次の検査まで1週間、おとなしくしていましたよ。
わたしの頸椎は1箇所ゆがんでいるそうで、少し根を詰めると痛み出します。10年前、個展を開くため3ヶ月ばかりうつむいて作業をしていたら首が回らなくなりました。(くわしくはこちら)以来、首の痛みは疲れのバロメーターみたいになっています。けど、こんなに肩から首から、のどの奥から奥歯から耳まで痛くなったのは初めて。去年の秋からこっち、疲れをためている上に最近の細かい作業と畑仕事を続けた結果であろうと自己判断しました。
そして,病院へ行って考えたのですが、新型コロナ感染リスクの高い行動は控えること。知らず知らずのうちにウィルスを持ち込まないためにです。
何度もカメラをのんだことのある友人がいて、今は麻酔をしている間に検査ができる病院に行っているそうです。
「寝ている間に検査が済んでいるから楽ちんよ。」
そんなにつらいのか・・・・そういえば夫も胃カメラで検査中、あまりにもつらくてリタイアしたそうだし・・・
次の週、エントランスのお花はかごいっぱいのアネモネに変わっていました。
時間通り検査室に行ったら、先客がいました。受付に張り紙があって,一人検査が終わったらすべての消毒をするために予約時刻よりお待たせしています、とのこと。40分以上待ってやっと検査室の中の待機室に入りました。そして問診票に書いたことをもう一度確認してー
「8年前にも検査を受けていますね。そのときに気分が悪くなったりしたことないですか?」
ええ!?
なんか、初めてではないような気がしてたけど、2回目だったとは。そのときの記憶がすっかり飛んでいます。
覚えてないと言うことはあまりつらくはなかったということね。と都合よく解釈して、
胃を洗浄する薬を飲んで
鼻に麻酔スプレー
のどにもスプレー(だったかな?) 記憶が怪しい。
カメラと同じ太さの柔らかい棒を鼻に突っ込んで、「ああ、通りますね。」
驚いたことに右の鼻の穴からは通らなくて、左の穴は通りました。友人は鼻の穴が小さくて、のどから飲まなければいけないんですって。それがつらいんだと。
のどの麻酔が効くまで少し待ってからいよいよ検査です。
ここでやっと予定時間が遅れるわけを納得しました。普通なら前の人が検査中に、次の人がこちらで上記の準備をして待機し、検査が終わったらすぐ次の人を検査できるようになっているのですが、今は感染予防のために一人の人が終わったら、待機室を含めてすべて消毒をしてから次の人を入れるのでその分時間がかかるのです。
感染者0が続く我が市でさえ、医療関係者は今まで以上に忙しくなっていたんですね。
ベッドに横たわると、モニターの真横に顔が来るところまでベッドが上がりました。
あとは少々の違和感や気持ち悪さを感じながらもスムーズにカメラが映し出す自分の胃の中を見つめていました。
わたしは内視鏡や腹部超音波など、検査中の自分の体を見るのが大好き。骨のレントゲン写真ですら、まじまじと見ます。寝ているうちに検査を済ますなんてとんでもない。
きれい~
胃にも年齢が現れるかどうかはわかりませんが、胃の中は、外見よりもずっと若々しく見えました。
というわけでさほどつらい思いもせず、検査を終えました。最後に先生からもう一度画像をみながらの説明がありました。
「どこも悪いところは見られないようです。よかったですね。安心してください。」
そして、今飲んでいる骨粗鬆症予防のための薬が胃に影響しているかもしれない、と言われました。「調子が悪いようだったらそちら(整形外科)で胃薬もだしてもらってください。」 最後に、ちょっと遠慮がちに
「できたらもうちょっとダイエットした方が・・・・ お腹の肉が胃を圧迫して気分が悪くなることもあるので。」
あちゃ、ぽっこりお腹をしっかり見破られていました。
整形外科でこのことを伝えると
「なかに胃の調子が悪くなる人がいるねえ。」
ああ、それを早く言ってよ。いや言われてたけど忘れただけなのか? わたしはここ2,3年ずっと胃の不調を感じていたから胃のレントゲン検診も必ず受けていたのに、いつも異常なしだったのです。
薬剤師さんからは、少し続けて飲むほうが効き目があると思いますから、がんばって飲んでくださいね、とのお言葉。
そしてポチの散歩コースを少し長くして、一日トータルで5000歩は歩こうと決心しました。
目標は低い。
以上、わたしの不調の顛末でした。ここまで長々とお読みくださってありがとうございました。
さいごに、散歩の時刻に見た西の空の写真を
2月18日
3月3日
3月9日
ほぼ同じ方角に筋のような雲が見られましたが、これってどうなんでしょうねえ。去年の今頃までは飛行機雲がいくつも出ていた方角のようにも思いますが。今は飛行機雲もあまり見かけなくなりました。