広場にわたる橋のようです。その橋の上からダムを眺めました。
 
 少量の水が放流されていました。
 手前の細長いプールは「副ダム」だそうです。 

 
 排水は何段階にも分かれて調節されているみたいです。
 しばらく水紋の美しさに見とれていました。




 橋をわたるとそこは語らい広場。そこで私の目は右側の高い壁にくぎ付けになりました。
 この植物ー



 
 もしかして、道路わきにあったこのフウトウカズラ?
 
 上の道にあるフウトウカズラにはまばらに実がついていましたが、こちらの崖には見当たりませんでした。これがフウトウカズラなのか今後も目が離せません。

 
 それからこの間勉強したばかりのヤブマオ

 
 左下のほうにはカラムシ

 
 そして多分、コアカソも。(色の違う小さいの)
 
 
 こうやって茂っていると違いがよく分かります。ヤブマオの重鋸歯という葉の作りもはっきりとみられました。
 多分タラの木だと思いますが、花が咲いていました。
 
 
 植栽されたアジサイは秋色。私個人の意見としては、無理に園芸植物を植栽しなくても・・・と思いますけど。
 
 
 そのアジサイの葉に
 
 ジャコウアゲハに似ている!
 けどこれは多分アゲハもどきというガですね。
 
 
 触角が櫛型です(蝶は棍棒型)
 
 


 
 
 大きさも、以前一度だけ見たことのあるジャコウアゲハよりは小さかったです。
 
 私がダムに背を向けて草ばかり見ているものだから、ウマオが声をかけてきました。
「ばあちゃん、ダムよりも草のほうに興味があるん?」
 そうそう、
 
 やってきたウマオはすぐにこのガを発見
 




 黄色と黒のくっきりした模様がよく目立ちます。後で調べてみると「キンモンガ」ようでした。
 
 ウマオはダムを、わたしは山間の植物や生き物を見ることができて大満足。帰りに2人ともが欲しかったアイスを買って帰りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コメント (6)
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