あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

 ビロードスズメ羽化

2022-07-25 23:23:00 | 生き物
 7月24日、ビロードスズメが無事羽化しました。
 


 
 実は羽化したのはこれが最初ではなく、1匹目は3日も前に羽化、どこかへ行ってしまいました。わたし、さなぎが羽化するにはもっと日にちがかかると思い、しばらく網をかぶせてなかったのです。他のガが2週間ほどで羽化すると知ってあわてて覗いたときは・・・・
 
 
 背中の割れた抜け殻が残っているだけ。
 もう1匹がさなぎであるのを確認して急いでざるをかぶせました。 こうして念願のビロードスズメと対面したわけです。
 初めて見るビロードスズメガ。なんて美しい。目の詰んだ高級なじゅうたんを見るようです。手触りまでも想像できます。
 

 ここで今までの写真とダブるところはありますが成長をまとめておきたいと思います。
 

 今回羽化した子は、幼虫時代、植木鉢の縁近くにいました。

  7月1日
 
 動かなくなってからはずっと落ち葉をかぶせていましたから、前蛹時代は見ていません。
 
 先に羽化した、中央の瓶付近にいた子はさなぎになりかけでした。
 7月2日
 
 7月4日


 そして柔らかそうなさなぎになって7月5日
 
 
  色が黒くなって固そうになりました。そして多分7月19日か20日に羽化。
 
 一方遅れてさなぎになった子は
 7月21日、いよいよ羽化かと思われました。

 
 そして7月24日、無事に羽化できたというわけです。あえて「羽化できた」という表現をしたわけは・・・
 幼虫は4匹いたはずなのですが、2匹はどうしても見つかりませんでした。どこかへ行ったのか食べられたのか。自然界で無事に大人になれるのは半分にも満たないのだなあと思うのです。
 
 抜け殻を取り出してみると中から水がこぼれました。
 羽化するときに体液を出すみたいです。
 
 電話で知らせておいたので、娘がやってきました。いとも簡単に指にとまらせ、さあ、撮影会を開きましょう。
 
 逃げません。



 こんな背景どうかしら。

 
 森の中へ飛び立とうとするビロードスズメ。かっこいい。
 実際はしっかりと指にしがみついています。
 
 今度はマキの葉っぱにとまらせて
 
 
 おなかの裏はあの蛇のような模様の片鱗が見えます。
 
 今度は横から
 
 夏だというのに完全に冬装備ですね。
 
 ついでにドアップで。
 
 


 
 このマキの木の下にユキモチソウが植えてあります。
「こいつをリリースしたらまたユキモチソウをかじられるよ。」娘がちょっぴり意地悪く言いました。
それは勘弁願いたい。5株あったテンナンショウ属の葉っぱは、茎の元まで食べられて新たな芽が出る気配はありません。たった1枚。ユキモチソウの実をつけた茎と葉だけが残っています。何とかしてここから種を採りたい、でないとこのまま消滅するかもしれません。
 一向に動く気配のないビロードスズメを、マキの葉っぱごと隣の畑に連れて行き、ノブドウにとまらせておきました。
 
 夕方見に行きましたら、どこかへ行ってしまったようです。餌になる草なんていっぱいあるんだから、人間に迷惑かけるんじゃないよ(と、私は言いたい)
 
 そうそう、先日見つけたブドウスズメ、小さいのは寄生バチにやられて死にましたが、大きいのはさなぎになりかけています。
 
 
コメント (4)
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